高知県立のいち動物公園のツメナシカワウソ、ララさん。

のいちでは、3種類のカワウソを同時に比較しながら見られるという、国内の動物園にあってはきわめてスケールの大きなカワウソ展示が行われていることは皆さんご存知のとおり。「三色カワウソ」ってミもフタもない表現ですが、よろしければ過去記事↓をどうぞ。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 三色カワウソ

で?今日は何なの?
わたしのカワウソのスケール感がコツメでできているので、ツメナシやカナダと対峙したときのこの迫力にはいつも負けそうになるよ。
こちらはオスのクラくん。

ちょっくら昼寝の様子を覗いてみますか。

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気が済んだようです。
これ、スタンディング状態でやると徳山方面の某マレーグマの人みたいに人気が出るように思いますが、カワウソはスタンディングでは必要以上に複雑なことはしません。そういえばラッコがこんな動きをしますが、あれは毛皮のグルーミング。ではこれ、ツメナシもグルーミングしてるんだろうか。いずれにせよ前肢はかなり器用で、実に興味深い。

え〜、まだやるのか。
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さて、こんな感じでプカプカ泳いでいる写真などを見せると、うっかりツメナシもコツメカワウソも同じようなカワウソであると、誤解される方も多いのではないか。

とんでもない。ツメナシって、かなり長い。
写真ってのは比較するものを同時に見せないと、スケール感が湧いてこないので、こういうときにとっても困る。しかし、だからこそ、こんなときこそ「のいち名物・三種カワウソ展示」の真の威力が発揮されると考えたい。
ちょうどたまたま、となりにコツメカワウソのラブちゃんが泳いでやって来ました。

↑ララ(ツメナシ) ↑ラブ(コツメ)
はーい、ちょっとそこのふたり!並んでみて!

どうです?これだけ大きさが違うのだ。すごいでしょ。
表示を読まないイージーなお客さんなどは、左がオトナで右が赤ちゃんだね、なんてうっかりしたことをぬかしてるけど、まあこれだけ大きさの差があればそんな誤解をされても仕方ないとも思う。でもやっぱり表示ぐらいちゃんと読めよ、って言いたい。

一昨年訪ねたときは2頭は来園直後、まだ放飼訓練中だったのだけど、その後すっかりのいちの水に慣れ親しんだらしく、ヒゲや毛皮の色もちょっとマイルドになっていた。

クラもだいぶ角が取れた感じだなあ。
つづきます。