Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一がカワウソのいる動物園と水族館を訪ねます。

二見カワウソ・ズリちゃんとMr.

[ Futami Sea Paradise is famous for playful marine animals. The aquarium has exhibits of Clawless otter and Oriental small-clawed otter. Today let's take a look at Clawless otter. Visitors can touch otter's paw by some pipes attached through an acrylic glass as you can see the photos below. This device uses the otter's behavior that they put their paw into narrow space to find foods. We can meet same devices at several zoos and aquariums where have exhibit of Small-clawed otter. But there is no other case of Clawless otter, I think. ]

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二見シーパラダイスのツメナシカワウソ、ズリちゃん。


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こんな雨の日も握手チューブでお仕事。


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お客さんおらへん。


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誰か来んかなー。


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あ、来よった!


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はい、握手〜♪


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次の方。


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下半身が丸見えですよ。


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ズリちゃんずっと表情が一定ですねw 右がパートナーのブブゼラくん。スタッフからは「Mr.」と呼ばれているようです。


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やあMr.!


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ズリちゃんに比べて表情の変化が豊かです。というか、見る角度によって人相が変わります。


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ズリちゃんほど押し出しが強くない感じですかね。


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お仕事Mr.


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ふほほ。


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最近はこのポーズがクセになってるそうです。

Mr.のくせ | 飼育係の落書帳


で、そんなやってるとそこに・・・

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ズリちゃんがやって来て、噛まれますw


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ガブー


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Mr.、完全に負けてます。


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逃げるかMr.


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ズリちゃん強いね。

シーパラのスタッフの皆さんも、やきもきして見ているようです。がんばれMr.!

やきもきします! | 飼育係の落書帳


3月上旬の撮影でした。

カワウソの海

動物科学館の中にはニホンカワウソのコーナーがあって、剥製がいる。

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一般に動物園で剥製を見る人は多くない。動物園は生きている動物を見に行くところだと思っているひとが大半だ。


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でもわたしは剥製が嫌いではない。忘れ去られているような場所にひっそり並んでいるそれらを見るのは、生きているやつらと対峙するのとは別の側面から、生について考えることになるからだ。



その隣の図書コーナー。本の多くは子ども向けだけども、だいたい立ち寄ってどんな本があるか、覗いてみる。そこでふと手に取った一冊の後書きに、目が釘付けになった。



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・・・この作品は最初まず、日本共産党の中央機関紙「赤旗」日曜版の子ども欄に連載され・・・





あーっ!
わたしが小学生の頃に新聞で読んで、カワウソという動物を意識するきっかけとなった小説が、目の前にあるではないか!






わたしの父の友人に共産党員がいたようで、何年か赤旗を購読していたことがあったのだ。うちは両親も子どももノンポリだったので、おそらく義理で取ってたのだろう。この小説が赤旗の日曜版(ノンポリ向けのお試し版みたいな党新聞である)に連載されていたのが、昭和48年9月2日から49年11月3日までだったという。わたしが小学校の4年生から5年生にかけてのことだ。日曜ごとに動物園に通うような動物少年、とかいうわけでもなんでもない、ごく普通の子どもだったのだけど、毎週毎週、新聞に載ってるニホンカワウソという不思議な動物と、それが生き残っているという宇和海というエリアに関して、その小説はわたしに一生消えない記憶を植え付けてしまった。


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数年前からカワウソの撮影をするようになって、自分のカワウソ原点であるあの小説のことが、うっすらと気になっていたのだ。そのうち国会図書館にでも行く機会があったら、その時にでもついでに調べてやろうとか思っていたのだが、意外にあっさり、再会できてしまった。約40年ぶりの邂逅である。


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椋鳩十著『カワウソの海』。

ポプラ社だ。ポプラ社のブックデザインって小学校の図書館のにおいがするよね。




実はこの本、まだまだ現役だった。

椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海




さっそく買って読んだことは言うまでもない。表紙の違う現行の1980年版では、挿絵は横内襄ではなく、あとがきも変わっていた。別に本マニアでもないので、中身の小説が一緒であれば気にしない(新聞連載時と単行本では、一か所ほど決定的に設定が違う部分があるのだが)。学校図書館の選定図書になっているので、古い版もちょっと探せばすぐに見つかるだろう。


