Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園と水族館を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

長崎鼻パーキングガーデンで農学者・近藤典生さんを偲ぶ

[ Nagasakibana Parking Garden is a small zoological and botanical park located in southern Japan. This park was designed by Dr. Norio Kondo (1915-1997) and opened in 1966. He was the originator of environmental symbiosis in Japan. ]

150427_01
長崎鼻パーキングガーデンのワオキツネザル。3月末の撮影です。


150427_02
1966(昭和41)年にオープンした長崎鼻パーキングガーデンは、あの近藤典生さんの設計。近藤典生さん(1915-1997)は農大の先生だった方で、専門は育種学。種無しスイカの生みの親なんだそうです。先生は環境共生(environmental symbiosis)思想の実践のために「エコロジカル・パーク」という名の動植物公園をいくつか設計されています。主な作品としては、

 伊豆シャボテン公園(1959)
 長崎鼻パーキングガーデン(1966)
 鹿児島市平川動物公園(1972)
 長崎バイオパーク(1980)
 名護自然動植物公園(1987)現:ネオパークオキナワ

があります。この中の複数を訪れたことのある方は、そこに共通の雰囲気(シャボテン、リャマ、インコ、カビバラなどの南米テイストと、ワオキツネザルなんかのマダガスカルテイスト)があることに気付かれていることでしょう。


150427_03
ここ長崎鼻パーキングガーデンのある土地はどこからでも開聞岳が見える素晴らしい景勝の地なのですが、園内のさまざまなポイントで、開聞岳が借景として登場します。


150427_04
あのリオデジャネイロ植物園を彷彿とさせるヤシの並木道。露地でこれだけ育つのは気候の温暖さを証明していますが、地熱も高いのかも。近所に地熱発電所があるぐらいなので。


150427_05
レムール島。


150427_06
いました!


150427_07
あ、ベビーレムール発見!


150427_08
背中でごそごそ。


150427_09
どれが親なのかわかりませんね。


150427_10
こっち見た!


150427_11
みんなで競うように子育て。


150427_12
でもちょっと迷惑そうw


150427_13
インコワールド。

その背景が見事!
リュウゼツランの群生があって、その後にヤシが林になってて、その先は薩摩半島南端の植生の景観にスムーズに接続されています。


150427_14
ベニコンゴウインコとルリコンゴウインコがいます。


150427_15
インコショーもやってました。ミドリコンゴウインコも活躍。


150427_16
園路はしっかりとジャングルの道になっています。いい雰囲気です!

手元にある本(「近藤典生、もうひとつの世界 エコロジカル・パークの思想とその方法」プロセスアーキテクチュア 1992)の長崎鼻の開園当時の写真を見ると、植栽された樹木がまだ若く、スッカスカな景観なのですが、それが50年近く経て、すっかり森になっていることがわかります。


150427_17
んもう、これまたいい場所にフラミンゴが。


150427_18
基本的に、駐車場のあるレベルから海岸に向けて下ってくるような構造です。ここがいちばん下のレベル。


150427_19
ヤギと開聞岳。


150427_20
しつこくヤギと開聞岳。


150427_21
どこでも開聞岳。右の檻にはフサオマキザルがいます。


150427_22
日本の3月の屋外の景観とは思えませんね。左上にちょっと見えているのは、樹冠部を歩けるようになっているもの。


150427_23
フラミンゴと開聞岳。


150427_24
フラミンゴのレビューは1日1回だけ。

最後になりましたが、近藤典生先生は1915年4月28日のお生まれだそうです。明日でちょうど生誕100周年ってことですね!


おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
最新の写真は flickr | Otterhaus で公開中。たまにカワウソも。

Created with flickr badge.




コメントありがとうございます。
すべてにリプライできなくてごめんなさい ↓

最新コメント
動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、意外にハマります。すでに4巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


新版 電脳の教室
新版 電脳の教室
こういうのもあります


  • ライブドアブログ
Das Otterhaus 【カワウソ舎】