Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

上野カワウソ・今週のドナウ(6) 最終回

上野動物園アクアマリンふくしまから避難中のユーラシアカワウソ、チロルとドナウの近況をお知らせするシリーズ、別名『週間チロドナ』も、本日で最終回です。カワウソ好きのみなさんはすでにご承知のことと思いますが、明日7月11日(月)、2頭はついにいわきへ帰れることになりました。おめでとう!

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ドナウだぞ〜!

実は先週、体調を崩してしまい(チロドナじゃなくて自分ね)、2日半ほど寝込みました。おかげで最終週のひときわ仲睦まじかったであろう2頭の様子を、撮りそこねました。申し訳ない。


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キラキラ目w。必要以上にかわいく撮れました♡


で、今日はいよいよ展示最終日なので、満を持して開園と同時に入場です。しかもわたしには珍しいことに表門から。絶対に並びたくないのでちょうど9時半に到着するように行動し、券売り場に群がる大量のパンダ客をかき分け必殺の年パスでゲートを通過。パンダ舎より先はほとんどお客がおらず、カワウソ一番乗り(たぶん)です。太めのドナウがうろうろしているのが、100メートル手前からも見て取れました。


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朝から上機嫌♪


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ドナウ〜と呼ぶと、こっちに来ます(実はこっちに向かって泳いでいるときに呼んでいるだけ)。


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ドナウよかったなあ、おうち帰れるなあ。


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でもおうち帰ると、もうそのフェンスでムギュ遊びができなくなるなあ。


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そう、それそれ。ムギュ遊びw。わざわざやってみせなくていいけどさ。でもドナウは明らかにフェンス、気に入ってるだろ?


・・・


などと開園直後でお客さんが少ないのをいいことに、遊んでおりますと、

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お、ドナウやる気か?


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行ったあ!

久々に「飛び出せ水槽」まで泳いでくれました。別に久々じゃないのかもしれませんが、わたしは週1回程度しか来てないので久々でいいんです。


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水槽の底から垂直に上昇。カワウソというより、ちょっと別な動物w。ああ、アナグマが泳ぐときっとこういう感じなんだと思う。


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そこからまっすぐに上体を水上に出して・・・なかなかかっこいいよ。


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で、コケました。何でやねん。まさかウケ狙って計算してやってんじゃないでしょうね?


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ぎゃうぎゃう。


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えっへん。


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ところでドナウ、チロルはどうしたのよ?


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(しらんぷり)


チロルがいないっぽいのですが、その謎はキーパーさんが来てとけました。何とすでに昨日(?)ケージに入っちゃったらしいんです。すでに涼しいところで出発準備中。女子はいろいろ旅の準備があるのよ。


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担当キーパーさんとドナウ。

担当さんはチロドナの展示を始めてからこの1か月半というもの、決して長くないカワウソの持ち時間(他にもヒグマやツキノワグマなども担当されてます)の中で、実にさまざまな工夫や試みを実行されていたことを、ここに記しておきたいと思います。その結果、2頭は順調に新しい環境に慣れ、活発に動き、より深い仲(何か違うな?)になりました。また、観客との間にアクリルのあるアクアマリンの展示施設ではなかなか見ることのできない、人間に対するいろんな反応も見せてくれました。素晴らしかったです。お客からは「いないよ寝てるの?」とか「くせえ」とかネガティブな反応しか聞こえてこないと思うので、少なくともわたしは拍手して労をねぎらいたい。お疲れさまでした〜!・・・ってまだ明日が問題かw。



実は今日もドナウをケージに入れようとされてたのですが、ドナウは用心深いのかケージに置かれた魚を取るときも、決して後ろ足はケージに入れないようにしているんですよね。

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いやな性格w

でも入るときは入っちゃうようなので、うまく入れて送り出してくださいね。


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じゃあ元気でな。途中で暴れんなよ!チロルとAMFのみなさんによろしくな!





























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(アンコールのつもり)





【追記 2011.7.12】
テレビの生中継とかないので、移動がどうなったかぜんぜんわかりませんでしたが、無事に帰れたそうです。なんと保冷車に乗ってひえひえでw

チロルとドナウが帰ってきた - アクアマリンふくしまの復興日記 - Yahoo!ブログ

アクアマリンの復興ブログを書かれているスタッフの方の言語センス、とっても好きです。

しかしテレビカメラ7台、って福島ローカルだけでそんなに局があるのですか。昨夜のローカルニュースはさぞやチロドナの話題で沸いたんだろうなあ。

ドナウ1.8キロ増量w。
しかし、チロルはやっぱりチロルですね。

上野カワウソ・今週のチロル&ドナウ(5)

上野動物園に避難中のチロルとドナウ、今週の様子をお伝えします。上野での避難生活も、残りあとわずか。

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あっついねえ。この日の上野動物園は35℃(!)を越えてました。


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今週も2頭まとめて1本にしたのは、よいショットが少ないこともありますが、2頭でべたべたしているショットが多くて分離できなくなっちゃった、というのもあります。


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激しく魚を食べるドナウ。


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えさをもらうときは2頭交互にやって来ます。ドナウ(左)はその場で食べることが多いのに対し、チロル(右)はさっと取って安心できるところまで移動して食べるのが好きなようです。


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魚をもらうタイミングを見計らっているところ。


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お客さんに愛嬌をふりまくドナウ。


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うなぎドナウ。


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あ、泡で輪っか作ってる!