40年ぶりに読んで、もちろんストーリーはぜんぜん覚えていなかったのだけど、何とも切ない小説であった。

子ども向けのカワウソ小説といったら、今や「ガンバとカワウソの冒険」の方が知名度が高いが、そのガンバに比べてストイックというかクールというか、子ども向けらしいちょっとした冒険とか、楽しい仲間との絡みがあったり、みたいなエンタテインメント指向がまるでない。もちろんカワウソが言葉をしゃべったりも、しない。子ども向けに書かれているにもかかわらず、徹底して社会派な小説なのだ。だから、読後感は、かなり辛い。日本人は、どうしてカワウソを守ることができなかったのだろうか、と誰もが反省モードになってしまうだろう。

この小説が連載されたのは、その舞台となった愛媛県よりも、高知県の方でニホンカワウソ発見騒動が繰り広げられていた時期と一致する。そしてこの小説が示唆する辛辣な結末が、その後舞台を変えても好転することなく、結局ニホンカワウソは姿を消す。



・・・


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そしてやはり、現実の生きているカワウソに接するときにも、その複雑な思いを消すことができなくなる。


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こんな連中がそこいらじゅうに住んでいたというのに、それをすっかり消し去ってしまったわれわれ日本人。


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自分が加担したわけでもないのだけれど、どうにも申し訳ない気持ちになってくるのだ。


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「反省しろぴゃ!」


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この絵(動物科学館のホールの壁画)、カワウソの場合は誇張でも何でもないよなあ。ほんとにこんな感じで遊ぶよなあ。


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この愛すべき連中に対して、自分は何ができるかなあ。


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夕方になると水面が金色に。


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種類は違っても、カワウソはみんなこんな感じで水面から様子を窺うのだ。


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遊んで、


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隠れて、


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くつろいで。


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昼は水が光るね。


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何か話しあってるみたい。


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わたしの人生があとどれだけ残っているのかわかんない(間違いなく折り返しポイントは過ぎた)けど、残りはこいつらのために使ってやろうと思ってたんだけど、何だかそれを再確認してしまった。

のいちカワウソ・泳ぎまくり

[ More continuing otter story of NOICHI ZOOLOGICAL PARK OF KOCHI PREFECTURE. Enjoy watching how they swim and eat. ]

高知県立のいち動物公園のコツメ&ユーラシアがつづきます。

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ハルです。


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いきなりだけど、えっへん。


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何持ってんの?


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ナイショ(実はキノコ。白いすべすべのキノコ。実に怪しい)。


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パートナーのメメちゃんが来ても、キノコは渡さん。


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ミンさん泳いでます!(実はすでに、捕獲されて寝室に戻った日の翌朝なのだった)


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こっち来るよ。


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いきなりお食事開始!


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うまうま〜


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コツメのメメちゃんもまねしてワカサギを狩ります。


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コツメはだいたい上陸して食べるよなあ。


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うまうま〜


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えっへん。


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こっちはふたたびハルくん。黒目がち。というか黒目だけw。


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メメちゃんにキノコの講釈を。


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メメちゃんキノコに興味なし。


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乾くとプリティ度がアップするよ。


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ご〜しご〜し。


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乾いてきた!


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ツメナシ夫妻はあいかわらず激しい泳ぎでした。

写真集いかがですか〜♪
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おやすみ前にこの一冊・・・
「カワウソ」(東京書籍)

千葉市動物公園、長崎バイオパーク、鳥羽水族館、海遊館の売店でも売ってるよ!

巻末「カワウソなび」の最新情報はこちら↓


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Junichi SATO

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[佐藤淳一]写真作家。1963年生まれ。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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・・・

わたしの本もついでにおひとつ買ってくださいな


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おそらく日本初?のカワウソ写真集


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