Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

長崎カワウソ・シティは働きもの

[ Oriental small-clawed otters at Nagasaki Bio Park continue. Three individuals are exhibited at this play ground. One female is aggressive, the other female runs very active, while the male otter is gentle and quiet. I always think it's interesting to watch the difference of their nature. ]

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長崎バイオパークのコツメカワウソ。どアップはシティ。


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シティは働きもの。


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葉っぱやらよくわからんものをくわえて走り回っています。


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たまに立ち止まって考える。


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ナン姉さんがヒーターの上でくつろいでいるときも、


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シティは働きます。


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何のためだかよくわからないロープ発見。


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とりあえず、引っ張り回してみます。


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なりゆきでひとり綱引きをする展開に。


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うりゃ〜っ!

元気でけっこうなことです。


マレーシアから来たこの子たちはみんな年齢不詳なのですが、シティとアルジュナはまだ若い(2歳ぐらいでは?)感じです。一方のナンは繁殖ピーク年齢ど真ん中なわけで、この日も発情コールがすごかった。まだ若いアルジュナじゃなくて、もっと成熟したオスを持って来れればいっぱい産んでくれそうな気がします。勝手なことを言ってますが、この子たちは日本のコツメカワウソ界ではとても貴重な血統の個体群なので、何とか繁殖に成功してほしい!とカワウソファンはみんな考えているはず。


・・・


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おとなりのシマスカンクさん。


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たしかにここの子は美形です。


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いいねえシマスカンク。


・・・


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で、やっぱりアルジュナはマイペース。


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レディース2頭と行動パターンがずれてます。


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何かを打ち明けたいような。


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がんばれアルジュナ。太るなよ。


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ナン姉さんガン見。


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でもね、何だかんだで3頭いっしょにいることも多いんだよね。


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仲よく暮らせよ〜!

長崎カワウソ・2年は長かった・・・

[ Oriental small-clawed otters at Nagasaki Bio Park. This exhibit is known as large and similar to natural habitat of otter. ]

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長崎バイオパークのコツメカワウソ。アルジュナくん。3月下旬に訪ねました。



何しろ、その前にバイオパークに行ったのが2年前。

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | ラブラブ・カワウソ

人間のタイムスケールだと2年はまあ、そんなに長い時間ではないですが、カワウソスケールで2年というのはけっこう長い。この2年間で長崎バイオのカワウソには、実にいろんなことがありました。



いちばん悲しいのは、先日ツイートした通り、ゲモックが亡くなってたこと。今年の1月のことだそうです。昨年末、まだ健在だったゲモックの最後の姿をkittoさんが撮ってくれてます。

あにまるカメラ:大晦日の獺納め

ダイエットしたゲモックの姿を見ることはかないませんでした。それに輪をかけて悲しくなるのは、パートナーのナオコも昨年の後半に死んでしまったことです。うーん、ダメージが大きすぎる。



悲しんでばかりもいられんので、よかったことも挙げときます。もともと10頭という話だったのが、2008年には4頭しか来なかったコツメカワウソですが、昨年さらに4頭、マラッカ動物園からやって来ました。そのうち現在バイオパークで展示されているのがアルジュナ♂とシティ♀です。ママット♂は先日、南知多ビーチランドへ移動、もう1頭のメスも某所へ移動済みです。


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ということで、現在の「シャボテンロックガーデン」のカワウソ展示場はこんな感じ。左がアルジュナで、右がナンとシティ。kittoさんのレポートにある「アライグマとレッサーパンダの丘」の分家展示はなくなってました。ではウチョップはどこに行ったのかというと、現在バックヤード暮らしです(元気そうな声が聞こえました)。

というわけでいろいろありましたが、わたしが初めて行った当時の、オス1頭+メス2頭、という基本フォーメーションに戻ったような次第。このフォーメーションが実際に繁殖に有利なのかどうかは、何とも言えない感じなんですけどね。


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ナン。確かに強い女になってるw


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シティ。すっかりナンの手下。


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この2頭に対峙するのがアルジュナで、明らかに弱っちい。


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負けるなアルジュナ!


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ま、基本的にみんなで仲良くやってるようでしたが。


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このお姉さまたちが強すぎるんだよね。


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バックヤード方向から物音が。


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あ、キーパーさん来た! 11時から公開フィーディングです。


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ごはんちょ〜だ〜い!


