Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一がカワウソのいる動物園と水族館を訪ねます。

使用法にご注意

日テレさん、BNNにおわびのFAXを送ってきたそうな。
気を使っていただいてかえって恐縮です。>日テレ(制作会社かな)の人



『恋する水門』って、使い方に注意しないとはずすなあ。さっき風呂入ってて気がついたのだけど。



工場とかダムとかって、何て言うか、栄養ドリンクみたいな使い方できるじゃないですか。見てて元気出るようなところがある。それに対して水門って、見てて元気が湧いてくるようなものじゃないんだよね。むしろ鎮静剤とか、睡眠導入剤の類に近い。

『恋する水門』について、読者の方がblogなどに書いてくれているのを読ませてもらってるんだけど、疲れているときに開いてまったりする、みたいな使い方をしてくれている例が、確かに多いような気がする。

以前、ある人に指摘されたのが、つげ義春の世界との関連性。わたしはつげ義春さんの作品をあんまり知らないのだけど、何でも水門が出てくる話があって、世界観の近さを感じるのだそうだ。いつか読んでみなければいけないと思っているうちに10年近くたってしまった。河原で石売ったりする(んでしょ?)ような行為と、河原をさまよって水門にカメラを向け続ける行為って、何か近しい空虚さがあるのかもしれない。

誰にもなぜか疲れたときに読みたくなる漫画や写真集ってのがあるでしょ。わたしの場合は、ますむらひろしのアタゴオル系作品がそれに当たるんだけど。



あ、そういや帯にちゃんと注意書きがあるじゃないですか(笑)。『恋する水門』は癒し効果を狙ってお使いください。ダムや工場のように、にぎやかに盛り上がったりはしませんよ。

obi

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]写真作家。1963年生まれ。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

Junichi Sato

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カワウソコーヒーが好き。イギリスの「吾輩は獺である」。

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