2010年03月11日
むずかしいカワウソ

どうもよくわかんないのだけど、カワウソって「かわいい」んだろうか?
かわいい、という形容詞自体、定義が広範かつ曖昧で、しかも人によって定義域が違っていたりする。そんなものを持ち出して真偽を考えること自体、意味ないことは承知の上なのだけど、前からずっと気になっているのだ。

かわいくない、と言っているのではない。もちろんかわいいと思う。でも「かわいい」の本体からはみ出す部分の魅力がかなり大きくて、しばしば「かわいい」の本体が霞んでしまうことすらある、ということを言ってみたかった。なんだそりゃ。
突然ですが、ビールにはじめてホップで苦味をつけた人は偉いなあ、と思う。苦くないビールなんて、考えてみれば程度よく腐った麦汁のようなものであって、それはきっと味としてはあまりおいしくないと思う。もしおいしいのなら、そういうビールが存在するはずだが、今まで飲んだことないぞ。
カワウソって、ビールのホップに相当する部分の割合が大きい動物のような気がする。

んー、そういう問題ではないな。とにかく、どうしてこれほどまでに、わたしはカワウソが気になるのか。
容貌や生態や仕草といった要素をいちいち挙げずに、全体から感じる印象だけで何とか考えてみたいのだけど。考えられるひとつは、両義性なのかなと思う。
愛らしいけど、どこかうさんくさいところがある。手足が短くて一見どんくさいようだけど、動きはスピーディで体は流線型っぽくて、よく見るとかっこいい。
カワウソは、そういうった対立する傾向を兼ね備えている。そしてそこに大きな問題がある。それを写真で伝えることは、結構むずかしいのだ。

今回、カワウソ本を作るにあたって、写真の選択を編集者さんにお任せしてしまった。自分で選ぶと、「かわいい」からはみ出した部分だけを重点的に選ぶ恐れがあり、マニアックであまり売れ行きの芳しくない本が出来てしまうからだ。それは森林資源の無駄遣いである。
中心を外したり、裏の目に張ったり、というのをずっとやってきた関係上、そういうズラしみたいなものが染みついている自分であった。いいかげんそういうのはやめよう、人生の後半はスカさないで真っ直ぐに投げよう、なんて考えるけどそうそう自分でできるもんじゃない。なぜなら真っ直ぐ投げる方法を忘れてしまっていたから(笑)。というわけで、セレクションはぜんぶお任せ。すいませんでした>編集者さま

「かわいいとかかわいくないとか、こっちには関係ねえんだよ」
2010年03月06日
ニジマス・カワウソ

メインディッシュはおっきなニジマス。丸ごと1匹、頭までたいらげました。
市川市動植物園からビッグニュースが飛び込んできたのは水曜のこと。実は今カワウソの本を作ってるのですが、その中でカワウソ動物園・水族館の紹介も書かせてもらってます。その内容について、編集者さんが各園館に確認を取ってくれていたんですよ。なにしろわたしの紹介文は粗雑なもので、あちこちから書き直せ指令が返ってきます(どうもすいません)。その中で、市川だけがなぜか返事が遅れてました。
市川には前にコツメのペアとカナダのペアがいたけど、今は一匹だけで残念、お家再興を期待、とかいうような身も蓋もない内容だったので、こりゃ怒られるのかなと思ってびくびくしてたら何と、近日中にカワウソが3頭、増えるので、それを反映させてほしいというお返事が来たんです。わーお、すげえ。

こちらが現在、市川でひとりがんばっているムツキくん。きりっとしてて、なかなかいい顔してるでしょ。大阪出身なので、オットコマエやなあ!です。

コツメの例にたがわず、あおむけで石をもてあそびます。石3個に枝1本載せてます。そりゃ欲張りすぎだよー。

趣味:石あつめ・・・
ありゃ、おちんちんと臭腺がバッチリ見えちゃってます。失礼しました。

男を磨く日々です。
去年9月の展示開始直後は、なかなか出てこなくてほんとに撮影に苦労しましたが、最近ではだいぶ慣れたそうです。昨日もボードウォークの先端まで出てきて、お客さんに愛嬌を振りまいていました。

ところでムツキくんの配偶者は、何と札幌のサンピアザ水族館から来るのだそうです。待ち遠しいですね。
これだけであれば、まあ単なるうれしいニュースですが、それがビッグなのは他でもありません。何と何と、カナダカワウソも復活するらしいのですね。
現在、カナダカワウソ舎には鯉が泳いでおり、プレートには「コイ」と書いてあって、お客さんに突っ込まれまくっているのですが、ついにカナダがリターンですよ。うれしいなあ。がんばれ市川〜!今年はガンガン撮影に行くよ。
2010年03月05日
千葉カワウソの日常

