Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園と水族館を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

油壺カワウソ・アラシをよぶ嵐!

[ Oriental small-clawed otter at Aburatsubo Marine Park Aquarium. A presentation of the hand-reared otter named Arashi was held today. ]

140330_01
新潟の展示替え大作戦シリーズの途中ですが、ちょっと割り込みます。こちら油壺マリンパークの人工飼育コツメ、アラシ=嵐くん!


140130_20
1月から予告されていた通り、今日3月30日は、嵐くんのミニパフォーマンスがある日です。


140330_02
で、嵐だけに天気も思いっきり嵐でした、という実にベタな展開。


140330_03
どしゃ降り、ってわけではないですが、三浦半島は風が強いので横殴りです。フクダンデ部屋なんかもうこんな感じで、何も見えません。


140330_04
その一方でゴマ先生、外が嵐でも、全く気にしていない感じです。


140330_05
先生、お食事タイム。


140330_06
びよ〜ん。フク&ダンデもお食事タイム。


140330_07
基本的にコツメカワウソは雨の日のほうが活発です。


140330_08
こんな日にカワウソ見に来るお客さんも素晴らしい。


すいません、雨風が強いので、大麦部屋の様子は撮るのをあきらめました。また今度。




・・・



というわけで、嵐くんミニパフォーマンスの時間です。油壺名物の「いるか・あしかパフォーマンス」終了後に行われました。

140330_09
パフォーマンスを担当するすてきなトレーナーのみなさん!


140330_10
嵐くんが登場する前に、スクリーンを使って嵐くんの誕生から現在までの経緯が説明されました。


140330_11
意外に、詳細です。


140330_12
単にコツメが出てきて何かする、というだけではなく、その種と個体の特性をわかりやすく解説することをねらっていることがうかがえます。今からパフォーマンスで披露される行動はどういった背景に基づくものなのか理解してもらうための、その下地の材料みたいな情報が提示されるわけですね。


140330_13
下地ができたところで、いよいよ主役の登場!


140330_14
おお、嵐くん、やる気満々じゃないですか。


140330_15
まずは最初の種目。


140330_16
これ、わたしは見ていないので知らなかったのですが、某テレビ番組で使っていた何とか言う装置だそうですね。


140330_17
コツメの採餌行動を利用し、各種の餌を仕込んだパイプに前脚をつっこむ様子を見せるものです。ごそごそ探る様子が、コツメと反対側のパイプの端から見えるようになっています。


140330_18
もちろん、それだけだと遠くから見えませんので、ハンディビデオカメラによるクローズアップ画像が、さきほどの説明用スクリーンに大写しにされます。これがこのパフォーマンスにおける大きな特徴といえるようです。小さなコツメのアクションを、数百人のお客さんに同時に見せる唯一の方法。あんまり映像に頼りすぎると、テレビで見るのとそれほど違いがなくなりそうな気もしますが、それでもパブリックビューイング的なライブ感はあるわけで。


140330_19
ものすごい数のお客さんが見守るプレッシャーにも負けず、みごとにすべてのえさをゲットしました。


140330_20
つづいて泳いでもらいますが、まずは自分に給水。


140330_21
ふつうに泳ぎます。


140330_22
プールから上がったらタオルで濡れた毛皮を自分で拭くんですよ、という行動が説明付きで披露されます。


140330_23
そして最後の種目は、コツメの敏捷な走りっぷりと、ジャンプするときのしなやかな体形の変化が観察できる、輪くぐり!・・・まあ水族館ですから輪ものは定番ということで。でも一瞬で終わってしまいました。やはり低いところでちょろちょろっと行われるので、視覚的な迫力は出にくいですね。これはまだ改良の余地がありそう。


140330_24
やった!
先週の初回パフォーマンスでは、嵐くんおおぜいのお客さんにびっくりして動きがいまいちだったそうですが、今日はみごと大成功のようです。



水族館に受け継がれてきた動物トレーニングの技術を、動物とその行動の理解のために応用し、昔のような興味本位の見せ物ではない、今日的意義をもったエデュケーショナル・エンタテインメントへと仕立てる、試行錯誤のプロセスを垣間見せていただいたような気がします。


次回、また新潟にもどります。

Trackback

Comment

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

Created with flickr badge.




コメントありがとうございます。
すべてにリプライできなくてごめんなさい ↓

最新コメント
動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、意外にハマります。すでに4巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


新版 電脳の教室
新版 電脳の教室
こういうのもあります


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】