Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

鳥羽カワウソ・ラッコもね!

鳥羽水族館のカワウソとなかまたち。撮影は3月下旬です。ちょっと古くなってしまってすまん。

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ツメナシカワウソのポンタ。大型カワウソってかっこいい。


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一瞬コツメに見えるでしょ?
ツメナシって直射光じゃないと黒っぽい毛皮なんだけど、直射光に照らされると茶色っぽく、コツメと同じような色になるみたいです。


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そういえばツメナシが鳴くのを聞いたことがない。少なくとも「ぴゃ」って感じじゃないわな。カナダカワウソみたいに「ピー」「フィー」みたいな声なのか。


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前足のツメは完全に退化してます。後ろ足の真ん中3本だけにツメが残ってます。ちょっとわかりにくいですが。


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なんでツメないの?


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知らんがな。



あ、もちろんコツメもいます。

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うめちゃん。


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ナスビ。某館から出張中。実は何でナスビがここにいるのか!?と後になってぶったまげました。初心者さん&ちびっくさんがレポートしてくれなかったら気が付かなかったです。

かわうそ初心者のブログ : 鳥羽水族館で同郷獺にバッタリ!


さて、鳥羽のカワウソなかまと言ったら、そりゃあもうラッコですわな。

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いらっしゃ〜い!


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ラッコはいつでも二枚貝ばっかり食べているわけではないのですが、何というかその所持品が属性を表すイコノグラフィのアトリビュートといったようなモノになってるので、押さえとして載せときます。梅にウグイスとかネコに小判(←ちょっと違う)的にラッコに二枚貝。ミジュマルのおなかにもホタテ。


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ちょーだい!


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エビもらった♪

あ、前の白い個体は♀のポテト。1989年生まれ。黒い個体は♂のロイズ、2005年生まれだそうですよ。


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「あーあ。何かやってらんないよね」「・・・」

左は♀のメイ。こちらは2004年生まれです。


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「最近さあ」「なあに?」


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「あら?」「だからなに?」


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「このサカナ、うまくね?」「何でもいっしょっしょ」


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「もっとちょうだい!」


と、このようにラッコたちはだらけておるので、キーパーさんたちは一計を案じました。


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「それ行け!」

まず軽く跳んでから、


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深く潜ります。


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そこからすごい勢いで、ジャンプ!


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しゅわ〜


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びよ〜ん


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水面からかなり高いところには、イカの耳が!さっきキーパーさんが投げたのが、アクリルに貼り付いてます。


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これがうわさの「イカ耳ジャンプ」ですか!


海獣水族館―飼育と展示の生物学
海獣水族館―飼育と展示の生物学

この本によりますと、「イカ耳ジャンプ」は相当のストレス解消効果があるのだそうです。ラッコがこんなにジャンプ力があるとは思わなかったので、ちょっとびっくり。

  • Posted by jsato
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  • 23:55 | Edit

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


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みんなで作ったドボク本



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