
池田動物園の名カワウソ、ママさんが10日朝、亡くなりました。
推定23歳、カナダカワウソとしては国内最高齢です。カナダカワウソの平均寿命が13〜15歳とのことなので、人間で言えば100歳前後。こういう場合は大往生と言っちゃってよいのでしょう。

コツメやユーラシアにくらべて大振りなカナダカワウソは、ちょっと別の魅力があるように思います。年寄りということもあったのでしょうけど、ぺたぺたとゆっくり歩く姿がとても上品なカワウソでした。もうしっぽの先なんかひきずってて、コンクリートに擦れて出血していることもあると聞きました。

それでも大きなアジを何匹もたいらげていましたっけ。飼育員さんによると、夏はさすがにしんどそうだけど、冬には元気になるとのことなので、この冬もきっと元気で暮らしていたのでしょう。死ぬ前の日も元気に泳ぎ回っていたそうですから。

去年の11月に初めて会ったのが最後になりました。カワウソ本にも、何枚も写真を使わせてもらいました。長い間、姿を見せてくれてありがとう。お疲れさまでした。
園のウェブサイトによると、2010年3月14日(日)11時から、お別れの会が開かれるそうです。
このところ名獺の訃報が続きます。めげずに撮影を続けるのだ!>自分