Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

徳山カワウソ・お食事が高級魚?

[ A pair of Oriental small-clawed otter lives in SHUNAN MUNICIPAL TOKUYAMA ZOO. The pair accomplished a good result in breeding. At various zoos or aquariums in Japan, we often meet their descendant. ]

ひさびさの周南市徳山動物園
そういえば前に来たときにはまだ2009年7月に生まれた4頭が一緒に暮らしてて、にぎやかだったっけ。その後「フク」と「ヤマ」と「マサ」と「ハル」って名前に決まって、みんなあちこち(油壺とか池田とかとべとかのいちとか)に移動しちゃったのは皆さんご存知のとおり。

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ぴゃあさん。開園直後でまだ眠い。


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起きたよ。


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元気だった?


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水に漬かってるのはカイくん。前回はバックに引っ込んでたので、実はわたしは初対面だ。


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やあカイ。日本各地できみらの子どもたちが妙に活躍しとるぞ。


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こっちはぴゃあ。こう撮るとうっかり似てるように見えるけど、そんなに似てない。


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ぴゃあが泳げないのは有名な話。子どもたちが泳げるようになっても、あんたたち水になんか入っちゃダメよ的な反応を見せていたらしい。

あ、ごはん来た!


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おさかなをいただきました・・・ちょ、ちょっとその魚なに????


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赤い魚を食べるコツメなんてはじめて見た!


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どっかの池からニシキゴイを盗んで食べているカワウソ、みたいに見えるけど、もちろんそんなことはなくて、「キンタロウ」という魚だそうです。キーパーさんによれば、正式名は「ヒメジ・比賣知」という種類で、萩あたりの名産なのだそうな。足が早いので地元でしか食することができない、ってことは他所では高級魚ってことになる。それにしても黄色いヒゲ(魚の)が、かなり派手。

『周南市徳山動物園50周年記念誌』にもキンタロウのことが載ってて、モモイロペリカンに羽根色を維持するために食べさせているとのこと。コツメに来るのはペリカン用の余ったやつだったりするのかな(喜んで食べてるから別にいいんだけど)。


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この半開きみたいな口って、ぴゃあの特徴だよね。そういえば、何となくぴゃあも毛の色がいいような気がするのは、キンタロウのせいだったかw。

Trackback

kitto | 評価 5 | 2011年09月22日 19:29
ぴゃあさん達、キンタロウを食べていたのですか!
アジを食べているところは見たことあったのですが、キンタロウを食べているのは初めて見ました。
いいなぁ、美味しそう
私も久しぶりに、キンタロウが食べたくなりました^^
jsato@otterhaus | 2011年09月23日 00:05
>kittoさん
赤い魚が来たのでびっくりしました。山口ではポピュラーな魚なんですね。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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Das Otterhaus 【カワウソ舎】