もし意図的にやったとすると、バブルリングを作るスナメリみたいに人気者になる可能性がありますが、全くのまぐれなのでたぶん無理。


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イタチみたいなチロル。


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フェレットみたいなドナウ。


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35℃ですよ35℃。ほとんど溶けそうです。水の中がうらやましい。


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ドナウは暑すぎて沈没しかかってます。しっかりしろ!


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お魚もらった〜♪

夕方になってだいぶしのぎやすくなりましたが、カワウソ舎はぐっと暗くなって撮影はキツくなります。


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薄暗くなって涼しくなると、地上での動きが活発になりますね。


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もうすぐそれに入って帰るんだよ。

移動が近いので、今日から移動用ケージが入れられてます。慣らすためですが、基本的に新しいものが現われると興味津々なので、むしろ入りたそうにしています。


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ドナウどアップ。


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えっへん。


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入ってますよチロル。


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チロルはやっぱりシリアス顔。絶対に冗談とか言わないタイプです。

さあて、来週はどうなってるかな?

上野カワウソ・今週のドナウ(4)

お待たせしました。今週のドナウです。何でチロルはさん付けで、ドナウは呼び捨てなのかw。

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特に意味はないです。チロルはプライドが高そうな顔なので、ついついさん付けしてしまいますが、ドナウはこの通り、実に庶民的な雰囲気。バイエルンの小太りの兄ちゃん、って感じなので敬称略じゃ。


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まあ、基本的に気さく。


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と思って油断していると、いきなりはしごを上りはじめました。


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おお!「飛び出せ水槽」に続くアクリルパイプの中に進入!


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ね、小太りでしょw。


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前足は動かしません。後ろ足キックで推進力を確保していることがわかります。


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カワウソにしてはコロコロしてるなあ。アナグマみたい。


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「飛び出せ水槽」に抜けた、と思ったとたんに反転。しっぽが方向舵の役目をしています。あ〜頭がフレームアウト!


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本体は消えてもしっぽは残る。あっという間の出来事でした。


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プハー。

えさもないのによくあっちまで泳いだね!

キーパーさんの話によると、ドナウはえさでは釣られないそうで、むしろ掃除の際にホースから出る水から逃げるために、飛び出せプールまで行くようになっちゃったんだそうです。これは「オペラント条件付け」ではどう考えたらいいのでしょう。うまくえさで釣られて飛び出せプールまで行くようになった(正確に言うと、飛び出せプールに行ったらえさがあった)のを「正の強化」が起きたことになるとします。しかしホースの水、という嫌悪刺激が与えられたのにもかかわらず、飛び出せプールに行くことが強化されてしまっているw。これって行動随伴性としては「負の弱化」でも、「正の弱化」でも「負の強化」でもないですよね。言わば、ねじれ強化か? いや、きっとわたしのオペラント条件付けの理解の方がねじれているんだと思うので、読まなかったことにしてください。


・・・


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お客さんを意識してます。サービスショットです。


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定位置でプカプカ。

手を添えてるところがお客さんにウケてました。添えてないと、うとうとしたときに流されるんだよ。


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はい。おまちかねのドナウの下あご。このように白いんです。濡れているとピンクです。


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下あご左側にわずかに黒い部分があるのですが、口を開かないとわかんないですね。


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右側は真っ白です。それにしても、これってどんな表情かw。


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先週から気になっていたのですが、結構高い位置(150センチぐらい)にある渡り板に、フンがあります。要するにサインポストです。キーパーさんによると、ドナウが中央部の丸太をよじ上ってここまで来ているのでは、とのこと。これがあるおかげで一般のお客さんは「くさい」を連発しますが、ちゃんとカワウソとしてやることやってんだから、このあたりが魚臭いのは実にめでたいことじゃないか!(ちなみにここはもっともお客さんのこない場所で、わたしのチロドナ観察の定位置の、真ん前です。すぐ鼻が慣れてしまうのでぜんぜん臭いが気になりません。むしろいい臭いだと思うw)


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ユーラシアのくせにコロコロしてるなあ。ちょっと痩せたら?


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ねむねむ〜。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまですでに3刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

佐藤淳一リアルタイム
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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


新版 電脳の教室
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