毎度おなじみ千葉市動物公園のコツメファミリー。みんな元気に飛び回ってます。
お子たちのうち2匹はすごい「タラコくちびる」で、将来どうしたものかと心配していたのですが、体毛が濃くなるにつれてあまり目立たなくなってきました。水に濡れるとバレるけどね。
お子たちが順調に育っている証拠ってわけでもありませんが、近ごろは手というか指を使う活動をさかんにやっています。
たとえば、このようにあおむけになり、両手を使って石を交互ににぎったりする。

でもまだあまり上手ではないので、結局のところ何をやりたいのかよくわかりません。

直立してやるとジャグリングになるわけですが、さすがにそれは無理ってもんでしょう。タラコくちびるがバッチリ見えちゃってるけど、いいのか? ナイスタラコ!
感極まって石に刃向かう、短気なお子もいます。

いいかげんにしないと歯が折れるよ。
世界にはカワウソのショーをやっている動物園・水族館もありますが、海獣たちのように複雑な芸をしたりすることはありません。これは別にカワウソがバカだ、ということではないと思っています。おそらくカワウソは、好奇心が旺盛すぎて、次から次へと興味の対象が移動するのではないでしょうか。落ち着いてひとつの連続した行動を完遂することなど、つまらんことだ思っているのかもしれません。本当のところはどうなのか、カワウソに聞いてみないとわかりません。

そんなことをやっているとお昼になります。千葉市動物公園では、午後1時ごろに天からドジョウが降ってくることになっているので、ピャーとかミ゛ーとか鳴いて、飼育員さんの出現を待ちます。千葉ズーのゴールデンタイム、と言えるでしょう。

誰?たそがれているのは。
2010年03月01日
デスクトップ・カワウソ

熊谷さとしさん作のフィギュアです。ユーラシアカワウソだよ。熊谷さんのブログで製作中の姿を見てひとめぼれ。昨日、井の頭自然文化園で行われたカワウソ講演会で、無事に買うことがでました。

この首のあたりのカーブ、腰からしっぽにかけてのくねり具合とボリューム感。スタンディング時の前足の「置き所のない」感じ。すばらしくカワウソです。

わたしの机の上にはいろんなカワウソがころがってますが、昨日から、この熊谷さんのがもうダントツで1位になってます。容貌こそ再現されていませんが、先日急逝した富山のスイミーのイメージも、元になっているらしいです。ニホンカワウソとスイミー、熊谷さんのいろんな思いが込められているフィギュアなんですねえ、これ。
ところで、その昨日のカワウソ講演会「ニホンカワウソに学ぶ」ですが、わたしにはとても充実したものでした。
「ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学」の著者、安藤元一さんのレクチャーは、ニホンカワウソ総論というべき内容で、古代からの人との関係を考えないと理解できない、日本におけるカワウソの位置をわかりやすく解き明かしてくださいました。ご著書の内容が主でしたが、生で直接お聞きすることにより、自分の中でニホンカワウソ原論としてしっかり定着しましたね。
続いて韓国カワウソ研究所(KORC)の所長、Han Sung-yongさんのレクチャー。これは驚きの連発でした。安藤先生の本で、韓国におけるカワウソ保護活動については知ってましたが、リアルな活動のプレゼンテーションは迫力が違います。特にすごい話は「DMZ Otter Project」で、これは軍事境界線の南北に設定されているDMZ(非武装地帯)を自由に行き来するカワウソを、南北の研究者が協同で調査するプロジェクト。
いきなりディテールになって申し訳ないのだけど、下のGoogleMapの写真を見てください。下の橋をDMZ南端が通っていて、上の細い橋みたいのは、川を横断して設けられたスクリーン。まあ檻ですね。川の中も人間が通れないような(もちろん陸上部はガチガチの鉄条網)。でもそのスクリーンはピッチが粗くて、カワウソは通れるんだそうです。ここを通って、カワウソは南北を行き来している、と。わーお! 川に沿って移動する習性のある、カワウソならではの行動なわけです。
大きな地図で見る
それを南北で協力して研究したらしいのですよ。南で発信機をつけたカワウソがDMZを抜けて北でトラッキングされたりとか、そういう感じでしょうか。DMZは今でも地雷だらけなので、基本的に調査はボートからだったそうです。もちろん軍が協力しないとここへは民間人は入れないので、それを実現させるためにはいったいどれだけの努力があったのやら。想像を絶します。
で、ゆくゆくはDMZを国立公園にして、カワウソやジャコウジカなんかを保護しましょうという、かなり大きな話に。それに向けて国の予算が付いたのだそうです。すごい。拍手。
カワウソって人間に近い位置で暮らす動物なので、カワウソを見ていくと、文化や環境はもちろん、政治や行政、国際問題までいろいろからまってくるのですな。硬直した人間の営為に穴を空けて動き回るDMZカワウソの姿は、痛快ですらあります。
2010年02月26日
半年カワウソ

