材木川水門。

写真をクリックすると、Panoramio上のわたしの写真に飛びます。
位置情報とでかい写真は、例によって上の写真をクリック→Panoramioへ。
水門プロフェッショナルズに連れ回してもらうと、ひとりでうろうろと水門を探しながら撮影するのにくらべて、だいたい5倍ぐらい効率がいい。しかも工事中の現場だって入れたりするかもよはっはっは。こんなに素敵なことは、人生でもそうめったにあるものではない。
そんなわけで、調子ぶっこいて撮影しまくりである。
上の撮影を終えて戻ろうとしたとき、河原のたくあん石よりちょっと大きいぐらいの岩を踏み越えようとしたら、その岩がぐらっと動いた。まさか動くとは思わなかったので、不意を突かれてバランスを崩したわたしは、重力の作用を受けて顔面から地面に接触しそうになった。とっさの受け身なのかカメラを守ろうとしたのか、半ヒネリぐらいまで回転したところでわたしは地球とハグした。
いえい。カメラはセーフだぜ。ちょっと土かぶったけど。神保さんは「戦場カメラマンみたいですね!」とうれしそう。わたしは「戦場カメラマンはやっぱニコンじゃないとダメでしょう」とわけのわからないリアクションを飛ばしながら土を払った。キャノンだと戦場カメラマンというよりはヌード撮影会でコケたおっさんという風情である、ということを言いたかったのだけど余計に意味不明だ。その晩、宿に帰って服を脱ぐと左肩がすりむけていた。何をどうするとこんなところケガするわけ?というぐらい怪しげな部位に擦り傷。はずかしい。プチ天罰か。浮かれないように注意しよう。
あ、ディテールでも見てみますか。
扉体は普通のローラーゲートなんだけど、スキンプレートがプレーンじゃなくてこんなだ。

リブ側がこんなパネル貼りになってて、シェル構造もどきになってる例は早苗別川水門でも見たけど、これは平らなスキンプレート側である。この穴から水とか小魚とか入ってくるけどいいのか。あ、洪水時には小魚いないですかそうですか。

恒例の銘板チェック。

今度は「しゅん工」じゃなくて「しゅん功」だよ。同じ意味の単語に一体いくつ表記バリエーションを作るつもりなのか日本語は。
材木川も排水機場とセットなので、当然のことながら樋管がある。
材木川ひ門。

写真をクリックすると、Panoramio上のわたしの写真に飛びます。
上屋に注目。基本構造はNTTタイプ。なぜにこんな全面ガラスのやつをNTTタイプと呼んでいるかというと、電話ボックスを作っているメーカー製だからだ。電話ボックスの需要が減ったため、最近はこんな水門の上屋を作っているのだそうだ。これは水門プロの松本さんから教えてもらった。
しかし、もうひとりの水門プロ、神保さんによると、これは「びっくりドンキータイプ」と呼ぶそうだ。なるほど言われてみると、腰にまとった板がびっくりドンキー的だ。そういえば、びっくりドンキーの本社は北海道なのだそうだ。北海道ではびっくりドンキーの店のたたずまいがインフラ構造物にまで影響を与えているのだった。