Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

盛岡どうぶつ・アフリカ編

今日もノンカワウソでごめんね。盛岡市動物公園の動物たちその2。アフリカにいるやつらです。

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アミメキリンのリリーさん。


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リッピさんのGiraffe blogでも生年が不明になってる。結構お歳なのかな。


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しなやかな伸びっぷり。すてき!


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「アフリカ園」という広々としたエリアに、シタツンガやダチョウ、シマウマと暮らしてます。


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こちらはオスのリンタ。リッピさんのデータによると、以前はチョコマルって名前だったそうな。2008年、埼玉県こども動物公園のお生まれ。


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こちらはアフリカゾウのたろうさん。


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この日はちょっと乱暴者してましたw。でもとっても頭がいいのだそうです。


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向こうで心配そうに眺めるのはメスのマオちゃん。


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マオでーす。


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実にアトラクティブ。


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え、いきなりお座りですか?!


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何となく楽しそうに歩き回っています。


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次はライオン。名前はキング。実にわかりやすい。


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当然、メスはクイーンというお名前ですが、


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何というかやっぱりネコ科そのまんまでして、


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こっち見て逆さでべーして、


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実に気持ちよさそうに伸びていらっしゃいました。


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最後はシロサイのサイカさん。

はじめてサイとアイコンタクトした気がしたのですが、たしかサイって目がよくないんじゃなかったっけ?



・・・



うーん、こうして見ると、やっぱり盛岡ズーはいいですね。

まず環境が抜群で、広々とした開放的な空間であることが第一の理由なんだけど、やっぱり北国の動物園って冬季閉園があるおかげで、夏の数か月間で集中的に動物を見せることになるわけでしょ。何というかその夏の爆発力みたいな輝きが、見る側にも伝わってくるんじゃないかなあ。

それと、お客さんがそれほど多くなく、ゆったりと観察できるという状態は、たとえばキリン+ゾウ+ライオン、みたいな半ば記号化されているメジャー動物群であっても、あらためてじっくりと見ることになる。もちろんどんなに混雑した大都市の動物園であっても、それらの動物をじっくり見ることはできるのだけど、心理面では格段の違いがある。

なにしろ、いま自分しか見ていない、という状況が頻繁にやってくるのだ。ひとりじめで見れるというのは、おのずと観察に真剣さが加わることになるよね。いつも以上にちゃんと見よう、見なければもったいない、というよくわからない切迫感によって、見ることに強い主体性が発生するのだ。それがメジャー動物の記号の殻を壊し、対象動物の存在そのものとの強烈な対峙へと導く。その対峙は、じつに自分が子どもの頃にそれらの動物をはじめて直接見た時の驚きと接続されているのだ!

Trackback

yumi | 2011年08月12日 10:32
私は動物園ではゾウとサイはスルーしてしまうことが多いです。色が地味だからかな。
一日ゆっくり動物を観察するって贅沢な気分ですよね。
jsato@otterhaus | 2011年08月13日 01:30
>yumiさん
何となくわかります。わたしもゾウとサイは反応する脳の部位が他の動物とちょっと違うような気がします。
色の問題もさることながら、毛が生えてないことも大きいのでは? 
リッピ | 2011年08月21日 01:01
盛岡は未訪問なので早く行きたいと思っています。
リリーの角は離れてて先っぽ細くて面白いですね
そして脚 短い・・・ボソッ
最新版では情報を書いています↓
*メス・リリー*1988.5.26多摩生れ1991.6.3来園
国内御長寿第三位です〜 
少しお肉が下降気味ですが(失礼なっ!)
とてもきれいな毛並みで若々しいです
きれいなお写真ありがとうございます〜
jsato@otterhaus | 2011年08月21日 01:30
>リッピさん
ご教示ありがとうございます。リリーやっぱりお達者キリンだったんですね。でもご指摘のとおり、実際の歳よりぜんぜん若い感じに見えました。

言われてみると確かに脚、短いですのね^^。ぜんぜん気が付きませんでした。まだまだキリン修業が足りません。

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Where captive otters live in Japan.

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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・・・
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