Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園と水族館を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

シロクマ+クズリ+シロイワヤギ・ベルリン動物公園

[ Maybe you need three days to complete all animals in large Tierpark Berlin! This time, let's take a look at Polar bear, Wolverine, Elk, Mouflon and Rocky Mountain goat. ]

130302_01
何件か「つづく」のままになっているテーマがあったよね。ぼちぼち続けようか。

それじゃ、まずはベルリン動物公園(Tierpark Berlin)だな。それにしても何とかっこいいやつなんだ!



130302_02
ベルリンには大きな動物園がふたつある。旧西ベルリンのその名も動物園(Zoologischer Garten)駅の真ん前にあるベルリン動物園(Zoo Berlin)と、旧東ベルリンのフリードリヒスフェルデにある、ベルリン動物公園(Tierpark Berlin)だ。で、前回書いたように、この旧東の動物園の方が、凶悪なほどに広大なのであります。


130302_03
やっぱり夏はミドリグマになるんだなあ。


130302_04
おっ!


130302_05
実にかっこいい!


130302_06
で、ベルリン動物公園の作りって、一言で言うとおおざっぱ。これが共産圏的なおおらかさ、なんだろうか。いや、共産圏的なおおらかさと、ドイツ人特有の律義さが合体すると、こんなとんでもないことになっちゃういい例なんだろうと思う。もちろん、絶対的な広さがあるので動物にとっては悪くない。しかし、見物する人間の方はものすごく大変だ。


130302_07
ちょっと溶けてしまいました。夏は仕方がないね。


130302_08
で、とにかくこんな広大なホッキョクグマ放飼場はこれまで見たことがなかったので、


130302_09
まだ開始早々ですが、もうどうにでもしてくれという気分になってきた。

そうそう、こんなふうに常同行動にならずに、ふつうにほっつき歩いているホッキョクグマ、というのもここで初めて見たんじゃないか、という気がする。


ベルリン動物公園は、最低でも丸2日、できれば丸3日かけたい。今回、わたしは開園直後から閉園までいたが、それでも全体の3分の1ぐらいしか回れていないのだ。何なんだいったいw



さ、次はクズリを見るよ。

130302_10
いました!
イヌじゃないぜw

クズリは分園みたいな拡張部分みたいな場所にいるんだけど、ふつうにいろいろ回ってたどりついたら、ごらんのようにもう夕方だ。


130302_11
奥の方で2頭がじゃれてる!
放飼場はオリなんだけど、目が粗いので何とか撮れそうだった。


130302_12
実はこのときクズリを初めて見た(すでにデュイスブルクのやつをお見せしてるけど、日程的にはこっちが先)んだけど、「えーっ?」って感じだった。


130302_13
何で「えー?」かというと、こんなふうにじゃれじゃれするような動物とは思ってなかったのだ。何と言うか、もっとシリアスに毅然とした感じのするやつかと勝手に思い込んでた。


130302_14
しかも、好奇心旺盛だしねw


130302_15
こんなはずじゃなかった・・・んだけどそのへんはやはり大型イタチ科動物特有の性格なんだろう。


130302_16
何の説明もなしにこの写真見せると、イヌかクマって言われそうだ。


130302_17
でも犬歯の見え方がイタチ科。


130302_18
逆光の影の部分を思いっきり持ち上げているので、毛の色は当てになりません。もっと暗いです。


130302_19
口が開きっぱなしです。あ、ひょっとしてわたし威嚇されてますか?


130302_20
あれ、行っちゃった。しっぽが特徴的(ちょっとオオアリクイみたいな感じ)なんだけど、ちゃんと撮れてないなあ。




んで、おとなり(といってもかなり距離がある)がヘラジカ。

130302_21
むーっす!いや、えーるく!


