Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

コツメ大出世@シンガポール動物園

[ It's been eight years since I last visited Singapore Zoo. Oriental small-clawed otter's exhibit was at the inner part of the zoo and not so bustling then. But now, their exhibit fronts the main street of the zoo! We can meet a bunch of vigorous small-clawed otters very soon after we enter the zoo. ]

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シンガポールのレポート、まだまだつづきます。おつぎはシンガポール動物園ですが、何とコツメカワウソの展示が大出世をとげて、ほとんどウエルカム動物の扱いです。


前回(8年前)訪ねたときには、コツメ展示はけっこう奥の方に、ひっそりとありました。

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | シンガポールカワウソ・本場でキュイ

ところが何と、現在では入口からトラムの乗り場へ向かうメイン通路に面した場所、つまりほとんどのお客さんが通る場所に移ってます。


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どーん!


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ああああ、通路にまでコツメがはみ出してる!と思ったらつくりものでしたw


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いましたいました。


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おーっと、いきなり「ひねり飛び込み」だ!


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飛び込むわ飛び込むわ。みんな元気いっぱいだなあ。


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クネゴロもダイナミック。


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ほとんどコツメホイホイ。ひっかかるのはお客さんの方ですが。


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どんな連中かな。


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個性的な顔立ちの一群ですね。


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ぴゃっ!


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伏せ方がちょっと違います。さすが本場、って感じです。


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ふぃ〜


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おーい!


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なになに〜?


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なんでもない


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まっすぐしっぽ!


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ちょっと広めの放飼場です。


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さらに、裏にはコツメハウス。


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楽しくカワウソを学びましょう。左は水中観察窓。ここではさっきのと別のグループが展示されています。


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「コツメはしゃべってます」の解説。


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これがすごい。点字による解説パネル。コツメカワウソの外形がレリーフになっており、目の不自由な人でもカワウソの形がわかるようになってます(このレリーフは他のいくつかの動物にもありました)。


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Zzz


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はっ!


シンガポール動物園がつづきます。


  • Posted by jsato
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  • 22:06 | Edit

シンガポールカワウソ・本場でキュイ

コツメカワウソの本場、シンガポールに行ってきました!


・・・と言っても5年前の話です。写真データを整理してたら出てきました。ぜんぜん真剣に撮ってないのでお腹いっぱいにはなりそうにないですが、ちょっとおやつ代わり、というかペレット代わりに見てやってください。

赤道直下のシンガポール動物園では、普通にコツメカワウソが暮らしています。

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細爪水獺、って書かれると文字通りオリエンタルな動物のようです。


拡大してみましょう。

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なかなか味のあるイラストです。コツメカワウソのことを知らない人が見たら、こんな動物いるわけないじゃん、とツッコまれそう。でもいるもんは仕方がない。

顔がメキシコの覆面プロレスラー(なんじゃそりゃ)みたいかな。それとしっぽが残念な感じ。ちゃんと見て描いてないだろっ。


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ほーらね、ふつうにいるでしょ。

シンガポールあたりじゃコツメなんて珍しくも何ともないのだと思います。日本の動物園におけるホンドタヌキぐらいのステータスなんじゃないでしょうか。わたしはホンドタヌキ、好きですけど。

放飼場に出ている頭数ですが、このときはたぶんこの6頭だったような。今考えると本場のくせに少なめですね。実はこの翌年、もっと本場(そのうち写真出します)に行ってもっとすごい頭数を見たような記憶があるのですが、さっき確認したところそっちも7頭でした。そう考えてみると、今の千葉のポンタファミリー9頭というのは、世界レベルでいい線行ってると思います。


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何食べてるんでしょうね。拡大してもよくわからんのです。


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いいコケっぷりです。ずるっ、となるコケではなくて、岩の苔っぷり。

やっぱりコツメって、こういうコケコケした場所にいるんだろうなあ。こんなのが裏の田んぼにいたり、生ゴミ漁りに出てきたりするかと思うと・・・もうたまんない。東南アジアに移住したくなってきた。


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いずこも同じ、お食事時間でした。


すいません。実はこれしか撮ってないんです。1日にうっかりカワウソだけで1000枚近く撮ってしまう現在のわたしからは、考えられない所業です。5年前は牧歌的な撮影だったんだ。


で、実はコツメカワウソと共生している動物が、なかなかゴージャス。

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何だかわかります?

そう、ビントロングです。中国語で「熊狸�潺」って書くそうです。このブログはUnicodeじゃないので3文字目が出ませんね。「豹」のへんと「猫」のつくりで一文字になったものを想像して補ってください。クマのよなタヌキのような、まあネコっぽいけど豹みたいな・・・要するにわけわかな動物ですねビントロング。東南アジア原産なので、コツメと共生は無理がないのかな。


なにしろ5年前の話なので、今はこういう展示じゃないかもしれません。誰か見てきてください。そして次に行ったときこそ、動物園の隣でやってるナイトサファリのカワウソショー(コツメがゴミを分別するやつ)も見なければ。

  • Posted by jsato
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  • 01:29 | Edit

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
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