
ハーゲンベック動物公園のレポート、最終回はオランウータン舎。

こんな外観です。
がっちりした入口があるのに、ドームは半分開いています。どーなってんだこれ?

いますね、オラン様。

お客はそれほど動き回れません。池の向こうにオラン島。
さて、なぜハーゲンベックに限ってオラン舎をじっくりご覧いただいているのかというと、ここはコツメカワウソと共生展示になっているからです。

結論から申しますと、今回コツメには会えませんでした。当日は何でやねん!と思ってましたが、ここに理由がはっきり書いてあることに、今になってやっと気が付いたw
Unsere Zwergotter haben Nachwuchs und befinden sich zurzeit noch in ihrer Kinderstube.
(コツメカワウソは子育て中で、今は寝室にいます。)
な〜んだ。これじゃ出てこないわけだわ。
オランウータンの食事時間の午後3時半まで、ふたたびオオカワウソや他の展示へ。

ゾウ舎の横にある動物園学校(Zoo Schule)。ドイツの動物園には必ずあるようです。

ちびゾウにひっかかったりして、

で、あっという間に3時半。戻ってきました。公開フィーディング大人気。

同時に3本食べます。

お父ちゃん、毛ハゲハゲやん。

ハーゲンベックオランの家族構成。お父ちゃん以外はみんな♀。いちばんお歳の個体(ベラ)は何と1961年生まれ。
おや、ハラパンという名前の子がいますね。ハラパンはマレー語/インドネシア語で希望という意味なので、意外にありがちな名前だったのだ。
あと面白いのは、「オランウータンが混乱するから名前で呼ぶな」って書いてあります。何のこっちゃ、そのために名前があるのとちゃうんかい、と思いましたが、こんだけ個体がいると、きっと間違って呼ばれることも多いのでしょう。だとしたら、たしかにそりゃ迷惑だw

上の方から見下ろしてみます。

見上げるとこんな。結構、高い木です。どこまでオランが上がれるようにしてあるんだろう・・・などと今ならいろいろ考えられますが、これを撮ってる段階ではコツメがいつ出るかと思って下ばかり見てたので、まったく詳しく見てませんごめんなさい。

ドーム部分。あ、そうか可動式なのであったか。夏だから全開にしているんですね。

オランウータンハウス、2004年5月オープン。地表面積1000平方メートル、ドーム直径32メートル、高さ約16メートル、有効容積5280立方メートル。
「ZooLex」見たら載ってました。興味のある方はどうぞ。
ZooLex Exhibit | Hagenbeck Zoo Orangutan House

父ちゃんえっへん。

口紅塗ってるのかと思いました。

ふたたびオオカワウソに行って1時間半後。すでに5時を過ぎましたが、閉園は7時なのでまだまだ粘れます。以前見せてもらったビデオで、池の手前のこの狭い砂場でコツメが遊んでいたのでした。さらにその手前はカフェになってます。あ、人間用のカフェです。でも今日はもう閉まりました。コツメも全く出てきません。

若い個体。ハラパンかシミアだろうか。

みんなでごそごそ、何かやってます。

おやつですか?

うん、その位置は楽しそうだ。

閉園まであと30分。もうお客さんもいなくなりました。
降参です。
コツメとオランの共生って、ありそうであんまりやってない(大きさが違いすぎるので、ひとつの展示にまとめるのが難しいのか?)のでぜひ、見たかったんだけど。

出口に向かう途中に、ベビラクダが!

最後まで気が抜けないぞハーゲンベック!
(実はこのさらにあとに、あのアジアゾウの室内放飼場に遭遇するのでした)
これでようやくドイツ動物園シリーズは終わり、と思った?
あま〜い。
まだもう1園あるんだこれがw