Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ムナジロテン・ドイツカワウソセンター

[ Almost endless report of Otter-Zentrum Hankensbüttel. The last Mustelidae animal except otter is Beech marten (also known as Stone marten or White breasted marten). This exhibit is quite interesting. The martens appear in a barn! ]

121013_01
んもう、何者ですかこのかわいいやつは?


121013_02
実はこいつがムナジロテン(ドイツ語でSteinmarder:石テン。ちなみに前回のマツテンはBaummarder:木テン)。ムナジロテンの展示テーマは納屋でして、要するに納屋にムナジロテンが住み着いちゃったりする、という設定です。日本で言ったらハクビシンみたいな存在か。


121013_03
左の建物(1階はカフェ)の2階は、こんな屋根裏部屋になってて、ここにもムナジロテンが出て走り回るのだ。真ん中に思いっきり巣箱が写っております。ムナジロテンのドイツ語の別名はHausmarder:家テン。まさに家の中に出てくるテン。 


121013_04
右の建物(これがいわゆる納屋)には自動車が突っ込んでおりますね。これがなぜかはあとで書きます。


121013_06
ムナジロテンのガイドが始まりました。このエサで寄せます。


121013_05
でたあ〜♪


121013_07
ぴよ〜ん


121013_08
しゅたっ


121013_09
ふんふん


121013_10
胸のぶち模様がたまらん!


121013_11
あやしいやつ!


121013_12
別の個体も出てきて、


121013_13
べーっ


121013_14
何でここに車があるのかと言いますと、ムナジロテンはとっても車が好きなんです。


121013_17
と言っても別に運転するのが好き、とかじゃなくて、エンジンルームに入り込んでコード類をかじってしまうらしい。まあそれも一種のメカ好きと言えなくもないか。


121013_15
なにしろ納屋全体がおもちゃ箱みたいなもんだからねえ。こういうところが楽しいのだ彼らには。


121013_18
というわけで、ぶっちゃけムナジロテンは農家のひとに嫌われております。つまり放っておくと駆除されてしまう。そこでカワウソセンターでは、このように「Marderberatung:ムナジロテン相談会」ってのを毎日時間を決めてやっているようです。うちのガレージにもムナジロテンが出るんだけどどうしたらいいの?みたいな相談でしょうけど、いったいどういう助言を与えているんだろうか。


121013_16
しかし、よく考えるとぶっとんだ展示です。カワウソセンターのノリ、いや考え方が実によく表れていると思います。ここは動物園ではないので、何が何でも自然景観の中で見せなければ、という暗黙の縛りみたいな感覚がないのかもしれない。


次回、いよいよユーラシアカワウソ!

マツテン・ドイツカワウソセンター

[ More continuing report of Otter-Zentrum Hankensbüttel. Next Mustelidae animal is European pine marten. Visitors can look down the marten's ground from the deck which surrounds it. The animal is so active and beautiful! ]

121012_01
ちょっと更新が滞ってすいません。いろいろ忙しかった。ハンケンスビュッテル・カワウソセンターが続きますよ。さ〜てこの茶色いやつはどんなイタチ科かな?


121012_18
Baummarder-Waldという展示場です。日本語にするとマツテンの森。すでに他のイタチ科動物でも十分に森っぽいけど、ここはもう森中の森。


121012_02
展示を区切る高さ3メートルぐらいのフェンスの上が木道になってて、ぐるっと歩き回って観察ができる。


121012_03
いました!


121012_04
ぴょんこぴょんこ走り回っています。この広い広い放飼場に1頭しかいないらしいです。というか、野生での生息密度に合わせて、あえてそうしているのでしょう。


121012_05
マツテンの特技は、もうお気付きと思いますが木登り。


121012_06
こんなしなりまくりの細い木でも果敢に上っていきます。


121012_07
あとジャンプ力がものすごい。この餌台も直接上がったのではなく、隣の木の上からジャンプして行ってました。


121012_08
実にワイルド。何というかテンらしいテン、ですね。


121012_09
われわれとは重力の感じ方が違うのでしょう、きっと。


121012_10
地上で小休止。


121012_11
ふたたび走り回っています。


121012_12
こんな細い木でもガンガン行きます。


121012_13
ノド毛がたまらん!