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もらった!

アジは3枚下ろしになってました。ゲモックの死因が消化管のつまりだったらしく、原因がはっきりしないうちは、念のため極力食べやすくして与えることにして、しばらく様子をみているとのこと。


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ナンがキーパーさんがアジを投げるのを待ちかまえています。


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何やってんの!はやくちょうだい!


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んもうっ!


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ただでさえまん丸なナンの目ですが、こんなときは10パーセント増しのワイドオープン。とんでもない超絶目ぢから!


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同じポーズをシティがしても、こんなもんです。ナンの迫力はすごい。


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うまうまシティ。


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アルジュナくんはマイペースですな。アジよりペレットの方が好きみたいだし。


つづく。


上野カワウソ・マレーシア仲間

上野動物園が続きます。
今度はコツメカワウソ。「クマたちの丘」の熱帯ゾーンに住んでいます。

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アミン(♂)。マレーシアのマラッカ動物園から、長崎バイオパークを経由してやって来た個体。


長崎バイオパークには2008年に4頭のコツメが入ったのですが、アミンはそのうちの1頭です。他の3頭はこんな↓やつら。

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2009年11月撮影(長崎バイオパーク)。

後ろの2頭のメスがナンとウチョップという個体ですが、顔をよーくご覧ください。アミンにそっくりでしょ。3頭は兄弟姉妹なんです。したがってアミンは繁殖のために出されてしまったというわけ。手前のでっかいオスがゲモック。ナン&ウチョップ姉妹のダブル誘惑に応じず、アミンと入れ替わりに上野から行ったメスのナオコのお尻に敷かれておりましたが、その後どうなったかなあ。

長崎バイオには、昨年10月にまたマラッカからコツメが入ったので、会いに行かねば!ですね。


上野に戻ります。アミンのパートナーがこちら。
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ミオ(♀)。以前はオスと誤認され、タミオという名でナオコと暮らしていた、というのは公然の秘密・・・。ちょっとワイルド系な顔立ちで、おヒゲもぴょんぴょん奔放系。


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この2頭はとっても仲よく暮らしています。昨年はご懐妊かとウワサされ(実際に展示中止してました)たのですが、残念ながら産まれませんでした。仲よすぎなんじゃないの。


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「おまいさん、何か見えるのかい」「ああ、ちーっと面白いもんがな」


・・・


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コツメ夫婦の視線の先が、これ。


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マレーグマです。


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予備知識なく撮ってたのですが、人気のウメキチくんらしい。


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ちょっと面白すぎなんじゃないの、このひと。


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はい。言うまでもなくこの展示場メインはマレーグマでして、コツメカワウソはパセリ的な存在です。案内図にもマレーグマとしか載ってません。上野でカワウソといったら、あくまでミーちゃん池の方を指します。「クマたちの丘」がそういう展示コンセプトなんだから仕方がない。ツキノワグマとヒグマのところにも、タヌキとキツネがやっぱり添え物っぽ〜く混合展示されています。


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ぐでーん。


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ところが、コツメカワウソはやっぱりただものではありませんでした。パセリのくせにやたらとアトラクティブ。


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パセリのくせにお客さんに愛嬌をふりまきまくり!です。


ただし、愛嬌にはムラがあります。そこはカワウソなので仕方がありません。


また、これも定番中の定番の小話ですが、お客さんの1〜2割はコツメを見てマレーグマだと思っているようです。これはお客さんが表示をよく読まず、そそっかしいのが悪いのですが、この誤解が常に生まれ続けているのはやはり問題。表示にさらなる工夫があってもいいのではないかと思います。コツメカワウソとマレーグマはマレーシア仲間なので、ようするにこの共生をもっと明確に主張してくれればいいのだけど、あくまでクマが気候区別に3種展示されている、という「クマたちの丘」の上位コンセプトが強すぎて、そういう微妙なコンテクストに導けていません。惜しいなあ(わたしがカワウソ好きだから、どうしてもカワウソを真ん中に据えて考えてしまうこともあって、これらの問題ってまだうまく仕分けできてない)。

ただ、ミーちゃん池の方も混合展示になった今、何かがクリアになってきたような気もする。



ではもう一度。
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こっちがアミン。見分けるポイントは、体色が薄い方、です。


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こっちがミオ。黒っぽくてヒゲが奔放な方です。これからもよろしくね。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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