Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

おさかな館カワウソ・6頭みんな育ってます!その2

[ The report of six ASCO pups at Nijinomori Koen Aquarium (Part 2). As you can see on the last photo, their mother has five breasts. So it's little easier to raise more pups than other female which has only four breasts. It's just my guesswork, of course. ]

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虹の森公園おさかな館のコツメカワウソ、その2です。


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よほどこちらから何かしない限りは、目線が来るのは1度に1匹ですね。


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顔の毛だけがぺったんこで、お猿さんのようです。


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母ちゃ〜ん!    上に行きた〜い!



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という場合は、こうやって、


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引っぱり上げます。


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でも、またすぐにおりてしまいます。だったら下で待ってればいいのにねえ。


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ここで突然、恩田さん登場!


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サプライズでキャットフードをもらいました!


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え? もうおわりですか? キュイ?


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ちょっとまった〜! まった〜!


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おんださ〜ん! おんださ〜ん!


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閉めないでぇ〜


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え? まだごはんの時間じゃなかったの? え〜なんで〜?


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う〜ん。 逃げられたか。


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もっと食べたいよー



・・・



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キクとノン。なんか似てきたなきみたちは。


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ちょっと目を離したすきに、やっぱりフェンス登りをはじめるやつが出ます。


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トラトラ、というかポキュポキュ。


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実にいいポキュっぷりです。


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これはまるで角刈りの兄さんですね。


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しかもその上、


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タラコクチだしw


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乾いてればほわほわ毛なのにねえ。


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カワウソだからしょうがないっす。


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ほっといて!


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はなから個体識別はあきらめてましたが、こうやってどアップのショットを見てると、できそうな気もする。しかしうっかりはじめると大変なことになりそうなので、やめときます。


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またフェンス登り。


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ところで、前回のさいごになぜ6頭みんなが元気に育っているのか、という話になりました。もちろん恩田さんをはじめとするスタッフのみなさまの飼育技術とご努力のたまものではありますが、実はキクちゃんの体のおかげでもあったようです。


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そう、おっぱいがひとつ多いのです。

多くのコツメは4つなのだそうです。おっぱいって普通、対になってますよね。だから6個ついててもよかったのだと思いますが(そうだったら6頭に対して充足率100%になるところだった)、キクちゃんの場合はなぜか5つです。これが有利に働いているのかもしれません。


つづきます。

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  • 18:14 | Edit

おさかな館カワウソ・6頭みんな育ってます!その1

[ On Jul. 15, six ASCO pups were born at Nijinomori Koen Aquarium. The astonishing thing is that the all of six babies have grown up healthily. Generally speaking, ASCO often have six pups, but it's unusual that all of them grow up safely. ]

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虹の森公園おさかな館のコツメカワウソ。7月15日に6頭生まれました! すでに兄弟バトルをするまでに育っております。


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おっしゃる通りです。成長早すぎると思います。


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キクちゃんお疲れさま。


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うわー、いるねえ。ほんとに6頭、みんな大きくなっています。


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たらいのフチを切ってあるのは、ちゃぶ台返しならぬ、「たらい返し」を防止するためだそうです。上から父ちゃんが監視します。


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たらいで泳いだ直後なので、トラトラ毛ですな。


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トラトラというより、ハリハリだなあw


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ショートヘアーのヤマアラシ、って感じですかねこれ。


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わーわー!


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ギャー!


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父ちゃん!(ぴとっ)


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さて、キクママが動きますと、


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わーわーわーわーわー            びよ〜ん


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ぞろぞろと付いて上がって来ますが、


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しかし、途中はこんな感じの断崖なので、まだ自力で上れない子がいます。


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きみは父ちゃんの若い頃にそっくりだな。


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その一方で成長の早いやつもいて、勢い余ってどこまでも行っちゃいます。


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こんなとこなんか簡単に上れるもんね〜♪



・・・



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何かさわがしいぞ。警戒するキクとノン。


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小学校の遠足がやって来ました。


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外も騒がしいですが、中も騒がしいです。


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ノン父ちゃん「静まれ〜!」


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さっぱり効果がないので、今度はお母ちゃんが一喝。


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ダメだこりゃ。


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外も興奮状態ですが、中も興奮状態みたいです。


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実に反応性がよろしい。


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大騒ぎのあとは、みんなでおトイレ。


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気張ってますw


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はー、すっきり!


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というわけで、ご覧の通り6頭そろって元気に成長してました。実はこれってかなりまれなケースです。

コツメが6頭生まれることはしばしばあります。しかしその場合でも、はじめから体が小さかった個体がうまく育たず、結局は3〜4頭になってしまう例が多いように思います。このように全頭が順調に成長したのには、ちょっとした理由がありそうです。

その秘密は次回。

  • Posted by jsato
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  • 18:56 | Edit

夏のおさかな館、その2・レンとキクノン

[ Continuing report of Nijinomori Koen Aquarium. Their small-clawed otter pair's son named Ren is living backyard now. Thanks to the aquarium's special kind arrangement, I could meet him and take some of his portraits. ]

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虹の森公園おさかな館のひとりっこ、レンです。すっかり大きくなりました!


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レンは現在、バックヤード暮らしです。今回は館の特別なおはからいで、撮影させていただくことができました。この場で何ですが、どうもありがとうございました。


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キク母ちゃんに毛引きされていた背中もすっかり生えそろって、りっぱなわかうそに成長してました。

ちびの頃のレンはこちら。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | おさかな館カワウソ・パワフルひとりっこ



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でもちょっとはずかしいの(かくれたつもり)。


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アマゴ食べる?


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食べた!


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そしていっしょうけんめい、食べます。


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ちょっと、どアップ撮らせてね。


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ごっくん・・・


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左目がうるうるしてるのは、さっきまで大口開けて食べてたからですよ。


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母ゆずりのがっちり安定体形ですね。



【これから訪ねられる方へお願い】
今回、特別に撮らせていただきましたが、実はレンのいる場所はバックヤードの中でも奥の奥、とりわけ込み入ったところでして、「関係者以外」であるわたしはちょっと立ち入るのをためらうほどの場所でした。うっかりさわると壊れそうなものが山ほどあって、ご迷惑にならないように行動するのに、かなり緊張しました。ですからこれが前例となって「レン見せてほしい」という方が現われると、おさかな館のスタッフの方に多大な負担がかかってしまうことが考えられます。どうか無理にお願いをされませぬよう、お願いします。おまえだけずるいぞ、という気持ちは別の機会に、わたしに直接ぶつけてくださいw



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展示場に戻ります。毎度フンボがおさんぽしてきます。


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昼寝場所のノン。


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外は暑そうだなー


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キクちゃん石と一体化。


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ところで、おさかな館といえばアカメですが、最近、四万十川の河口でとりわけでかい個体(119cmと100cm)が捕獲されて、展示の仲間入りしてました。1メートル以上の淡水魚がうろうろしている四万十川って、やっぱワイルドだなあ。


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豪快にえさに食い付くアカメ!


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どっしりキクちゃん。


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コツメ関連で、こんなスペシャル展示も行われています。


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さて最近は、「おさかな館探検隊」(バックヤードツアー)に参加すると、カワウソにえさやりができるようになっています。


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だいたい強いキクちゃんが出てくることが多いようですが・・・


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ノン、やります!


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そうじゃないでしょw


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やったあ!

よかったね!



・・・というわけで、おさかな館、これからも目が離せません。

  • Posted by jsato
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おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
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