Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

盛岡カワウソ・2020年秋

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な〜んと1年半、ブログを更新してませんでした。ご無沙汰してます。秋といえば盛岡市動物公園でして、盛岡で秋といえば紅葉でカエデちゃんですが、このどアップ写真はリッキーです。


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左目のケガから復活して元気になったようです。よかったね♡


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日頃の行いが功を奏して絶好の晴天です。誰も入ってないのでプールの水面が水鏡だわー。


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おーい!リッキー!


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せっかく朝寝してたのに・・・


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ん?


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なぜかこんな時間に馬肉がw

例によって「なかよしガイド」をお願いしてありまして、いきなりですが馬肉の給餌からはじまります。


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見ての通りめちゃくちゃに晴天なので、コントラストの高くなる難しい光線状態ですが、馬肉でうまいところに誘導してもらえました。リッキーの鼻の特徴がよくわかります。

しかも今回はレンズが単焦点でマニュアルフォーカス。基本的にそんな古代の装備で動くカワウソが撮れるはずがありません。それでも無理やり撮る!


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ああー、食べるときにちょっと前に出るので、置いたピントがずれますね。


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今度はピンばっちりだー。リッキーのケガした左目は完全には開かない感じです。


リッキーの写真ばっかりですが、実はここまでカエデちゃん、寝てました。スーパーアイドルは馬刺しなどには興味ないのかもしれない。



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でも生きた魚が出ると、もちろん参戦します。柄から一見ヤマメに見えますが、マス(ニジマス?)の稚魚とのことです。


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寝起きですが、すかさず活きマスを漁るカエデちゃん。ちなみに「漁る」は「すなどる」と読みます。ネコ科好きの方はみんな知ってる豆知識。


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続いて活きドジョウ!例によって例のごとく熱烈なファンの方から、ドジョウのご寄付があるのですが、このような機会に活用させていただいております。ありがとうございますありがとうございます(←誰が誰に感謝しているのかよくわからない、関係の錯綜した文章)


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毎度、ドジョウにしておくにはもったいない巨大ドジョウですね。今回は光線の関係で小プールに投入していただきました。


最後にサイコロ型フィーダー(マスの切り身いっぱい入り)を投入、フィーダーからおいしいものを出すのが得意なカエデちゃんがずっと遊んでおりました。


・・・



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ここから午後です。


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基本的にリッキー(下)がゴロゴロしていると、カエデちゃん(上)が寄ってきてすりすりする関係です。


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家にカエデちゃんの茶髪時代の大型ポスターが貼ってあるので、カエデちゃんといえば明るい茶色のイメージがあるのですが、現在のカエデちゃんはかなり暗い焦げ茶色ですね。リッキーの方が明るい。


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のどからお腹の毛はカエデちゃんの方が白い。あとカエデちゃんの方が太い。


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でもカワウソの毛の色は光の加減で違って見えるので、固定識別は総合的な判断が必要。カナダカワウソの場合、やはり決定的なのは鼻の形だと思う。


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いい感じのふたり・・・


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しっぽタッチ!!!


・・・


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誘いに乗らないリッキーに飽きたカエデちゃんは、環境整備をはじめました。せっかく映える場所に設置していただいていた紅葉を、放飼場中引き回しするわ水漬けするわ寝床に持ち込むわ。


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この最後の2枚だけコンデジでAFです。オートフォーカスってつくづく偉大だと思った。


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紅葉の枝はすっかりなくなってしまいましたが、葉っぱが散っていい感じになってるかも。


というわけで、今回もなかよしガイドのご対応ありがとうございました!

実は去年(2019年)もこの時期に行ってるので、追ってブログに上げようと思っております。去年はいつものスーパーカワウソレンズ(50-500mm)で撮ってるので、お楽しみにお待ちいただければ幸いです。


おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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