【記事転載】越前松島水族館の飼育ブログ:お引越し
お知らせ:
これまでたくさんの子どもを産み育ててくれたお母さん「ニコ」が、先月死亡しました。
多くの方に可愛がっていただき、ありがとうございました。
また、今年2月生まれのオス「ナル」が池田動物園へ引っ越しました。
現在はお父さん「シウバ」と息子2頭、娘4頭が元気に暮らしていますので
冬休みにぜひ会いにきてくださいね。
今まで越前松島には2度、出掛けているのですが、いつも生まれたての子たちと、元気に動き回る若い子たちばかりを撮ってて、ニコとシウバ夫妻はろくろく撮れていなかった。それどころか、ニコとシウバの個体識別ポイントすら、教えてもらっていませんでした。

2009年11月撮影
したがって、この写真のどっちがニコなのか、わからないという体たらくです(左かなあ)。とにかくこの2頭はまたいつでも撮れるだろう、と考えていた。とっても不覚。とってもくやしい。
こっちは間違いなくニコだと思います。同じ日の撮影。

キーパーさんが合図すると、お腹見せてゴロゴロしていました。今さらですが、しっぽに特徴があることに気が付きました。
越前松島のブログで公開されている情報を総合しますと、ニコは2004年9月東山動物園生まれ。越前松島に来てシウバとカップリングし、2007年1月、11月、2008年9月、2009年5月、2010年2月と立て続けに出産しています。毎回3頭ずつで、このうち2007年1月の子うち1頭はサンピアザ水族館に行った「つぶ」、それと2007年11月の子の1頭は千葉市動物公園の、あのチイコです。それ以外の移動は積極的に公開されていないのかな。これはシウバがアドベンチャーワールドからのブリーディングローン個体である、という事情があるためと思います。
とにかく、15頭も産んでくれたニコ、ありがとう。安らかに。
【追記 2010.12.19】
2頭の写真、やはり左がニコだそうです。
口から胸にかけて色白なのがニコ。口のまわりが黒いのがシウバとのことです。