Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

ビュー魚

080423

沼津港航路水門

35.081334,138.854656

通称びゅうお、である。魚市場のための水門を作ってみたら異常にでかくなってしまったので、展望台でも作ってみんなでビューしようということで、ビュー魚。いいなあこういうの。気候がゆるゆるな静岡らしいポジティヴな発想でうれしい。

このところ、水門写真界ではにわかに静岡県に注目が集まっている。水門写真界と言ってもほとんどわたしひとりしかいないようなものなので、ひとりで勝手に静岡に撮りに行って盛り上がっているだけだ。何だかかわいそうな人のように見えるかもしれないが、静岡には「ラムネ川水門」という素敵にふざけた名前の水門があることもすでにわかっており、撮影に向かう士気は旺盛である。

さてびゅうお、だが、とにかくでかく、高い。径間40メートルはまあまあの長さとしても、満潮海面からゲート下端までが15メートルというのはローラーゲートでは国内最大なのではないか。静岡県が出している紹介ページではゲートと開閉装置を合わせた重量が日本一、となっているのだけど、重量が日本一というのは正直、見てもわからんぜ。誇るなら高さの方だと思うのだけど。これより高いローラーゲートって国内にあるんだろうか。

びゅうおの売り物は大きさもさることながら、このでかいゲートを緊急モードで急速閉鎖できる装置だ。常時開閉だと30分かかるところ、非常閉鎖モードだと3分で閉まる。400トンものステンレスのかたまりである超重いゲートを油圧ブレーキで減速しながら降下させ、津波が来る前に閉鎖完了だ。いえーい。

さあキミも、びゅうおの展望台に上ってみないか!
入場料は100円だよ。


Trackback

石川初 | 2008年04月23日 16:52
100円徴収するところが逆につつましい感じがして好感が持てます。
なごみ | 2008年04月23日 17:51
おさかな食べられますか?
かざはや | URL | 2008年04月23日 18:29
でかっw
扉体のデカさが伝わりますな
はぎわら | 2008年04月23日 18:39
これは相当すごいですね。見たい!
展望台じゃなくて、下から急速閉鎖を見たい。
小林 | 2008年04月23日 23:50
きっと溶接跡のコンパウンドにグッとくるんだろうなぁ
小林 | 2008年04月23日 23:51
きっと溶接跡のコンパウンドっぷりに惚れるだろうなぁ。
TX650 | 2008年04月24日 11:59
なごみさん
数年前に行きました。沼津港飲食店街の近くなので、おさかな、寿司とセットで楽しめますよ。味もコストパフォーマンスもなかなかのものでした。
http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kankou/shokuwo/taberu/taberu06.htm
なごみ | 2008年04月24日 14:15
TX650さん
おさかな天国ですね〜!!!
東京からなら日帰り出来るし行ってみたいですね〜♪
ナイスな情報をありがとうございました〜!
jsato | 2008年04月24日 23:32
いつの間にか沼津の観光案内になってる。
まゆき | 2008年04月25日 03:43
沼津はよく行っていたので、此処も2回程ですが堪能?してきました♪ 

見るとまた行きたくなってしまいますね・・


自宅から遠くないお気に入りを開拓検討中です。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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