千葉市動物公園の子コツメカワウソたちも、もう生まれて半年である。
千葉は遠くてしょっちゅう行けるものではないが、月に1度は顔を見に行っている。ご覧のとおり容貌ももうすっかりおとなで、大きさも親とそれほど違わないほどに育っている。だんごになってたりすると、どれが親で子か、もう瞬時に見分けられない。初めてみるお客さんはなどは「どれが赤ちゃん?」などと不思議そうな顔をしている。「赤ちゃんが生まれました」という説明板がまだ残されているためだ。

木の芽が食べたいのだろうか。これは親のどっちかだと思う。子カワウソはまだ胴の長さが足らないので、ここまでの高さにスタンディングできないからだ(たぶん、ね)。
実のところ、コツメカワウソは撮影しているとき、今どの個体を撮っているかなど、よくわからないのだ。帰ってモニタで見て初めてわかる。それほど小さくて、すばしっこい。
さらに、毛が濡れていないと鼻の回りの特徴がはっきりしない(乾くとまるで別人だ)。横顔だと区別がつかない、などなど。目視観察での個体識別は結構むずかしいのではないだろうか。

半年で見た目はおとな。もう半年〜1年もすれば性成熟。カワウソの人生は早いのだ。かなりせっせと撮影に通わないと、あっという間に通り過ぎていってしまう。かみね動物園のダイキチには再会できなかったし、富山ファミリーパークのスイミーには会えなかった。いろいろと悔いが残るのである。
2010年02月10日
ふわほわカワウソ

カワウソ戦隊コツメファイブ!
・・・というか毎度おなじみ、千葉市動物公園のコツメファミリーです。
よく、「カワウソってぬるぬるしてそう」などと言われて困ってしまいます。
カワウソはウナギイヌとは違うんですよ。撥水性に優れた高級な毛皮を着ています。表面は濡れネズミみたいにぺったんこになってても、中はしっかり乾いてる。もっともその高級毛皮があだとなり、人間に狙われ乱獲され、数を減らしてしまったわけです。
昨日、BS朝日でやってるBBCの『地球伝説』で、「カワウソたちの物語〜イギリスの田園を訪ねて〜」というナイスな番組をやってました。野生のカワウソはなかなか撮影が難しく、撮影できてもほとんどが濡れた状態ばかり。だからぬるぬるなんじゃない?と、あらぬ誤解を受けてしまうのか。
しかし、そこのところはさすがBBC、ちゃんとやることやって誤解を解いてくれた。カメラを巣穴に仕掛けて、くつろぐカワウソファミリーの姿をこっそりとらえていたんです。巣穴でくつろぐカワウソの毛皮は、しっかり乾いてました。カワウソは体が濡れた状態がキライ、というのは本当だった。
というわけで、今回は動物園の「乾いた」カワウソをお見せします。ふわほわ毛皮の特集。

日立市かみね動物園のお子(アヤメかアンズのどっちか?未確認)です。去年の6月生まれで、撮影は9月。生後4か月だと毛皮はまだ薄く、乾いていればこんなふわほわですが、濡れると大変に情けなくなりますので見せません。

同じお子です。手を噛まれてますが、カワウソ界では日常茶飯事。よくやるじゃれの一種。
実はかみねのコツメファミリー、11月にお父さんと長男がたてつづけに死んじゃったそうです。とても残念です。5匹でいるところをもう一度撮りたかった。母子家庭の3匹で、元気にやっておるでしょうか。
続いてまた千葉を。

お子だけ3匹で集まりはじめました。どうなるのでしょうか。

うわ。何と親までいっしょになって、合計5匹で団子になってしまった。この中に埋まってみたいと思うのはわたしだけではあるまい。
で、団子になった状態でこっちを向くと、最初の写真のようになるわけです。
2010年02月06日
三色カワウソ

高知県立のいち動物公園のユーラシアカワウソ、ミンさん。お正月にも登場したので覚えてますよね?
毛が濡れていると色がよくわからんと思うので、乾いている様子を見てみよう。

