ドイツから何か郵便物が来たのですが、どうせ大したもんじゃないだろうと思って(すいません)封を開けずに一晩寝せてしまい、翌日開けてみてびっくり。

コツメ雑誌ですw。
うそです。デュッセルドルフの水族館、Aquazoo / Löbbecke Museum(アクアツォーレベッケ水族館)の機関誌「Aquarius」です。
表紙のこの子はネモくんといって、館長のゲットマン博士があちこち連れ歩いてメディア露出なんかもいっぱいしちゃってて、ドイツでは超有名なコツメカワウソのようです。
誕生日にはメディアが取材に来たり。
館長、ネモ巻いて楽しそうw。

日本でもメディアに露出するコツメはいるけど、何というか実に中途半端。スターカワウソを作るんだったらここまでやらんかい!というか、日本では単にカワイイカワイイだけでコツメをTV出演させるけど、それって大変にレベルの低い行為だと思えてくる。ネモはゲットマン館長といっしょにちょくちょくメディア露出することで、カワウソという生物種が現在直面している危機をアピールし、さらにはカワウソが暮らせる環境を回復し保全することの重要性を語っているのだ。何でこうオトナなんだろうなあドイツ人ってのは。
それと、この40ページの雑誌、値段が書いてないってことは、つまり無料配布なんだよね。
日本の動物園・水族館の配布雑誌の多くはどちらかというと子ども向けであるのに対し、これはがっつりと読ませてくれる大人向けの作りだ。子ども向けが悪い、って言っているんじゃないよ。子ども向けは必要。子ども向けだけで大人向けが少ない、というところが問題。問題というよりこれから伸びる可能性があるぞ、と考えたい。
とにかく、ドイツにはこうやっていっつもくやしい思いをさせられるんだよなあ。