Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

バーゼルカワウソ・その1

[ Thank you very much for waiting. Next report is the exhibition of Asian small-clawed otters at Zoo Basel. All photos were also taken in the end of Aug. 2018. ]

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スイスに戻ってバーゼル動物園のコツメカワウソ展示です。


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中央駅から近いんですね。典型的な街中動物園といえましょう。


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四の五の言わずにいきなりカワウソ展示へ!


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と言いたいところですが、このインドサイ放飼場のどっかにコツメがいることになっています。


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サイの展示としてもすんごく広いので、ここでコツメが出てきても豆粒だよなあ。


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あ、いました豆粒!


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あんただれ


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あれ、穴に逃げ込まれちゃったよ。


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仕方なくインドサイの放飼場を一回りしていると、不思議なオブジェを発見。


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なんだこれ?


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この段階での仮説・・・

・このサイ放飼場の外周の細い水路は、コツメ専用である(上野のコツメ展示が大規模になったやつ、というようなイメージ)。

・穴の空いたバケツはおそらくコツメ用のフィーダーであり、中においしいものが入っている。

・ひとつのフタの開いたバケツには氷が入っており、他のフタつきバケツとバランスしているが、これって氷が溶けると他のバケツが降りてくる仕掛けにちがいない。

・つまり、氷が解けた頃にコツメがみんなここにやって来るはず❤️

逆に言うとしばらくここにはコツメは来ないってことね。



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広大なウッドチップ放飼場をずっと見てると、たまにちょろちょろコツメが出てきます。


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お、カラスとバトルか!やるんか!


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あれ、なんかなかよくしてるぞw


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インドサイ放飼場には、キョンもいます。          ↑おいしいもの探し中のコツメ


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ぞろぞろ3匹。遠いよ〜!


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手前左のボケボケなのがインドサイの豊満なボディ。コツメの奥にはVisayan warty pig(和名なし。フィリピンのビサヤ諸島のレアなブタ。以下ブタさん)。

つまりここって4種混合展示なのだった。あらすごい!!!


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レッツゴー3匹(←すでに通じにくくなっている世代依存性のネタ)。


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ブタさんこんにちは


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ん?


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何かやらかしてくれるのかな?


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そこまで接近するんか!


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さて、ちょっと時間が経ちましたが、仕掛けの氷が溶けるのはまだずっと先のようです。


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はたして、コツメはほんとにあのフィーダーまでやってくるのか?!

つづきをお楽しみに!



おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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