Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

オオカワウソ@ハーゲンベック

[ Giant otters at Tierpark Hagenbeck in Hamburg. All photos were also taken in the end of Aug. 2018. ]

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ドイツの名門動物園、ハーゲンベックのオオカワウソ!


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おひさしぶり〜!


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来た来た。


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あんただれ

オオカワウソは体だけでなく好奇心もでかいので、お腹空いてなくても寄ってくる確率が高いように思います。


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さっそく出ました。ハーゲンベック名物、垂直に跳び上がってプールに飛び込むの術。


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ぱしっ!

本格的な水かきのある前肢も大きいので、こういう姿勢だと二人羽織みたいに見えます。



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葉っぱ付いてますよー。


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オオカワウソが入ってるとぜんぜん広く見えないのですが、ここの放飼場は結構、面積があります。


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砂場に上陸。


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おトイレタイムかな。


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オオカワウソは見慣れないとおそろしげに見えますが、


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よーく見るとかなり愛嬌のある顔してます。

他のカワウソ種では鼻鏡という部分がスペード型だったり王冠型だったりして、それが種の区別に役立っていたりしますが、オオカワウソにはそんな便利なものはありません。鼻の頭も顔面の毛がそのまま連続しているのです。そのため鼻から口にかけての部分がなんとなくしまりがない感じで、独特のユルさを構成しています。毛が乾くとよくわかるよ。


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ゴロゴロタイムですね。


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わっ! びっくりした!


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ごはん来た?


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ちがった・・・


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はらへったびゃー


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ん?  ん?


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その姿勢だと海獣っぽいよ。


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それにしても、なかよしですね。


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ぷぎゃっ!


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まあまあおちついて


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やっぱりおなかすいたー   すいたー


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でも、なかなかごはんにならないのでした。



  • Posted by jsato
  • 11:20 | Edit

第13回国際カワウソ会議@シンガポール

[ At the beginning of this month, I participated in the 13th International Otter Congress at Singapore Zoo. Needless to say, I met ASCOs and Giant otters at the zoo and River Safari during the meeting. This report will continue for several times. ]

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シンガポール、リバーサファリのオオカワウソ。若い個体は好奇心が旺盛ですね。

7月のはじめ、第13回国際カワウソ会議に参加してきました。前回は地球の裏側(リオデジャネイロ)で開催されたため、行くだけでもう体力が半分以上持っていかれた感じでしたが、今度はシンガポールなのでかなり気楽です。今回は発表もしなかったし。

しかも今回は何と、おなじみシンガポール動物園が会場でした。


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シンガポール動物園はご存知のとおり、入場すると最初の動物がコツメカワウソなので、こんな姿に間違いなく引っかかりますが、


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そこをぐっとこらえて先に進むと、会議場が現れます。


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こちらが今回の会議風景。壇上でオープニングスピーチをしているのは、IUCN SSC OSG(国際自然保護連合 種の保存委員会 カワウソ専門家グループ)のニコル親分(会長?委員長?)。

これから4日間、ここで研究発表やらディスカッションやらが行われますが、その内容はまたいずれ。

とにかく、今回はアジア地域の研究者の発表が多かったので、当然コツメカワウソの生息地の情報も盛りだくさんでした。今までなかなか表に出てこなかったコツメの情報収集という目的に対しては、とっても大きな収穫がありました。

なのでサボっているわけにもいかないのですが(実際、ほとんどサボってませんからw)、近くにカワウソがいるのに会いに行かないわけにもいきません。したがって会議の報告は以上で終わりにして、あとは動物園とリバーサファリのカワウソの近況をお伝えすることにしましょう。



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20歳越えの個体がいました!
いました、っていきなり現れるわけはないので今までもいたのでしょうけど、気がつきませんでした。上半身の体毛が白髪になってます。なかなかいい感じのジジウソっぷりです!


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動物園内の園路に現れたヒヨケザル!
木に止まっている姿は、ほとんど巨大な蛾ですね。ぜんぜん動きません。


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おとなりリバーサファリのオオカワウソ。2014年生まれのChicoとCalraと思われます。CarlosとCarmenの子どもたちですね。


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砂上に転がってるえさの魚をくわえてプールにどぼん。


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水中で食べないと気分が出ないのでしょうか。


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と思ったら、


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やっぱり地上で食べます。


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そしてまた魚をくわえて、


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プールに向かいます。これを繰り返していました。


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すると突然、大雨に!


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土砂降りですが、カワウソにしてみれば祭りのようなもんでしょう。


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しかし、何でわざわざわたしの眼の前まで来て見せびらかして食べるのか?


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あれ、行っちゃった。


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動物園のコツメ展示に戻ります。3か月齢ぐらいの個体が2頭いましたよ。


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鼻の下にゴミがw


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ちょろちょろしたい年頃。


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ん?


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ごはんタイムです。


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ぼくにもちょうだい!


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もらえました。よかったね!


というわけで、次回はシンガポールの街中に現れるビロードカワウソファミリーを見に行きます。お楽しみに!


  • Posted by jsato
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  • 15:20 | Edit

ドルトムント動物園・再訪その4

[ One more Giant otters' article of Zoo Dortmund. After the sunset, I could take photos easier rather than daytime. Because there are no reflections on the glass barrier around enclosure now. ]

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これでもかこれでもかオオカワウソドルトムント動物園、最終回です。

日が落ちてようやくガラス反射が少なくなり、感度上げなくちゃいけないのに逆に画質の方は日中よりマシになるという、逆転現象が起きるのであった。


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まずはオッターハウスの復習。ここがコツメとオオカワウソの同居する室内展示場ね。


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お邪魔してすいません。
左がオオカワウソで右がコツメカワウソ。

3年前の記事でご紹介した通り、左の水槽でオオカワウソが泳ぐのが見れたのですが、今回は水が抜かれてました。夏は使っていないのかな。


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どうも、コツメです。


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別の子です。


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今回はこの2頭しか出てませんでした。ちょっとさびしい感じ。


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で、これが上のオオカワウソ放飼場。さっきまでドルトムント市民が群がってましたが、もうすぐ閉園なのでひっそりとしています。


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というわけで、おくつろぎのところ、またお邪魔しますよ。


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あ、何か楽しげ。


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ふあああ



そこに、笹だんごができそうな大きな葉が。

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取り合いになっています。


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いいなー   ゲットだー!   まけたー


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この ↑ 水はじきっぷりのよさ、たまらん!



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すい〜


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ちょっと通りますよ


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あら、正面に来た。
他に客もいなくなったので、いよいよじっくり語り合うつもりなのか!


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話しかけられそうな雰囲気ですが、少なくとも日本語はぜったいに通じない。


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話にならんですかー そうですかー


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いい表情いただきます


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ふぃー


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お疲れなの


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はやく閉園にならんかな


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帰る準備だ〜♪


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早く入れてー! もう閉園時間だよー!

というわけで、お疲れさまでした。


次回はヴッパータール!
あ、モノレールじゃなくて動物園の方だよw

  • Posted by jsato
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  • 15:33 | Edit

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

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