
越前松島水族館のコツメカワウソ、ラズリーとユズ。小さい方がラズリーと聞いたのですがこの写真じゃどっちがどっちかわからんな。左かな。仲よくお気に入りの塩ビ管で遊んでます。
この塩ビ管のおもちゃ、いい気になって水槽に持ち込んで遊んでいると、そのうちにうっかり落っことしたりする(笑)。

こんな感じで、底に沈んでいるのを潜って取ってくるわけね。前回書いた通り、水中メガネなしでも目はバッチリ見えてるようです。そしてまた、飽きずに塩ビ管を持ってプカプカ浮いている。

まあこんな透明な水の中であれば、目を使えばいのだけど、たとえ濁った水であっても、口の回りや目の上のヒゲ(触毛)が、水流の動きを検知するために機能します。魚の動きによって発生する水流の変化を、このいっぱい生えたヒゲで知るのだそうな。
ところでヒゲが生えているのは顔だけではない。よーく見てください。
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ひじのところにも1本、ぴょこーんとヒゲが生えているのわかりますか?これもまたちゃんとした触毛というから驚き。何でまたこんな不思議なところにヒゲが?
口で魚を捉えるユーラシアカワウソと違って、コツメカワウソは手を使って獲物を捕まえる。コツメの手は爪が退化していて、水かきも部分的。そのためやたらと手先が器用。つまり、手で獲物を捕まえるときに、ひじの触毛がセンサーになっているということなのだ。こういうローカルな器官の発達ってすごいよね。