130302_22
エルクは以前、ストックホルムの動物園で見たんだけど、当時は写真とかまったく撮ってないのね。ツノの立派なオス、撮っておけばよかった。


130302_23
そのまたお隣。ふつうのムフロンと思いますが、立ち姿がかっこいいので見てね。


130302_24
そろそろ出口に向かわないといけない時間ですが、途中のシロイワヤギにひっかかりました。


130302_25
まだ冬毛がひっついているんでしょうか。


130302_26
ベビヤギ♪


130302_27
オトナがあまりに愛想のよすぎる顔しているので、ベビヤギはそれほどかわいい感じではないですな。


うーん、もう一度行っていろいろ撮り直したいぞ、ベルリン動物公園。
まだキリンとかラクダ科とか、すごいのがつづきますよ。


ゾウさんと思い出ベンチ・ベルリン動物公園

[ Asian elephant and African elephant at Tierpark Berlin. Beside the elephant ground, I found the memorial bench of Wulf Olm or famous photographer in Germany. ]

130207_01
アジアゾウの、ちびゾウ。ベルリン動物公園(Tierpark Berlin)。2012年8月撮影。



ゾウ放飼場の前に、メモリアルベンチが置いてあるのですが、その中のひとつを何気なく読んでみると、写真家さんのものだったので、撮っておいた。

130207_17

 ヴルフ・オルム
 1942.7.16 - 2007.4.15
 ベルリンの動物写真家
 ありがたい思い出の記念に


最近になって調べてみると、ヴルフ・オルムさんは東ドイツで屈指のスポーツカメラマンだった人で、東西ドイツ統一後はどういうわけだか動物写真に転向したらしい。ベルリン動物公園を撮った写真集が出ている(Amazonにオーダー中だけどまだ来ない)。

東京都の動物園でも「思い出ベンチ」という名前で、20万円ほど出すと記念プレート付きのベンチを置いてくれるようになっているようなのだけど、日本の場合、ベンチがボロくなったら撤去ね、みたいなところがあるので、自分が死んでもやってもらおうという気にならない。確証はないけど、ドイツの場合はそう簡単に撤去されないんじゃないか、という感じがする。

ベルリンのこのベンチは、もうすでに何度かペンキを塗り重ねられているように見えるんだけど、東京のそれはペンキを塗って長持ちさせる作りにはなっていないのである。これはもう文化の違いというより、まず根本的な気候の違い(温度変化と高湿度)によるものが大きいので仕方がない。日本の気候では、定期的にペンキを塗っても木材が朽ち果てるスピードがとっても早いからね。



で、この思い出ベンチに座って目の前に広がる景色は、こうだ。

130207_02
わー!ゾウさんがいっぱいいるなあ、という段階でもうこの景色に負けているわけだが、ちびゾウが2頭もいる、ってところでもう完全に惨敗である。


130207_03
ドイツの動物園ではどこでも誇らしげに繁殖しました!っていうプレートが掲げられているのだけど、ベルリン動物公園のアジアゾウ、今年(2012年撮影です)だけで5月に2頭も、生まれてるじゃない。おいおい。


130207_04
お母さんも毛深いなw


130207_05



130207_06



130207_07
んもう、言葉が出ませんっ。


130207_08
真正面ちびゾウ!



・・・



さて、必要以上に広大なベルリン動物公園ですが(ベルリン動物園とベルリン動物公園の違いなど、その手の話はいずれ書きます)、ゾウさんはアジアゾウだけではありません。

130207_09
ここからアフリカゾウの部になりますけど、いいですね?


130207_10
これは、若ゾウ?


130207_11
のようですね。


130207_12
プレートには2006年と2007年に生まれてるとあるんだけど、もうちょっと若いような。


130207_13
ちゃんと調べとかないといかんなあ。もう完全に気合い負けしてるから、こっちも頭がぼーっとしてたんだよなあ。


130207_14
こっちは明らかにちびゾウ。


130207_15
ちびゾウ給油中。


130207_16



130207_18



130207_19
ぼーっと見てるだけです。


130207_20
さて、ゾウの隣にはお仲間のハイラックスの展示があるのが定番ですが、ここのハイラックスはキボシイワハイラックス(Yellow-spotted rock hyrax)。


130207_21
おなじみのケープハイラックスとあまり変わりのない顔。毛の色は違うかも。以上、適当な観察で申し訳ない。


130207_22
ドイツの街角でよく見るポスター貼り用の柱に、素朴なポスター。このポスター、おみやげに売ってくれればいいのに。


凶悪なほどに広いベルリン動物公園、カワウソがいないので一番最後になりました。これから何回かに分けてアップします。

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

Created with flickr badge.




コメントありがとうございます。
すべてにリプライできなくてごめんなさい ↓

最新コメント
動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、意外にハマりました。2も出てます。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


新版 電脳の教室
新版 電脳の教室
こういうのもあります


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】