Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

姫路カワウソ・隠れカワウソ

姫路セントラルパークのコツメカワウソ、つづきです。

101112a
コツメブリッジはかなり交通量が多いです。2頭だけなのに不思議なことだ。ブリッジの屋根の部分には何か所か穴が開いていて、一度だけそこから顔を出してくれたのですが、残念ながら撮れませんでした。


101112b
サテライト展示部分。きみたちはフィギュアか。


101112c
ウインクするナツキ。


101112d
まぶしいナツキ。


101112e
泳ぐナツキ。


101112f
ひなたぼっこするチップ。


・・・とここまで約2時間経過。どうも何かがおかしい。誰かがわたしを呼んでいるような、不思議な胸騒ぎがします。




サテライト展示部分のさらに奥、道をはさんだ向こうの方に、ちょっと不思議なコンクリートの囲いがありました。そこには何の表示もないし、道からは中が見えません。




階段を上って覗き込んでみると、何とそこには・・・


101112g
コツメがもう2頭いましたwww

ちょっと何にも例えようのない驚きです。どれぐらい驚いたかというと、この謎の隠しカワウソ展示場の外観を撮り忘れるぐらい驚いています。上の写真も、実はあとになってちょっと落ち着いてから撮ったものです。


101112h
「待っとりましたがな」

遅くなってすいません。ぜんぜん気付きませんでした。


101112i
「お昼ごはんまだ〜?」


101112j
「まだ〜?」「まだ〜?」


101112k
しばらくすると、ごはんを持ってキーパーさんが現われました。お皿の中はスイートコーンに見えますが、ペレットです。右側のお皿はワカサギ入りのようです。

聞くとこの子たちはクックとチッチという名前で、お母さんと娘なのだそう。そういえば実によく似ています。


101112l
ごはん食べたらくねくねゴロゴロ。


101112m
似たもの親子だ。


101112n
この親子、なかなか人懐こいですよ。しかしコツメって、ほんとにいろんな顔の個体がいるもんですね。


101112o
コツメの毛は、夕陽に照らされるとこんな感じで黄金色に輝きます。ちょっと得意そうなクック。

Trackback

Tomo | 2010年11月13日 01:44
カワウソの気持ちを理解できることにおいては先生って人間界最強なんじゃないかと思う今日このごろです。

もしや・・・!

生まれ変わり?
Tomo | 2010年11月13日 01:45
と、書きたくなるくらい、いつも愉しんで読んでおります。
jsato@otterhaus | 2010年11月14日 00:24
Tomoさん、いつもありがとうございます。
カワウソの気持ち、まだまだ理解できてないです。むしろ振り回されてます。

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

 メールはこちら

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡は上のメールフォームから、公開ツッコミなどはFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】