Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ナイトサファリの分別カワウソ!

[ Night Safari in Singapore has an animal show which small-clawed otters appear. They can separate trash according to type! The show is fun and interesting. It is well constructed depending on each species' behavior. ]

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オオカワウソを1回お休みしまして、今回はリバーサファリの隣の、シンガポールいちメジャーな夜の観光スポットであるナイトサファリの様子を覗いてみましょう。

8年前にシンガポール動物園に初めて来た時にはサボってしまったナイトサファリですが、その後、ゴミの分別をするコツメカワウソがいることがわかり、くやしい思いをしました。というわけで、今回は満を持して「分別コツメ」を見に行きます。


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ナイトサファリは日没とともに開園する、完全夜型動物園です。最近ではどこの動物園もナイトズーをやるようになったので、夜の動物園はそれほど珍しく感じなくなりました。しかしここのように「夜しかやらない!」ってのはそうそうないものと思います。

ところで分別カワウソが見られるのは、一晩に数回行われる動物ショーの中です。開園直後の回は見送って、まずは一般展示のコツメを見に行くことに。マップを見ると、コツメカワウソは何と3か所に分けて展示されているようです。


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出ました!メメランケチル!東方小爪水獺!


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いたあ!


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まだ日没直後なのでちょっとは撮影できるかな、と思ったのですが、ご覧のようにぜんぜんムリでした。ジャングルの地表部分は完全にまっくらです。


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もちろん、最低限の人工光はありますが、だいたい半月ぐらいの月光程度の明るさです。それでも人間の目はすぐに暗順応して、いろいろ見えるようになります。でも写真は、やはりムリと考えた方がよさそう(動かないものはもちろんスローシャッターで撮れますが)。


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この展示エリア(Fishing Cat Trail)には、文字通りフィッシングキャット(スナドリネコ)や、


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ホエジカや、


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わたしの大好きなセンザンコウ様もおりました。


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でも、やはりナイトサファリはわざわざ重いカメラは持って行かない方がいいみたい。


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何とか写そうと思って無駄な努力をするよりは、暗闇で動物たちがごそごそしているのを目を凝らし、じっくり見続ける方が、ずっと意味がありますね。


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暗いのにスタンディングまでしてくれましたw




というわけで、他の2か所のコツメ(1か所は群れ、もう1か所はビントロングと共生)は写真なしです。ごめんね。




さ、では動物ショー(Creatures of the Night Show)に!

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看板にもコツメカワウソ!


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これがステージです。一番乗りでした。


ステージにぽつねんとゴミ箱があります。あれがポイントです。



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お客さんがだんだん集まってきました。これは2回目の回ですが、最終的には満席になりました。


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ショーが始まると、真っ暗な客席の上に張られたロープの両端から、何とビントロングが現われました! だんだんロープが垂れて、客席のど真ん中でトレーナーのお兄さんに飛び移った模様(暗いので何がどうなっているのか、はっきりわからない。ビントロングに急接近したい人は、ステージの中央部のロープの真下を狙って着席すると良いでしょう)。


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いえーい。


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ビントロくんはそんだけです。つぎにシベットくん(Palm Civet。ハクビシンの白線のないやつみたいなやつ)が登場。


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客席からインドの少年が引っぱり出されまして、何かを手に握らせ、どっちの手に握ったかをシベットくんが嗅覚で当てます。もちろん当たります。拍手〜♪


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ブチハイエナが後ろの高いステージに出てきました。他にも何種かの動物がいろいろ出てきまして、コツメカワウソは、いちばん最後、大トリです!




はじめからステージに置いてあるあのゴミ箱を、悪者のアライグマがひっくり返し、中身をぶちまけて立ち去った、と思ってください(一瞬のことなので撮り損ねました)。





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するとそこへ、正義の味方コツメカワウソ参上!


なぜかそれと同時に分別ゴミ箱も設置されます。



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コツメくんはアルミ缶を持って、


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ととととと、


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アルミ缶のゴミ箱に入れます。


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どや!


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今度は別のコツメくんが池を泳ぎわたって、ステージに登場。


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ととととと、


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紙コップ?はその他のゴミ箱ね。


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そして3頭目のコツメくん(ちょっと細身)が現われまして、


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これやこれや!


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ととととと、


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ペットボトルはプラスチックゴミ箱ね。


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どや!


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みなさん拍手〜!


シンガポールは国策として街中をきれいにしてるので、コツメカワウソはそのお掃除精神を体現する動物という位置にあるわけです。ここで「1頭が3種類を分別しなければいけないのではないか」などとツッコむのは野暮というものです。コツメカワウソは群れ動物なので、分担して分別できればぜんぜん大丈夫ですw。

かっこいいアジアゾウ舎・ライプツィヒ動物園

[ Asian Elephant house at Leipzig Zoo is an interesting structure. Especially, space of the inside has unique atmosphere. ]

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ライプツィヒ動物園、おしまいはアジアゾウ舎へ。


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このゾウ舎がもう、とってもかっこいい。


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何なんだこれは。こういうとんでもない構造物を作ろうという意志は、どこから出てくるのか。


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ゾウさん撮らないで入れ物ばっか撮ってどうすんだ、って言われそうだけど、ちょっとこれは自分としては放っておけない。


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これ見て野望が心にわき起こったね。もしわたしが建築家だったら、ぜったいに巨大ゾウ舎の設計がやりたい!


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あたま冷やしましょう。ゾウさんが主役です。


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あらあら、何でロープ入れて撮ってんだ?


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んもう、明らかに空間の方ばっかり見て撮ってますね。ごめんなきみたち。


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外、出てみる?


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外観はこんな。ちょっと廃墟っぽくしてあるのか。あるいはゾウさんたちがせっせとぶっ壊すのか。


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屋外放飼場はどかんと単純に広いわけではなく、4エリアぐらいのほどほどの面積に区分けされています。


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プランが出てました。中央の建物がゾウ舎です。ゾウ舎の規模からすると全体は狭め、という気もしますが、ライプツィヒ動物園は中央駅から850メートルしか離れていない、という立地を考えた場合、やはり驚異的な広さであることに違いはありません。


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このアヤしいインド風の建物をくぐってゾウエリアに入ります。


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これまたインチキくさい壁画ですが、何というか雰囲気の方向性は間違ってません。


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でもゾウ舎はやっぱり内部空間ですね。中に戻りましょう。


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はい、このプールですが、飾りものではありません。ちゃ〜んと深いんです。つまりゾウさんが入ります!


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ゾウ舎の地下はこんな。

右側の窓に注目!
そうです。地下から水中でゾウさんが泳ぐのが見られるわけです(見たかった!)。


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そんなあなたのために、水中でのゾウさんの様子を写したビデオが流れてました。


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頭蓋骨を縦割りにした標本。


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で、その向かいの暗がりには驚くべきものが。



おーれんしゅっぺんてぃーあ、って何だ???


セ、センザンコウ????


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うは〜!!! たしかにセンザンコウですねこれは。

怪獣みたいのがお腹を上にして足を投げ出し、しっぽを丸めているようにしか見えません。

真っ暗で直接は見えない(目が慣れるとやっと見える程度。撮影困難)のですが、巣箱内を暗視カメラで写してくれています。

いやーびっくりした!


他にもいろいろすごい展示を見たのですが、ライプツィヒはいったん終了です。次はどこかな?

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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新版 電脳の教室
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