Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

白浜カワウソ・場所交代キュ

ふたたびアドベンチャーワールドのコツメカワウソ。ハッサクとポンカンにいったい何が?

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びゃっ!


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アドベンチャーワールドのふれあい広場のカワウソ放飼場は、こんな不思議な形をしています。もともと六角形に作られた場所を、中でふたつに区切ってあるんです。この日は最初、写真の手前側の半分にミカン、ハッサク&ポンカンが、奥の半分にアンギラスとピグモンがいました。右手のちっちゃいログハウスみたいのは育児用です。


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お食事タイムのあと、キーパーさんがケージを持って放飼場へ乱入!実はこのふたつのグループの場所を入れ替えようという作戦なのであった。ケージに入れられるとも知らずに、ハッサクポンカンは楽しそう。


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ここでこどもたちの危険を察知したのか、ミカンお母さんが登場。さっきのごはんタイムでは呼ばれても出てこなかったのに。わかうそは好奇心からケージに自発的に入り込んでいますが、お母さんはむしろそれを阻止します。


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「ついてったらダメよ!」


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あなたたち、入ってちょうだい。


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ミカンお母さんのガードは堅いのであった。


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お、入りそう!


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と思ったらお母さんが逃がし、安全な場所で遊ばせます。


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「ここに入ったらどこか遠い遠いところに連れていかれるんだからね」「?」


ここで二人のキーパーさんは、ミカンを切り離す作戦に出ました。


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ミカンはだっこされて放飼場の外へ。様子を見に集まってたお客さんに取り囲まれて、臨時ふれあいタイムにw。


お母さんから切り離されたわかうそたちはというと、あっという間に捕まってケージに入れられます。そしてアンギラスとピグモンが反対側に移動。


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ハッサクポンカンを入れたケージを別の側に運んで、ほれ出なさい!


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なんだなんだ。


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お母さんを添えて作戦完了です。結構たいへんな作業でした。


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今までピグモンたちがいたこっち側の方が、いろいろとファシリティが充実しています。さっそく破壊活動開始。


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お母さんは気が気ではありませんね。


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プールもこっち側が深い。わかうそたちは初めて深いところで泳いだそうですが、ぜんぜん普通に泳いでます。


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反対側に移ったアンギラスとピグモン。ちょっとヒマそう。

Trackback

fayrey | 評価 5 | 2011年04月26日 00:55
ぷぷぷ(笑)
そうですよね。人間なら「これから引越し。車に乗って、違う所に移動」って知ってますが。

何も知らずに箱に入れられそうになったら、オカンとしては「なにすんねん!うちの子に!」になりますよねw

・・・イイナァ。臨時ふれあいタイム♥
jsato@otterhaus | 2011年04月26日 18:48
>fayreyさん
まさかすぐ隣に引っ越すとは思ってないですからね。ミカンおかん、こどもたちをくわえて移動させようとしてました。もう持ち上げるの絶対無理〜な大きさなのに。
Rei | 2011年04月26日 22:41
シトラス・コツメ・ファミリーですね。
はっさく&ぽんかんという響きがなんとも素敵。
でもみかんお母さんの気苦労は絶えない所は
人間のお母さんも大して変わらないかも・・・
寝てる姿はコツメも人間も可愛いのですが(笑)
jsato@otterhaus | 2011年04月26日 23:22
>Reiさん
柑橘系はいるは、ウルトラ怪獣はいるは、ガンダム系はいるは、多彩なネーミングがアドベンの魅力です(それだけコツメがいっぱいいる!)

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Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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