日本の動物園で見られるユーラシアカワウソってわりと色白で、色調は茶色というより小豆色っぽい。あずきバーアイスの色、あるいはミルクココア色とでも言えばいいのか。ユーラシアカワウソは分布範囲が広く、西ヨーロッパからシベリア、中国、朝鮮半島まで散らばって住んでいるので、地方ごとに色が違うことは十分に考えられる。日本に来ている個体はだいたい中国産らしいのだが、詳細はよく知らない。
ユーラシアに比べると、コツメカワウソは茶色の黄みが強い感じ。これは同じくのいち動物公園所属のメコン。

実はコツメの毛の色って条件によってかなり変わる。太陽の直射光だと赤茶色になるけど、曇っているときはユーラシアに近い感じになる。室内飼育で蛍光灯の下だったりすると、ぐっと黒っぽくなる。同じ個体で色を揃えようと思うと、RAW現像のときに余計な苦労をさせられるのだ。それでがんばって毛の色を無理に合わせても、今度は周囲の色が不自然になっちゃったり。これはホワイトバランスとか色かぶりとかいうような写真側の問題というよりは、単純に毛の色が光線条件によって変わって見える、と考えた方がいいようだ。
さて、ふつうは2種類で終わりだけど、のいち動物公園には3種類目がいるのだ。

ツメナシカワウソのクラ。この写真は濡れている上に直射光も当たっているので、ちょっと色が派手目に出ているが、色調の傾向としてはこのとおり。黒っぽい茶色というかチョコレート色。ヒゲが白くないのが面白い。ツメナシカワウソはアフリカ産で、コツメが二回りほどふくらんで、ぐっとワイルドになったような雰囲気。ちょっとコワいかな。
・・・
さて、のいち動物公園のすごいところは、上の3種類のカワウソが目の前に並び、じっくり比較して観察できるところだ。何と、三つの放飼場は隣り合っているのである。昨年10月の時点で、右からユーラシア、コツメ、ツメナシの順である。それぞれの放飼場はガラスで仕切られており、放射状レイアウトだからコツメの前にいれば3種類のすべてが見渡せる。
実は正面からのわかりやすい写真が撮れてなかった。申し訳ない。そのかわりツメナシ放飼場の横にある水中観察窓から全体を透かして見た写真を出しておきます。

しかし、よくわかんないですなこの写真。いい?手前からツメナシ、その奥がコツメ、さらにその右奥がユーラシア、だ。どうだ、すごいだろ、ってわたしが作ったわけでもないのに自慢したくなる実にゴージャスなカワウソ展示ですね。
カワウソの種類による色の違いって、個体差じゃないのと思っている人はぜひ、高知に行ってこの三色カワウソ放飼場の前に半日、立ってた方がいい。肉眼で、同じ光線条件下で比べると、明確に違いがあることがわかるよ。3種類のカワウソはそれぞれペアで展示されているので、オスメスの色の違いでもないこともわかるはず。しかし今。あらためて思い起こしてみると、このカワウソ展示施設はすごい体験だった。数だけいっぱいいるゴージャスなカワウソ展示は海外にあるけど、3種類比較って、ありそうでないんじゃないか。それとも世界にはこの上があるのというのだろうか?
前回、愛媛のとべ動物園を「ニホンカワウソ動物園」みたいに書いたけど、高知ののいち動物公園は名実ともに「カワウソ動物園」と呼んでもよいのではないか。それというのも、のいちは日本の動物園・水族館にいるカワウソの血統管理を行っているからだ。その血統の台帳(?)をいつか見てみたいと思っている。だってそれ見たら日本中のカワウソの恋愛関係が一目瞭然ってことでしょ。小学校のときに「クラスの中で好きなひとと嫌いなひとを書いて出しなさい」と言われて書いて出したら、先生がクラスの好き嫌い相関図というのを作っていて、もちろん絶対に見せてくれなかったのだけど、きっとその相関図なみにドキドキすることは間違いない。
2010年02月03日
いなくなっちゃったカワウソ

愛媛県のとべ動物園のニホンカワウソ・・・の剥製。
ニホンカワウソは文字通り日本にいるカワウソなんだけど、絶滅しちゃったと言われている。歯切れの悪い書き方をしたのは、まだひっそり生息していると主張している人たちもいるからだ。公式に人の目に触れたのは1979年が最後とされている。


