
いきなりドナウ登場です。実はドナウが来てからAMFに行ってないんです。そのうち会いに行こうと思っているうちに、大変なことになってしまって・・・しかし、まさか上野で会えるとはね。

新しい掲示です。ミーちゃん(バックヤードで元気にしているそうです)の写真もさりげなく出てます。

開園直後は、1枚目の写真のようにドナウがプカプカしてるだけ。見るからにネタに困った報道各社さんは修学旅行生をつかまえてインタビューしたり。わたしはというと「オレにインタビューするなよ」オーラを出しまくってテレビカメラを避けてましたw

そのうちドナウは飛び出し用水槽の下にもぐったまま、出てこなくなってしまいました。よくあることですが、カワウソ舎に静寂の時が訪れます。ここであきらめて帰っちゃあカワウソなんか撮れないっすよー>報道のみなさん(実は1社だけえさ時間までねばってました。えらいっ!)

10時半になって担当キーパーさん登場。さりげない感じでえさでおびき出しますと、チロルが巣穴から出てきました。何だそんなとこにいたのか。

ははは。この黒ムギュ、まさしくチロルだ!
肉やら魚やら、さっと取っては引っ込み、巣穴で食べてます。

暗闇に溶け込む黒ムギュ。そういえば、覚醒しているチロルを生で初めて見ました。AMFで見た時は、何と開館から閉館までず〜っと寝ておった。そうなると、もうぐーたらとかいうレベルではなくて、逆に根性あるカワウソだなと思いましたね。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | ねむり姫カワウソ
朝ごはん食べたら、活発に動き出しました。

これどっちでしょ?
ムギュの明るさからドナウかもしれません。ユーラシアの顔ってちょっとした角度の違いで見え方が激変するので、コツメに慣れた目には個体識別が難しい。

これも同じ。2頭同時に出てくれれば大きさで判断がつくと思うんですが、なかなか2頭、わかりやすく並んだりはしません。そういったあたりも、これまたユーラシアらしい。

これは間違いなくチロル。
ピント来てなくてすんません。暗いとぜんぜんAF効かないの、このレンズ。

こちらはムギュの明るさからドナウか?

これはチロルだよなあ?
チロルは結構、人に寄ってきます。なんか妙に愛想のいい感じのカワウソになってましたよw。

この角度だと間違いなくチロルです。

前のコマと続きなのでチロル。正面から見るとムギュが明るく見えるのですが、濡れてるので反射でそう見えるだけだと思います。余計にわかりにくいこと書いてますね。

実はこんな感じでフェンス越しに寄ってくるのは今のところチロルだけらしい。そうすると6枚前の写真もチロルなのか。
うーん、情けないけどまだ識別ができてない。
いずれにせよ、ドナウの方がまだ慣れてない感じです。予想とは真逆だったので驚きました。

おおおおお〜、チロルが飛び出し水槽の上まで上ってきました!初めてのことだそうです。
ひょっとすると、名物飛び出しアクリル水槽まで泳いでくれるのも時間の問題、意外に早いかもしれません。これは楽しみ!

この見事な黒ムギュは間違いようがなくチロル。実にヨーロッパ亜種(?)らしい顔です。

これがドナウっぽいんですよね。

この角度で目がでかく写ると、間違いなくドナウです。
初日の1時間半だけですが、元気そうな2頭の姿を見ることができました。飛び出せ水槽で2頭でガンガン泳いで、過剰なパンダ人気をちょっとは食ってほしいもんです。
【追記 2011.5.25】
フランスのカワウソ友達から教えてもらったのですが、ドナウの出身地であるドイツのミュンヘン動物園(Tierpark Hellabrunn)のサイトに、ドナウが福島で津波に遭遇して避難したという3月17日付のニュースが出ていました。
Tierpark Hellabrunn: Fischotter Ignaz hat die Tsunami-Katastrophe uberlebt
これによると、ドナウは向こうではIgnaz(イグナツ?イグナス?)という名で呼ばれていたようで、アルペン動物園から来たチロルとペアになっていることや、アクアマリンふくしまの被害の模様、津波の後で動物が南の方へ避難したことなどが書かれているようです。ちゃんと心配してくれてるんだなあ、というか、こっちのその後の情報をちゃんと伝えてあげんといかんなあ、と思ったわけです。
【追記 2011.6.3】
その後、何とか目ができたらしく、わたしもちゃんと識別できるようになりました。最初と最後の2枚だけがドナウで、それ以外はぜんぶチロルです。