Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

市川カワウソ・ベビうそぽろりん!

[ It's a girl! On Jan. 16, a small-clawed otter pup was born in Ichikawa Zoological & Botanical Garden. The baby has not been exhibited to the public yet. But today, I happened to have a glimpse of her appearance unexpectedly. Hope she grows fast and healthily! ]


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年明け早々、いろいろとお騒がせしてしまった市川市動植物園のコツメカワウソ。砂場が復活したりウッドデッキが修理されたり、いろいろ良くしてもらってたら何と、ナナちゃんが1月16日に出産。

市川市動植物園│市川市動植物園飼育日誌から(2012年1月)

というわけで、現在ムツキファミリーは「子育て態勢」に入ってしまってます。寒い時期ということもあって、カワウソたちを放飼場に出さないことも多い(うっかり兄弟たちがベビうそを外に連れ出してしまったりするのを防止するためでしょう)今日この頃ですが、今日は寝室のドアが開いています。


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うっへっへ。ぼくたちがベビうそを守っているのさ。(←疑わしい)


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陽が西に傾きかけると、寝室の巣箱のあるところまでずーっと光が差し込むのだ。太陽の低い冬、約1時間だけの現象。マヤ文明の遺跡かw。


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あ!


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ベビうそ見えた!!!


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まだ33日齢だけど、すでに目が開いているっぽい。


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おお、順調に育っているねえ。
ひとりっこなので、きっとひとりで4頭分、でかくなってるに違いないw。


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目はまだ半開きかあ。


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だれ、しっぽ乗っけてるやつ?


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だれだー、ベビうそ乗り越えて行くのはー


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大事にされてんだかおもちゃになってんだかわからないのは毎度のこと。群性の動物ってのは、こうやってもみくちゃにされて育つのが基本なんだろうなあ。


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はい。ナナちゃんが回収。


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よっこら


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しょ、っと。


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結構、重そうな感じかな。


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ムツキも目を光らせてるね。


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回収完了。ちらりと残るベビしっぽ。


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はい、おつかれさん。


今回はもう偶然中の偶然です。公開態勢になるのはまだ1か月以上先、ちびうそ段階に入ってからのことでしょう。それまで楽しみに待つことにします。

Trackback

fayrey | 評価 5 | 2012年02月19日 01:36
すごくラッキーなタイミング!
カワウソ神殿の春分(?)の光が届いたんですね〜

ちいさい目が眠そうな感じで、「ベビウソも眠るのが仕事なんだなぁ」と思いましたよ。
はまうそ | 2012年02月19日 19:42
貴重な写真と情報、ありがとうございます。
肉眼だったら厳しかったでしょうね。

そのころ私共、パピーの命名式に参加した後、ゴンタ家を訪問。相変わらず奴らは、どこのウソにも負けないパワーでアグレッシヴでした。

市川は先日、マネージャー様とお会いして以来、訪れていないので気になっておりました。
騒動の影響もなく、順調に育っているようで何よりですね。
春からはハラパンごめんなさいで、ムツキ家詣でとなりそうです。
カシワヤ | URL | 2012年02月20日 12:48
おっぴゃ!
ムツキ達の毛艶が戻ってきてうれしいきゅい!
jsato@otterhaus | 2012年02月20日 12:50
>fayreyさん
そう、カワウソ神殿w
まだ目は全開じゃないですね。

>はまうそさん
わたしは日曜に多摩でした。
肉眼でも灰色の毛のかたまりで遊んでいるように見えるので、わかります。
暖かくなった頃にちびうそが出てくるのが楽しみですが、その時にはもう、けっこう大きくなってるんじゃないかとw

>カシワヤさん
以前のペースを取り戻した感じですね!

はまうそ | 2012年03月03日 20:39
お疲れさまです。

本日天気もよく、ダメモトですが、ほのかな期待を抱き、行って参りました。
なんと12時半頃、3分ほど外に出ている(出された?)のを確認しました。
ほかの子の動きに気をとられていて、ふと見ると、寝室扉から階段を降り、左側に出た所にいるではないですか!
親(お父さん?)に、少し動くともとの場所に戻されていました。
最後はカワウソ宅急便で、咥えられ寝室に回収。

午後は3時半頃から、やはりマヤ文明の遺跡状態で、太陽光が差し込み、何度も寝室内で確認。でも外には出されませんでした。

ハラパンごめんなさい。もう、市川から目が離せません。
jsato@otterhaus | 2012年03月04日 04:04
>はまうそさん
貴重な目撃レポートありがとうございます。そうですか、やっぱりちょくちょく出してそうですね。ベビうそも少しずつ体力が付いてきてのるでしょうが、何しろ今年は気温が低いので、やはりまだ心配ですよね〜

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Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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