・・・と言っても5年前の話です。写真データを整理してたら出てきました。ぜんぜん真剣に撮ってないのでお腹いっぱいにはなりそうにないですが、ちょっとおやつ代わり、というかペレット代わりに見てやってください。
赤道直下のシンガポール動物園では、普通にコツメカワウソが暮らしています。

細爪水獺、って書かれると文字通りオリエンタルな動物のようです。
拡大してみましょう。

なかなか味のあるイラストです。コツメカワウソのことを知らない人が見たら、こんな動物いるわけないじゃん、とツッコまれそう。でもいるもんは仕方がない。
顔がメキシコの覆面プロレスラー(なんじゃそりゃ)みたいかな。それとしっぽが残念な感じ。ちゃんと見て描いてないだろっ。

ほーらね、ふつうにいるでしょ。
シンガポールあたりじゃコツメなんて珍しくも何ともないのだと思います。日本の動物園におけるホンドタヌキぐらいのステータスなんじゃないでしょうか。わたしはホンドタヌキ、好きですけど。
放飼場に出ている頭数ですが、このときはたぶんこの6頭だったような。今考えると本場のくせに少なめですね。実はこの翌年、もっと本場(そのうち写真出します)に行ってもっとすごい頭数を見たような記憶があるのですが、さっき確認したところそっちも7頭でした。そう考えてみると、今の千葉のポンタファミリー9頭というのは、世界レベルでいい線行ってると思います。

何食べてるんでしょうね。拡大してもよくわからんのです。

いいコケっぷりです。ずるっ、となるコケではなくて、岩の苔っぷり。
やっぱりコツメって、こういうコケコケした場所にいるんだろうなあ。こんなのが裏の田んぼにいたり、生ゴミ漁りに出てきたりするかと思うと・・・もうたまんない。東南アジアに移住したくなってきた。

いずこも同じ、お食事時間でした。
すいません。実はこれしか撮ってないんです。1日にうっかりカワウソだけで1000枚近く撮ってしまう現在のわたしからは、考えられない所業です。5年前は牧歌的な撮影だったんだ。
で、実はコツメカワウソと共生している動物が、なかなかゴージャス。

何だかわかります?
そう、ビントロングです。中国語で「熊狸�潺」って書くそうです。このブログはUnicodeじゃないので3文字目が出ませんね。「豹」のへんと「猫」のつくりで一文字になったものを想像して補ってください。クマのよなタヌキのような、まあネコっぽいけど豹みたいな・・・要するにわけわかな動物ですねビントロング。東南アジア原産なので、コツメと共生は無理がないのかな。
なにしろ5年前の話なので、今はこういう展示じゃないかもしれません。誰か見てきてください。そして次に行ったときこそ、動物園の隣でやってるナイトサファリのカワウソショー(コツメがゴミを分別するやつ)も見なければ。