
カワウソ戦隊コツメファイブ!
・・・というか毎度おなじみ、千葉市動物公園のコツメファミリーです。
よく、「カワウソってぬるぬるしてそう」などと言われて困ってしまいます。
カワウソはウナギイヌとは違うんですよ。撥水性に優れた高級な毛皮を着ています。表面は濡れネズミみたいにぺったんこになってても、中はしっかり乾いてる。もっともその高級毛皮があだとなり、人間に狙われ乱獲され、数を減らしてしまったわけです。
昨日、BS朝日でやってるBBCの『地球伝説』で、「カワウソたちの物語〜イギリスの田園を訪ねて〜」というナイスな番組をやってました。野生のカワウソはなかなか撮影が難しく、撮影できてもほとんどが濡れた状態ばかり。だからぬるぬるなんじゃない?と、あらぬ誤解を受けてしまうのか。
しかし、そこのところはさすがBBC、ちゃんとやることやって誤解を解いてくれた。カメラを巣穴に仕掛けて、くつろぐカワウソファミリーの姿をこっそりとらえていたんです。巣穴でくつろぐカワウソの毛皮は、しっかり乾いてました。カワウソは体が濡れた状態がキライ、というのは本当だった。
というわけで、今回は動物園の「乾いた」カワウソをお見せします。ふわほわ毛皮の特集。

日立市かみね動物園のお子(アヤメかアンズのどっちか?未確認)です。去年の6月生まれで、撮影は9月。生後4か月だと毛皮はまだ薄く、乾いていればこんなふわほわですが、濡れると大変に情けなくなりますので見せません。

同じお子です。手を噛まれてますが、カワウソ界では日常茶飯事。よくやるじゃれの一種。
実はかみねのコツメファミリー、11月にお父さんと長男がたてつづけに死んじゃったそうです。とても残念です。5匹でいるところをもう一度撮りたかった。母子家庭の3匹で、元気にやっておるでしょうか。
続いてまた千葉を。

お子だけ3匹で集まりはじめました。どうなるのでしょうか。

うわ。何と親までいっしょになって、合計5匹で団子になってしまった。この中に埋まってみたいと思うのはわたしだけではあるまい。
で、団子になった状態でこっちを向くと、最初の写真のようになるわけです。