Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

バーゼルカワウソ・その2

[ Asian small-clawed otters at Zoo Basel. A mysterious object has turned out to be an automatic feeder for the otters! ]

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バーゼル動物園のコツメカワウソのつづきです。


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[前回のあらすじ]広大なインドサイ放飼場を取り巻く細い水路に設けられた謎のバケツオブジェ。これは本当にコツメカワウソ用のフィーダーなのか。本当にコツメたちはここにやってくるのであろうか。



・・・



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あら!本当に来たw

すでに時刻は午後4時23分です。ちょうどお腹のすく時間帯。それまでに一度も現れなかった、ということは、夕方になるとここで何か食べられる、ということを学習しているとみていいのでは。


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でもね、


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まだバケツが高いのですよ。バランス用の氷が解けきっていません。


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うーん


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でもはやく食べたい


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思いっきり横目で見てますねw


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未練たらたら〜
ヨダレみたいw


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まだかまだかまだかまだか


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うりゃ〜っ
仕方なく水路で滝登り。


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でも、


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すぐに戻ってきて、


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バケツが気になる。


・・・そんなこんなで20分ぐらい経過・・・


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お、もう届きそうだぞ!


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バケツにはちょうどコツメの前肢が入るぐらいの穴が開けられています。


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でも、


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まだ十分に届いていない感じ。


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ダメだこりゃ


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引き下がって対策を練る(ように見えます)。



で、その対策とは?


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おーい!


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なんじゃい!


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メインの放飼場にいる仲間を呼び寄せた(ように見えた)。


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やってきた2匹は共同作業でバケツを攻略して、


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わりとあっさり、おいしいものゲット。


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いいなー


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よっしゃあ!
気合が入る(ように見えた)。


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お、とれた!


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持って帰って土手の上で食べてます。
おいしいものの正体は、どうやら貝のむき身のようですね。


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よかったね。


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おいしいもの探しはつづきます。


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このバーゼル方式(?)のフィーダー、どっかで見たような気もするんだけど思い出せません。


  • Posted by jsato
  • 18:00 | Edit

バーゼルカワウソ・その1

[ Thank you very much for waiting. Next report is the exhibition of Asian small-clawed otters at Zoo Basel. All photos were also taken in the end of Aug. 2018. ]

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スイスに戻ってバーゼル動物園のコツメカワウソ展示です。


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中央駅から近いんですね。典型的な街中動物園といえましょう。


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四の五の言わずにいきなりカワウソ展示へ!


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と言いたいところですが、このインドサイ放飼場のどっかにコツメがいることになっています。


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サイの展示としてもすんごく広いので、ここでコツメが出てきても豆粒だよなあ。


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あ、いました豆粒!


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あんただれ


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あれ、穴に逃げ込まれちゃったよ。


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仕方なくインドサイの放飼場を一回りしていると、不思議なオブジェを発見。


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なんだこれ?


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この段階での仮説・・・

・このサイ放飼場の外周の細い水路は、コツメ専用である(上野のコツメ展示が大規模になったやつ、というようなイメージ)。

・穴の空いたバケツはおそらくコツメ用のフィーダーであり、中においしいものが入っている。

・ひとつのフタの開いたバケツには氷が入っており、他のフタつきバケツとバランスしているが、これって氷が溶けると他のバケツが降りてくる仕掛けにちがいない。

・つまり、氷が解けた頃にコツメがみんなここにやって来るはず❤️

逆に言うとしばらくここにはコツメは来ないってことね。



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広大なウッドチップ放飼場をずっと見てると、たまにちょろちょろコツメが出てきます。


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お、カラスとバトルか!やるんか!


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あれ、なんかなかよくしてるぞw


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インドサイ放飼場には、キョンもいます。          ↑おいしいもの探し中のコツメ


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ぞろぞろ3匹。遠いよ〜!


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手前左のボケボケなのがインドサイの豊満なボディ。コツメの奥にはVisayan warty pig(和名なし。フィリピンのビサヤ諸島のレアなブタ。以下ブタさん)。

つまりここって4種混合展示なのだった。あらすごい!!!


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レッツゴー3匹(←すでに通じにくくなっている世代依存性のネタ)。


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ブタさんこんにちは


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ん?


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何かやらかしてくれるのかな?


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そこまで接近するんか!


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さて、ちょっと時間が経ちましたが、仕掛けの氷が溶けるのはまだずっと先のようです。


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はたして、コツメはほんとにあのフィーダーまでやってくるのか?!

つづきをお楽しみに!



  • Posted by jsato
  • 17:35 | Edit

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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