
すでに番組サイトで告知されているので隠し立てすることもないのだが、NHK BS熱中夜話『巨大建造物』編の収録が5月4日の日曜日にあった。3夜分を1回の収録で片づけてしまうという何気にとんでもないスケジュールで、朝10時にスタジオに入って終ったのが夜の9時近くだった(と思う。もうよく覚えてない)。とりわけ水門編は最終日の後半で、つまり収録も一番最後。それまで無理にでもテンションを持続させろということなのだった。ドリンク剤でも持ち込めばよかったよ。
しかしまあこれってドボク・エンタテインメント界のサミットであるとは当日の大山総裁の言だが、とにかく工場とダムと鉄塔と水門という異業種なマニア達が一同に会したことはこれまでにないことであって、約6時間にわたっていろいろ語ったりダムカレー食ったりした、という事実は間違いなく歴史に残ると考えていいだろう。何の歴史かは知らんけど。
参加者全員の方とお話することはできなかったものの、毎日送電線のサルマルヒデキさんとお会いできたのがとりわけうれしかった。『東京鉄塔』は、Amazonで『恋する水門』と常に抱き合わせ購入を勧められる存在で、勝手に兄弟本のような気がしてたのだ。ご本人もシブくてノリのいい兄貴、という感じの方で素敵だった。こういう人が野宿とかして山越えの鉄塔を追っかけているのだった。実にかっこいい!
さて肝心の水門編の内容の方だが、遠慮なく全開でふざけさせていただいた。格好つけられる役割分担ではなかったからである。とにかく言おうと思ってたことはだいたい言ったので、必要量の10倍はしゃべっている。おそらく肝心なところはほとんどカットされて、アホかこいつは、というような場面ばかり残るはずなので、覚悟して見てほしい。あ、覚悟するのはわたしの方である。

なにしろ出演者が30人以上もいるので、控室もいわゆる楽屋みたいなところでは入り切らない。あてがわれたのは最近あまり使われていないらしいCR-502という古いラジオ用のスタジオである。何でもラジオドラマ専用らしい。上の写真はそこに無造作にころがってたモニタースピーカーで、とっさに「2S-305」だな、と思ったのだが家帰ってよく見てみると自信がない。2S-305の進化型で別の型番だったりするのかも。裏の銘板をちゃんと見るべきだった。