121012_14
これはマツテンガイドの際にキーパーさんが放り投げた牛モツ。


121012_15
ガイドが終わってから食らいついてどうするw


121012_16
取れたみたいです。


121012_17
いただき〜♪


つぎはムナジロテン!

アナグマ、オコジョ、ミンク・ドイツカワウソセンター

[ Continuing report of Otter-Zentrum Hankensbüttel. Enjoy more Mustelidae animals: European badger, Stoat and American mink. ]

121006_01
ハンケンスビュッテル・カワウソセンターのつづきです。イタチ科動物がぞろぞろ。


121006_02
アナグマはアナグマでも、ヨーロッパアナグマ。


121006_03
絵本ではおなじみですが、本物をはじめて見ました。


121006_04
広い放飼場を、


121006_05
う〜ろうろ。


121006_06
たべものはどこかな?


121006_07
ジャンプ力がそれほどない(前回の記事参照)ので、柵はほとんど見えないぐらいの高さです。

ところでこの展示はDachs-Heckeと名付けられています。Heckeは、やぶ、とか茂みのこと。つまり「アナグマのやぶ」か。


121006_08
もこもこおしりは、やっぱりアナグマですね。


121006_09
次は、オコジョです。


121006_10
これがオコジョ放飼場。Hermelin-Heideという展示です。Heideは原野、つまりオコジョ原野。


121006_11
いたぁ!


121006_12
あ〜、穴に入っちゃった!


121006_13
出てきた。

後ろ足がしっかりしてます。大きさの割にジャンプ力があるのはこのおかげ。しかし、放飼場を群れごとに仕切るためのフェンスがものすごく低かったのはなぜだろう? いろいろとあとになって謎が出てきます。


121006_14
オコジョはヨーロッパからアジア、北アメリカまでものすごく広く分布していますが、地域による違いは亜種レベルということになってます。このあたりもちょっと不思議。



ごめんね。オコジョはあんまり撮れなかった。



121006_15
つぎ、ミンクです。Nerz-Moor、つまりミンクの湿地。カワウソセンターでもっとも最近できた展示。放飼場はふたつに区切られていて、アメリカミンク(Neovison vison)とヨーロッパミンク(Mustela lutreola)、両方の種を展示していました。

ところで、今回、顔を見せてくれたのは、アメリカミンクだけでした 。本当はヨーロッパミンクの方をを見たかったのだけど、出てきてくれなかった。


121006_16
はい、こんにちは。


121006_17
ミンクも名前は知られているものの、みんな実体をよく知らない動物のひとつだと思う。


121006_18
木の陰で警戒中。


121006_19
ぴょんぴょん走り。


121006_20
ん?


121006_21
んん?


121006_22
精悍な顔つきですね。


121006_23
ミンクに限らないのですが、このように地下の巣穴での生活も見られるように工夫されています。暗くて写真が撮りにくいので、今回は省略モードですいません。


121006_24
アメリカミンクもヨーロッパミンクも、大した違いはないだろうと思ってたのですが、この説明画面を見るとだいぶ顔つきが違いますね(左がアメリカミンクで、右のムギュが白い方がヨーロッパミンク)。この記事を書いててはじめて気が付いたのですが、学名がまるっきり違うじゃないですか。こりゃかなりの違いがあると考えた方がよさそうだ。



つづきます。
カワウソに行くまで、まだ遠いなあw

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

Created with flickr badge.




コメントありがとうございます。
すべてにリプライできなくてごめんなさい ↓

最新コメント
動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、意外にハマります。すでに4巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


新版 電脳の教室
新版 電脳の教室
こういうのもあります


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】