
オオカワウソシリーズ第2弾は、ドルトムント動物園!
ドルトムントは数年前にドボク撮影をしてた頃、何度かうろうろしている町ですが、まさかそんなところにオオカワウソ飼育の世界の中心があろうとは。

これがドルトムントのカワウソ展示場。一見、しょぼく見えますが、そのファーストインプレッションは後に大きく裏切られることになります。

入口です。これぞ本物のオッターハウス! オオカワウソとコツメカワウソが同居してるよ。あ、もちろん単に同じ屋根の下にいるだけで、共生ではありません。もし共生したらどうなるのか、とっても興味はありますがそんなのやる意味がありません。

おじゃまいたしますと、ちょうどお昼寝タイムでした。

オオカワウソは群生ですので、やはりお昼寝はおだんごなんですな。

ぐわ〜っ

ぷきゅわ〜っ

今までオオカワウソの写真はいっぱい見ましたが、毛の乾いているものはほとんど見たことがありません。したがって本当に毛が生えているのかどうか、実はウナギイヌみたいにぬるぬるなんじゃないかという疑惑があったのですが、今回、晴れてそれを払拭することができました。ちゃんといい感じの短い毛が密生しています!

ムギュ(吻)のあたりは毛質が違います。鼻先に近いほどヒゲが短くなるのがよくわかります。

マブタの黒ずみも特徴的ですが、何と言っても鼻鏡に毛が生えているところが特徴ですね。スマトラカワウソの鼻もこんな感じなのだろうか。

前足です。ツメは意外に短い。ひょっとして爪切り持ってんの?というぐらい。ルートラ/ロントラ属と違って、アオニクス属のように指先を使う行動をしてることがうかがえます。そして表側は、指先から水かきにまで、体毛が生えてます。これは予想してなかった。

ノドの白い毛のパターンが個体識別に使われるのだそうですが、意外にわかりにくい。というか起きて動いていると、なかなか見せてくれません。野生でペリスコーピングを行うオオカワウソを観察するときは、たしかにここが唯一の識別ポイントだろうとは思います。

オオカワウソだんご。

オッターハウスの中はこんな雰囲気です。オオカワウソやコツメカワウソがゴロゴロしているエリアだけでなく、人間が歩くエリアもウッドチップが敷き詰められています。

よく見ると、ちびうそがいます。このぐらいまで大きくなっても、まだ授乳するんだなあ。

ちびうそがだんごから飛び出しました。毛質と色が、おとなうそと明らかに違っています。

代々受け継がれているような木のおもちゃが登場。

ちびうその段階から、すでに手がでかい。

かじったり、

ころがしたり。

オオカワウソもジャグリングするとは思わなかった。

手の、いや前足の内側には当然、毛がありません。色が黒いので、ちょっと類人猿っぽい質感とも言えます。

おとなうそが介入するのか、と思ったら、

別に何もしません。

ムギュがコツメなみに短いので、こういうものをくわえたときの表情はかなりコミカル。

おもちゃくわえたまま、ずりずりと散歩に行っちゃいました。
そしてこのあと、あっと驚く展開が。。。