Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ドイツと日本の鉄塔の違いってな〜に?

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ドイツの送電鉄塔だ。日本のと大きく違う点がひとつ。

いや、鉄塔マニアのみなさんならば、もっと多くの相違点を見つけ出すのだろうと思う。しかし鉄塔シロウトのわたしでもわかる、きわめて大きな違いがあるのだ。どこだかわかりますか?

答えは明日。

そんなの簡単すぎる!と思ったひとは鉄塔初級レベル以上か、ふだんから注意深く鉄塔を見ているひと。

しかしまあ、何というか、ドボクという切り口で身の回りを見直すようになってこの方、それまでの自分が、いかに世界をそのままの姿として見ずに、記号化された視覚の中で怠惰な認識生活を送っていたか、ということを思い知らされるのである。目を節穴にしないためにも、「ドボクという見方」は役に立つ。

ドボクって、いわば視覚健康法なんじゃないか。ボケ防止にも有効かもしれない。来月末にはいよいよ(やっと/ついに)出るはずの『ドボク・サミット』本は、ある意味で健康書として注目されてもよいと思います。
  • Posted by jsato
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門型だったら何でも好きなのか

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千鳥町線6号鉄塔。

川崎の千鳥町といったら工場だが、鉄塔も素敵だ。

こういう形式を門型鉄塔というらしい。ほとんどの場合、下に鉄道が走っている。鉄道の敷地を利用してちゃっかり送電もしようという、考えてみるとフトドキな連中だ。これからはちゃっかり系鉄塔と呼ぼう。


千鳥町線はこんな感じで門型がずっと続く。上の6号だけがゴージャスなダブル門。それ以外はこんなぺらぺらなのだが、こっちの方が門としてはわかりやすいだろう。

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実はお前は門型のものだったら何でも好きなんじゃないかと言われていて、自分でもやっぱりそうかもしれないと思いつつある。そういや鳥居も理由なく好きだ。

今後の推移を見守りたい。



  • Posted by jsato
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【速報】荒川ロックゲートでお腹いっぱいツアー

わたしは晴れ男である。わざわざ雨が降る日を船の運行日と決めたのは船会社であるから、船会社が雨男なのだった。

というわけで、しとしと雨の降る寒い中、めでたく第2回水門ツアーが挙行されました。まずは地上から荒川ロックゲートを見学。

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これほんとに動くのか?まだ半信半疑な参加者のみなさん。


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かなり降ってるのだが・・・雨など全く意に介さぬ熱き観賞魂。漢だね。


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飛んで灯に入る何とやら。われわれの観賞の餌食となったゲート通過船がそそくさと荒川側へ飛び出して行く。わざわざゲートを動かしてくれてすまない。


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なんだ。すでにデートスポットかよここは。ロック(lock)ゲートだけに、そのうち管理橋の欄干に南京錠とかいっぱい付きそうでいやだな。



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次は荒川ロックゲートを水上から攻める。葛西臨海公園発着場に月に1、2度やって来る、荒川を遡上する船。よく見りゃ「あじさい」号。これじゃ雨になるのも当然と言えよう。即刻、「ひまわり」号とかに改名すべきだ。


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ここに荒川湾岸橋のゲルバートラスの写真が入るはずだった。興奮して騒いでいたため撮り忘れた。



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橋、鉄塔、ジャンクション、そして水門。この区間は息つくヒマもないほどつぎつぎにドボクアイテムが現れる。こんな楽しいルートをなぜ今までみんな放っておいたのか、全く理解に苦しむ。責任者出てこい。


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そら来た江東線89号鉄塔だ。ドナウ型鉄塔!青い!275キロボルト!


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などと騒いでるうちに船は荒川ロックゲートを出たり入ったりし・・・


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ほとんど船体幅いっぱいの狭い隅田水門をあり得ないスピードで通過するなどして・・・


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白鬚団地や隅田川の震災復興橋梁群など眺めていると、あっという間に終点両国着。


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最後はツアーの無事を竪川水門と両国ジャンクションに報告したのだった。ジャンクションの一部が吊り構造であることを教えてもらって一同大興奮。ついでに竪川水門も吊ってもらいたいなどとわけのわからない発言して失笑を買う主催者。


以上、速報でした。

参加のみなさん、風邪などひいてませんか?
このツアーのせいで人生がちょっと狂ったりしてないか心配です。


【追記】さっそくダム日和のtakaneさんが参加レポートを書いてくれている。荒川ロックゲートの動画もあるよ。これは必見!

【追記2】さらにtsusaharaさんのレポート。それから杉浦さんのレポート

【追記3】バドンさんステンレス萌えか。荒川ロックゲートを下から真正面ってhachimさんいつの間に撮ってたのこれ

【追記4】そうか、旧小松川閘門の遺構は「水門の廃墟」って呼べばいいのか。安部攻防さんのレポート。mixi内です。

【追記5】さすがミュージシャン。ハマり方が熱い。軸太さんのレポート。まだ続いてます。

【追記6】真打ち登場だよ。とっても詳細なzaikabouさんのレポート。写真が素晴らしい。これはもう決定版に決定だ。

  • Posted by jsato
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おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

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世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
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ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
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フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
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かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
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空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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Otter (Animal)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


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