
とべ動物園といえば、園のマークがニホンカワウソなのに長らくカワウソのいない動物園として、カワウソ界における何というか眠れる巨人、みたいな存在でした。おととし訪れたときは、ニホンカワウソの剥製をじっくりと見せていただきましてありがとうございます。
剥製に興味のある方はどうぞ↓
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | いなくなっちゃったカワウソ
その眠れる巨人、いや眠れるオオカワウソwがついに目を覚ましました。満を持して建造されたカワウソ舎(実はヤマアラシのお家を圧縮してごにょごにょ・・・)が今年の4月9日にオープン。徳山動物園からやってきたメスのコツメ(マサ)1頭で展示を開始。そして7月11日、サンピアザから待望のオスがやって来たというわけ。それが松山空港までノンといっしょに飛んできた、ピアです。

カワウソ名門の証がまぶしすぎます。えーい、この紋所が目に入らぬか!

みなさんこんにちぴゃ。ぼくピアっていいます。

さんぴあざ、ってところで両親と兄弟姉妹でわしゃわしゃ暮らしてたんだけど、ある日、えさに釣られてケージに入れられ、兄弟のノンといっしょにどこか遠くまで連れて来られたんだ。

それでノンとは途中ではなればなれになっちゃって。あいつ元気にしてるかなあ(してるよ)。

ここは広くていいんだけど、ぼくにはちょっと広すぎるみたいで。

それと、向こうに前から住んでるおんなのこがいて、とっても気になるんだ。

ほんとは仲良くしたいんだけどさ、

何かちょっとはずかしくって。

(こちら↑がそのおんなのこ)

ぴゃっ!あの子あんなとこで寝てるよ。信じられないよ。
(すでにお気付きと思いますが、ノンとまったく同じ降参のポーズをしているところが笑えます)

もう何が何だかわからないよ。こんなときはドンゴロスの中でぐずぐずしてよう。

さんぴあざのみんな、元気でいるかなあ・・・

ぐすん。

キュー。

いつまでもめそめそしてらんない。がんばるぞ!

でもやっぱり今日のところは寝ちゃおう。

(マサです)今度来た男の子、遊びにいってもフーとか言って威嚇すんのよね。あの子大丈夫かなあ。
・・・
移動直後のカワウソがヒッキーになるのはしばしば見られる現象なので、あんまり心配してません。担当キーパーさんはかなり気にされてましたけど。
当然、このままでは終われないので、つづきます。