Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

かっこいいアジアゾウ舎・ライプツィヒ動物園

[ Asian Elephant house at Leipzig Zoo is an interesting structure. Especially, space of the inside has unique atmosphere. ]

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ライプツィヒ動物園、おしまいはアジアゾウ舎へ。


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このゾウ舎がもう、とってもかっこいい。


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何なんだこれは。こういうとんでもない構造物を作ろうという意志は、どこから出てくるのか。


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ゾウさん撮らないで入れ物ばっか撮ってどうすんだ、って言われそうだけど、ちょっとこれは自分としては放っておけない。


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これ見て野望が心にわき起こったね。もしわたしが建築家だったら、ぜったいに巨大ゾウ舎の設計がやりたい!


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あたま冷やしましょう。ゾウさんが主役です。


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あらあら、何でロープ入れて撮ってんだ?


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んもう、明らかに空間の方ばっかり見て撮ってますね。ごめんなきみたち。


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外、出てみる?


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外観はこんな。ちょっと廃墟っぽくしてあるのか。あるいはゾウさんたちがせっせとぶっ壊すのか。


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屋外放飼場はどかんと単純に広いわけではなく、4エリアぐらいのほどほどの面積に区分けされています。


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プランが出てました。中央の建物がゾウ舎です。ゾウ舎の規模からすると全体は狭め、という気もしますが、ライプツィヒ動物園は中央駅から850メートルしか離れていない、という立地を考えた場合、やはり驚異的な広さであることに違いはありません。


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このアヤしいインド風の建物をくぐってゾウエリアに入ります。


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これまたインチキくさい壁画ですが、何というか雰囲気の方向性は間違ってません。


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でもゾウ舎はやっぱり内部空間ですね。中に戻りましょう。


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はい、このプールですが、飾りものではありません。ちゃ〜んと深いんです。つまりゾウさんが入ります!


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ゾウ舎の地下はこんな。

右側の窓に注目!
そうです。地下から水中でゾウさんが泳ぐのが見られるわけです(見たかった!)。


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そんなあなたのために、水中でのゾウさんの様子を写したビデオが流れてました。


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頭蓋骨を縦割りにした標本。


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で、その向かいの暗がりには驚くべきものが。



おーれんしゅっぺんてぃーあ、って何だ???


セ、センザンコウ????


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うは〜!!! たしかにセンザンコウですねこれは。

怪獣みたいのがお腹を上にして足を投げ出し、しっぽを丸めているようにしか見えません。

真っ暗で直接は見えない(目が慣れるとやっと見える程度。撮影困難)のですが、巣箱内を暗視カメラで写してくれています。

いやーびっくりした!


他にもいろいろすごい展示を見たのですが、ライプツィヒはいったん終了です。次はどこかな?

Trackback

カシワヤ | URL | 2012年09月06日 23:49
おっぴゃ〜!ソーセージ食ったきゅい?

オリジナル象舎設計の際は放飼場とプールの間にぜひとも水門を設けてくださいね。
あ、閘門でもいいですね。
ゑび | 評価 5 | 2012年09月09日 02:44
映画のスチールのような、とても不思議な展示室。遠い町、遠い国の動物園。いつも楽しみにしています。
jsato@otterhaus | 2012年09月09日 22:39
>カシワヤさん
水門は必要ですね。

>ゑびさん
ドイツの動物園のゾウ舎は、どこも独特の雰囲気がありました。特にインドゾウは彼らのエキゾチシズムを刺激するようで、必要以上に不思議空間になっています。

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「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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Das Otterhaus 【カワウソ舎】