Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

上野カワウソ・今週のドナウ

お待たせしました。アクアマリンふくしまから上野動物園へ避難中のカワウソペアの様子をお知らせするシリーズ、ドナウ編です。結論から言いますと、ドナウってなかなかの役者ですよ。

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ぷかぷかえっへん。


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まずは朝ごはん!


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食べながら泳ぎます。つくづくキャラ立ちのするお顔。


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食後の休憩。丸太の中で。



ここまでが午前中のドナウです。次に彼の姿が見られたのは6時間後でした。ほとんど動物園水族館の動物とは思えない挙動ですが、それをずっと待ってた自分もかなりなもんだと思うw。まあカワウソとつきあうってのはそんなもんでしょ。



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起きたぜぇ〜!


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フンフン。


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おはよっ♪


もうすぐ閉園なんだけどね。



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さあて、いっちょ魚でも食うか。


何ともいい気なもんですが、そういうキャラと考えたらいいんだわドナウは。ババリア生まれのおっさんカワウソw。彼のミュンヘンでの名前、イグナツってのは、ババリアに多い名前なんだそうな。



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アジ見っけ!(キーパーさんが置いてったもの。ドナウが起きてこないので)


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他にないのか?


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おお、こんなところに肉もあるぜ♪


この調子だと、ビール持ってこいとか言いそうです。



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食った食った!


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ちょっとドナウの顔を観察してみましょう。言うまでもないことですが、チロルより目がでかいです。ぬいぐるみみたいなメリハリのある顔してます。鼻の下の白い毛と黒い毛の境目のパターンがチロルと違うので、この角度から撮ったものを後で見ても判別可能ですね。


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よっこらしょっと。


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食後の運動ですか?


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おお、フェンスぎわにも来るんだったのか。


というわけで、ドナウはいろいろやってくれそうなやつだということがようやく見てきました。しかし、もう閉園時間なので今日のところはおしまい。

さあて、上野であと何回撮れるかなぁ。もちろんアクアマリンは早く復旧してほしいけど、こいつらが向こうに帰っちゃうと、アクアマリンえっぐの水槽ではこんな撮り方はできないんだよなあ。

Trackback

あみ | URL | 2011年06月04日 22:41
ふくしまのカワウソ達元気そうでよかったです!
チロルはかなり黒ムギュですねw
ドナウはビックリしたような表情がかわいい!
jsato@otterhaus | 2011年06月05日 01:07
>あみさん
だいぶ慣れてきた感じでしょうか。
ドナウはたしかにびっくり顔ですが、気を抜くとタヌキ系(本物のじゃなくて、戯画化されたタヌキ)の顔なんですよね。2頭ともムギュを強調して見せるには、かなり下から見上げる角度で撮らないとダメみたいです。
カシワヤ | URL | 2011年06月05日 03:55
おはようございます。
チロルとドナウが来るまで、まさか上野で「見やすい」「撮りやすい」
などという台詞が出るとは夢にも思いませんでした。
犬嶋犬雄 | 評価 5 | 2011年06月06日 11:56
あら、こちらはまた愛嬌のある顔ですね。かわいいなぁ。
やよい | 2011年06月06日 19:49
ところで、鳥羽水族館で↓なイベントがあるようですね。
http://iseshima.keizai.biz/headline/1153/
やっぱり伊勢海老、奮発したくなります?
jsato@otterhaus | 2011年06月09日 00:31
>カシワヤさん
まったくです。

>犬嶋犬雄さん
こっちが♂です。

>やよいさん
伊勢海老www
でかい伊勢海老vsコツメだと、かつてのハブとマングースショーみたいな微妙なテイストになってしまわないか、ちょっと心配です。

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Where captive otters live in Japan.

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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