Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ふくしまカワウソ・雨の日のチロル&ドナウ

アクアマリンふくしまに戻ったチロルとドナウの顔を見に行ってきました。

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ドナウです。


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水面を航行中のドナウ丸。


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チロルです(おトイレ中に失礼!)。


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さて、チロルはやっぱり定位置のこの巣穴にいることが多いのですが、ドナウがいろいろちょっかいを出すので、ちょくちょく顔を見せます。


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ドナウ(右)が巣穴に入りたそうにしてますが、チロルが「ダメ!」って言っているように見えますw。


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しょぼーん。


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どうしたもんだろう。


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お花でも持ってくか(いや、食べ物の方がいいと思うぞ)。


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こちらは巣穴でひとりお昼寝中のチロル。


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実は巣穴には裏口があって、水中からアクセスするようになってるのですが、ドナウはそこから入ろうとしています。チロルはそれを阻止したいのかな。


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でも何だかんだ言っても、そのうち2頭で仲良く寝ちゃいます。この巣穴は2頭で入るにはちょっと狭苦しい感じだけど、そこがまたいいんだろうか。


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しばらくすると、チロルが追い出されてましたw。ドナウは居座って寝ています。


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でもおかげでチロルの泳ぎをじっくり見ることができました。チロルもこんな感じで泳ぐときは泳ぐんだなあ。何と言っても前に見に来たときは一度も水に入らなかったので、ちょっと感動です。


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葉っぱが気になるのかと思ったら・・・


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華麗にスルーしましたw。


この日は台風6号の影響で時おりものすごい雨が降っていましたが、2頭とも活発に動いてくれました。ありがたいことです。とにかくアクアマリンが再オープンして、2頭が戻れてよかった。こんな場でどうかと思いますが、AMFスタッフの皆様、関係者の皆様の復興へのご尽力に、心から敬意を表したいと思います。

Trackback

犬嶋犬雄 | 評価 5 | 2011年07月22日 08:41
福島に帰れてよかったですねー。
心なしかイキイキして見えますねw
なごみ | 2011年07月22日 13:28
泳いでるカワウソかっこいいっすね。
ゆうこ | URL | 2011年07月22日 20:16
アクアマリン、行かれたのですね!!
しかもあの雨がひどかった日に・・・。
お疲れ様です。

それにしても、ちょっとプールの藻が凄いですよね(汗)
でもチロル&ドナウがいつも通り元気で本当に良かったです。
jsato@otterhaus | 2011年07月23日 09:56
>犬嶋犬雄さん
たしかに自分の場所に帰ってきたぞ的な顔してる、気がしました。

>なごみさん
陸上のカワウソより格段にかっこいいかも、だなあ。

>ゆうこさん
行きましたよ〜台風の日に(笑)。
どしゃ降りでも館内は平気なので、こういうとき水族館は助かります。チロルもドナウも元気そうで、うれしくなりました!
これからもチロドナ情報を教えてくださいね〜!
くまがい | 2012年09月22日 15:27
子供は3頭だそうですね、うれしいねぇ・・・

7月末から展示しているそうですが、チロルは産休中だそうです。
1〜2週間後に展示槽に戻すそうなので、その頃に言ってみたいと思います。
チロルに労いの言葉をかけたいので。

上野で交尾したようですから、5月末として出産が6月2日、いくら着床遅延があるとはいえ、妊娠期間が1年近いんですね。
くまがい | 2012年09月22日 15:54
訂正です。

展示されていないのはドナウでした。
チロルはきちんと子育てをしているようです。
jsato@otterhaus | 2012年09月23日 01:38
くまがいさん、

出産後、実はまだわたしも行ってませんで・・・。

手元の資料にはユーラシアは着床遅延がないとあります(カナダカワウソやヨーロッパアナグマには遅延があるので、あってもおかしくないように思うのですが)。福島に戻ってからも交尾があったのではないでしょうか?
くまがい | 2012年09月23日 16:03
私も調べてみましたが、ユーラシアは妊娠期間が2ヶ月とのことです。
そういえば、上野から戻ってすぐに妊娠の兆候が診られていましたけれど、その後、上野の飼育係が「・・・その後何も言って来ないのよ」なんていう時期もありましたので、おそらく前のは偽妊娠か流産したのかも知れませんね。

ユーラシアの繁殖は、他のカワウソよりも「相性」が一番だとのことですが、確かに私たち人間から見ても、チロルとドナウは仲良しですものね。
どんどん増やして、他の動物園でもユーラシアが見られると嬉しいです。
でも、アジア系も入れて・・・・。
jsato@otterhaus | 2012年09月25日 08:51
あまり仲良しすぎても生まれない、っていう話もありますが(笑)

そうですよね。このままだと日本で「Lutra lutra chinensis」が見られなくなってしまう恐れがあります。
くまがい | 2012年09月28日 01:06
先日の哺乳類学界での発表。
ニホンカワウソは中国ユーラシアカワウソと最も近縁なんだそうですよ。
韓国ユーラシアカワウソと近縁、もしくは同種では無かったんですねぇ。
ちょっとがっかり・・・してます。(謎?)
jsato@otterhaus | 2012年09月28日 22:21
くまがいさん、
DNAによる分岐年代推定の図、ブログで拝見しました。かなり意外な説なので驚きました。韓国産の方が基亜種に近い、というのがわからない!

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Where captive otters live in Japan.

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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