Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

越前カワウソ・女子部

100611a

越前松島水族館の続きです。お待たせしました。

先日書きました通り、カワウソ女子部の定番人気アイテムは「塩ビパイプ」です。今年からそれに加えて「プラスチックのチェーン」が仲間入り。というわけで、今日は越前カワウソ女子の今の流行を探ってみることにします。あれ、わたしは今忙しいのではなかったのか。いやいや。忙しいときこそカワウソでしょう。


100611b

これ一見、単なる塩ビパイプみたいに見えるんだけど、実はチェーンがビルトインされてるんです。


100611c
「ちょっとー、それ貸してよー」


100611d
「いや。これあたしの」


100611f
ごそごそ・・・


100611e
「チェーンだけでも貸してってば」

というように、塩ビ&チェーンは大人気。ヘビロテってやつです。


100611g

もちろんプールでも、塩ビ&チェーンは必須アイテム。


100611h

どんなシチュエーションでも決して手放せません。


100611i
「よっ。はっ。」

どうしてこれで泳げるのか。


100611j
「ありゃ、手がすべった」


100611k
しゅばっ。「ほかの子に取られてなるものかー」


100611l

・・・と思ったら、なぜか塩ビは放っておいて、チェーンだけつかんで泳ぎ出しました。


100611m

どうするつもりなんでしょう。


100611n

プールから出して、腰を据えてガジガジしたかった模様。

女子部はまあこんな調子です。寝るか、ごはん食べるか、塩ビ&チェーンで遊ぶか、キーパーさんの仕事を邪魔するかで一日が過ぎていく、越前松島のすてきなカワウソ女子部。


・・・


ちょっと男子部も覗いてみましょう。

100611o

さすがは男子。激しいガジガジっぷり。塩ビパイプがあっという間に削れてなくなりそうな勢いでした。

(続く)

Trackback

くまわ | 評価 4 | 2010年06月13日 18:47
チェーンを口に入れている様子はまるで、甘いスイーツを食べているように嬉しそうですね。
トバリ | 評価 5 | 2010年06月13日 21:46
かわいいっ。女の子だと思って見てるせいか
おもちゃを抱えた、少し視線がコチラに向いている写真
なんだかキラキラとした光が舞ってるみたいです。
Rei | 2010年06月15日 22:17
HPのフォーマットが変わり、素敵な写真が半切れすることなく見ることが出来るようになり、とても嬉しいです〜〜。

それにしても越前カワウソ女子部の行動、面白いですね。塩ビパイプとチェーンがヘビロテって(笑)道具を使って器用に遊ぶその姿が本当に可愛い。ウチの下の娘(>16ヶ月目)も、いつからおもちゃではなく道具を使って遊び始めてくれるか、ちょっとドキドキです。
Tomo | 2010年06月15日 23:29
女の子可愛いー。いつも写真に癒されます。

ところで、佐藤さんの肩書は「水門写真家」のようですが、いつから、なにがきっかけでカワウソの可愛さに目覚められたのでしょうか?
jsato@otterhaus | 2010年06月16日 09:51
>くまわさん
何かカジってると、とにかくうれしいみたいですw。

>トバリさん
なるほど女子だと思うと、よけいにそういう見えかたしますね〜

>Reiさん
越前松島のキーパーさんが、そのあたりをとっても考え抜かれてまして、コツメの面白い行動を引き出すような細かい工夫があるんですよ。

>Tomo
きっかけですかー。2004年のことでした。うっかり千葉モノレールの3000円分のプリペイドカード(千葉モノレールしか乗れない)を買ってしまって、それを消化するために千葉市動物公園にはじめて行き、そこでコツメのペア(カンタとハナ)に会ったのが直接のきっかけでした。ハナは今も千葉のバックヤードで暮らしてます。

おやすみ前にこの一冊・・・
160px_kawauso_book
東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索
タグ絞り込み検索
Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

 Biography + Bibliography
(展覧会と各種掲載リスト)


 Floodgates

 Twitter : otterhaus
 Facebook : otterhaus
 Tumblr : otterhaus
 Tumblr : otterhausanbau
 Flickr : Otterhaus

* 依然として記事の内容に無関係なスパム的書き込みが多いため、各記事に対する新規コメントは現在、受け付けておりません。ご連絡はFacebook、Twitterをご利用いただければ幸いです。


キュイキュイ書房
カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

かわうそ店長、とってもハマります。すでに9巻まで出てるよ。

かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス)
かわうその自転車屋さん 1 (芳文社コミックス) [コミック]

こやまけいこ
芳文社
2014-10-16


酒ケーキもいいんだけど、せんべいの方がもっといいよ獺祭。

旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り
旭酒造 獺祭 煎餅 だっさい せんべい 山田錦の砕米で作りました 30枚入り [その他]
旭酒造


世界13種のカワウソが網羅されているすばらしい入門書が出ました。写真もいっぱい!

Otters of the World
Otters of the World


ハンザのぬいぐるみが各種、買えるようになってますよ。
カワウソ No.3320
カワウソ No.3320 [おもちゃ&ホビー]


フィギュアはシュライヒが造りがいいですね(なぜか最近すごい値段になってる!)。
Schleich シュライヒ カワウソ
Schleich シュライヒ カワウソ


かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)
かわうそ3きょうだい そらをゆく (にじいろえほん)


かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)


かわうそ3きょうだい (えほんひろば)
かわうそ3きょうだい (えほんひろば)


空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)
空がレースにみえるとき (ほるぷ海外秀作絵本)


ぼく、およげないの
ぼく、およげないの


ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学


Otter (Animal)
Otter (Animal)


Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)


カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))


The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother


椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
椋鳩十全集〈20〉カワウソの海


ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)


河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅

・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


カワウソ

おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
ドボク・サミット

みんなで作ったドボク本



恋する水門―FLOODGATES

一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】