この剥製は昭和37年9月23日に愛媛県南宇和郡で捕獲され、とべ動物園の前身である道後動物園で飼育されていた個体。昭和44年に膀胱結石で死んだとラベルにはある。
とべ動物園でいただいた資料と突き合わせると、この剥製は南宇和郡城辺町大浜で、「砂上で衰弱し歩行不能状態のものを捕獲」されたらしい。道後動物園では松(マツ)と呼ばれて人気ものであったそうな。そういえば松の写真はニホンカワウソの例としてしばしば見ますね。野生個体なのに、人の手から魚をもらって食べていたそうです。
ところで、とべ動物園は、園のシンボルマークが何とニホンカワウソなのである。こんな動物園は他にない。

さらに、移動動物園車というのがあって、その天井にはハリボテのカワウソが乗っているらしい。びっくりだよね。
それだけニホンカワウソに対する強い思いがあるため、かえって四国の主要な動物園の中で生きたカワウソの展示のない、唯一の動物園になってしまっている。純血主義というか、そのポリシーはわからんでもないのだけど。保守的な角界ですら外国人力士があれだけいる中で、今もって筋が通ってるなあと感心はするのだけど。でもやっぱり残念。
わたしのようにわざわざニホンカワウソの剥製を見に来る入場者なんてほとんどいないだろうし、やはり生きたカワウソを見せてこその動物園だろうとは思う。あ、ちなみにニホンカワウソの剥製がいっぱいあるのは新居浜にある愛媛県総合科学博物館だそうです。そっちはそっちで一度行ってみなければ。

まあ、哺乳類なら誰でも最後は骨になる、ということを考えると、じっくり骨格標本を見るのもなかなか面白いものである。

「剥製だからってナメんじゃないわよ」
わざわざマツさんをケースから出して見せていただきました。とべ動物園のスタッフのみなさん、どうもありがとうございました。
2010年02月01日
夫婦ものカワウソ


新屋島水族館のコツメカワウソ、めい(上)とトロ(下)。めいの方が5歳年下で、ピャーピャーうるさくて、どう見てもトロは尻に敷かれている感じ。
この夫婦に限らないんだけど、コツメカワウソのペアは、オスが自分の分のえさをメスに分けてやったりすることがあります。それでいてもっと自分のえさくれ、みたいなアピールをしたりする(笑)。だったらはじめから分けてやるなよと言いたくなる。
なんかそういうツッコミどころ満載の、妙に人間っぽい行動がカワウソの面白さなんでしょうね。
2010年01月24日
おトイレのカワウソ

多摩動物公園のコツメカワウソ、ゴンタくんとカワさんのお子です。10月21日に生まれたよ。
実は出産のわずか5日前にも行ってたのだけど、まーったく気がつきませんでした。動物の妊娠ってほんとわかりにくいぞ。
千葉のお子たちより2か月ほど若いのだけど、おっかなびっくり水にも入ってる。それでずっと見てたら、おお!もう泳げるじゃないか。すごいぞ、きみたち。
何でも千葉と比べるのもよくないとは思うけど、千葉のポンタ&チイコがわりと神経質に子育てしているのに対し、ゴンタ&カワはすごく放任な感じ。なにしろ父親のルックスが対照的で面白い。ポンタは優男だけど、ゴンタは「親方」っぽいオヤジな雰囲気。小林亜星みたいな。だからというわけでもないとは思うが、ゴンタんちは何かと豪快で、こまけえこたあいいんだ的な子育てになっちゃっているのかもしれない。
ところで、わたしはカワウソのおトイレの様子が、とっても好きなのである。
匂い付けの意味もあるらしく、カワウソはうんこもおしっこも決まった場所にするんだけど、ゴンタんちのトイレは、こともあろうに寝室に出入りするドアの真ん前だ。出したものを自分たちで踏んじゃったりすると思うのだけど、そういう細かいことは気にしない。
このようにしっぽを高々と上げて、口も大きく開き「ファイヤー!」という感じで排便する。まずはゴンタが見本を見せているの図。

そんな父ちゃんの様子を、子どもはしっかりと見てますね。
そして、次はお子がマネしてファイヤー!

この完コピっぷり、実に見事だ。
ゴンタオヤジがくんくん内容をチェックしてる。でもそれ、量的に考えるとほとんどが自分のものじゃないのか。いいのか、自分のをくんくんしてて。
この後、お母さんともう一ぴきのお子も、仲よくおんなじ場所に、しておりました。
ほんとは様子をもっと細かく描写したかったのだけど。でもこういう話題って、ディテールを極めると何かスカトロ趣味みたいになってしまいそうで、表現が難しい。で、何となく自主規制ぎみになってしまってる。














