Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ぐるぐるの謎、ついに解決!

自分のブログでもっとも多く出てくる擬態語「ぐるぐる」。左の記事検索でぐるぐると入れてみてほしい。いっぱい出るよ、ってそんなヒマなひといないか。いや待て、ぐるぐるって擬態語なのか。オノマトペ、というやつではないのか。

なんだかよくわからない。国語は不得意だ。

全国3千万の水門ファンのみなさん、お元気ですか。わたしは水門のことを忘れてはいません。今カレーに飽きたのと似たような心境なので、今日は巨大重機祭りはお休みにしたい。

で、はい。これ。

090116a

そう、よく覚えてくれてましたね。北海道は石狩川水系、茨戸川の運河水門に4つ付けられたかわいいチャーム。謎のぐるぐる物体だ。

運河水門のぐるぐる

そう。謎の球体が石狩平野の風を受けてぐるぐる回る。4つのうち3つはちゃんと回らないようだったのだけど。

このぐるぐる球体の謎がついに解けたよ。北海道にお住まいの松本喜幸さんと、神保祐一さんから教えていただいたのだ。じつはお二人は、あこがれの水門プロフェッショナル。いえーい。

北海道の水門に付いている部品を北海道の水門プロに教えていただいた、ということはこのぐるぐる球体は北海道限定グッズか、と思いたいのが人情だろう。北海道といったら何といっても球体キャラだ。

まりもっこり

しかし、その期待は無残にも裏切られる。実に世知辛い世の中、というやつである。このぐるぐる球体の産地は大阪だった。まあたしかにマリモはタコ焼きに勝てない、だろうなあ。

090116b

あ〜ら、確かにあのぐるぐる!

この製品は、正しくは「バードストッパーボールタイプI型(高所耐強風用)」という。大阪の「株式会社バードストッパー」の製品だ。ピンポイントに絞り込んだ社名がすてき。


この黒いぽちぽちは、実は磁石だ。

羽根に風を受けて球体がぐるぐる回ると、磁石がまわって周囲の磁場が乱れに乱れまくる。ハトやカラスなどの生物磁石を持った鳥は、磁気の乱れを嫌うので、水門に寄りつかなくなる、という仕掛けだ。宇宙の神秘の身近な応用か。

別に鳥に愛される水門でもいいような気もするが、フン掃除をするのは人間なので、やはりコスト的に鳥には来ないでほしいのだ。自分で下の始末のできる進化した鳥が現れない限りは、構造物管理の立場では鳥はNGな存在です。アメリカではジェットエンジンに飛び込んで飛行機が墜落したりするしさ。もっといろいろ勉強して進化しろよ>鳥

さて、このバードストッパーボールタイプI型(高所耐強風用)の方は、すでに進化していた。風がなくても太陽電池で回るタイプ、登場。音も出るよ。



ボールタイプSS型(ソーラソニック)広範囲飛来防止。高所耐強風用

このぐるぐる球体の面白さは、鳥を退治する道具であるにもかかわらず、それ自体がボテった鳥みたいな形をしている点にあると言えるだろう。できればもう二回りほど小さいタイプを作ってくれないものか。うちのベランダにもぜひ付けたいのだが、このままではでかすぎ。


【追記というか訂正】
昨日のUSエアウェイズ機は墜落じゃなくて不時着でした。「チェスリー・B・サレンバーガー3世」機長すごい。ところであの機体、直してもう一度飛ばすのか?

Trackback

sugiura | 2009年01月17日 10:50
そんな磁力を攪乱する威力を持ってたとは!
かわいい上にできるヤツってことですね、ぐるぐる。
ただ、適応鳥類に鳩が入ってることが友人として切ないです。
jsato | 2009年01月17日 11:27
>sugiuraさん
お友達に「トイレしつけ」をしてあげましょう!

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

Created with flickr badge.
動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

 メールはこちら

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡は上のメールフォームから、公開ツッコミなどはFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに6巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


新版 電脳の教室
新版 電脳の教室
こういうのもあります


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】