Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ノースカワウソ・リコ太郎とキツネとフクロウ

[ North Safari Sapporo is a private zoo located in a suburb of Sapporo. Its site is not so large, but staff are encouraged and animals are well trained. They keep small-clawed otter. But during winter season, otter exhibit is closed. So I asked a staff to bring one of otters, then Rikotaro the otter appeared! ]

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タイトルを読んだだけで、すぐにどこの話かわかる方も多いと思いますがw。そう、タレントコツメ「リコ太郎」がいるのはノースサファリサッポロですね。


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この時期のノースサファリサッポロ(以降、略してNSS)は「雪と氷の動物園」と銘打った冬季営業態勢でして、コツメカワウソは展示されていないのでした。あらら。


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じゃあこの動物は何なのか、って?


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もちろんコツメカワウソですよ。リコ太郎(♀)ですよ。
冬の間は接客営業のないコツメたちはきっとだらけていると思い、わざわざお願いしてバックから連れてきてもらったんです。


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やっぱりだらけておった。



こら!リコ太郎!起きなさい!
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びゃっ!


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はい、起きました。


NSSのほとんどの動物は触れるようにトレーニングされてますが、さすがにコツメカワウソは除外だそうです。わたしもそれがいいと思います。


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え?オオカワウソ!?


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もちろんそんなわけはなくて、見てのとおりオタリアです。


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氷に乗ろうとしてコケたわけじゃなくて、わざと氷を割ってます。これもトレーニングの一環なのだ。


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えっへん。


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美狐、マロンさん。


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冬季営業中のNSSは、隣の「フクロウとキタキツネの森」と合同営業です、って言われて何のこっちゃと思ったのですが、要するに冬の間はフクロウとキタキツネもこっち来ちゃって一緒に仲良くやってる、ということなのでした。やったあ!


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マロンちゃんは売店の前の広場にいて、愛嬌振りまきまくってた。


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その後ろでスタッフのお姉さんがハリスホークにごはんをあげているところ。冬はこういうところが見れるからいいよね。夏に行ったことないけど。


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キタキツネの冬毛のボリューム感がよくわかるんだけど、脚は寒くないのかしらん。そんなこと言ってたら北海道で動物やってらんねえな。


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実に素晴らしいお毛並です。


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でもこの角度から撮ると何となくレッサーパンダです。


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メンフクロウ様。


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ほほほ♪


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メンフクロウ様もフライトショーをやるんですよ。


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で、そのフライトショーのトリはかっこいいワシミミズク!


トルクメニスタンワシミミズクって聞きましたが、わたしにはどこのワシミミズクも同じに見える。でもとにかくかっこいい!


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それ行け!


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・・・・・・(フクロウなんで、音はしないよ)






で、この子飛んでったのはいいが、帰ってこれなくなっちゃいましてw






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お姉さんに連れ戻されてしょぼ〜ん。


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反省ミミズク。


NSSは小さい動物園ですが、スタッフのみなさんがそれは熱心に仕事をされていてちょっと感動してしまった。そしてお忙しいところ、わざわざリコ太郎を連れ出して来てくれました。どうもありがとう!

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おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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