
アジアゾウの、ちびゾウ。ベルリン動物公園(Tierpark Berlin)。2012年8月撮影。
ゾウ放飼場の前に、メモリアルベンチが置いてあるのですが、その中のひとつを何気なく読んでみると、写真家さんのものだったので、撮っておいた。

ヴルフ・オルム
1942.7.16 - 2007.4.15
ベルリンの動物写真家
ありがたい思い出の記念に
最近になって調べてみると、ヴルフ・オルムさんは東ドイツで屈指のスポーツカメラマンだった人で、東西ドイツ統一後はどういうわけだか動物写真に転向したらしい。ベルリン動物公園を撮った写真集が出ている(Amazonにオーダー中だけどまだ来ない)。
東京都の動物園でも「思い出ベンチ」という名前で、20万円ほど出すと記念プレート付きのベンチを置いてくれるようになっているようなのだけど、日本の場合、ベンチがボロくなったら撤去ね、みたいなところがあるので、自分が死んでもやってもらおうという気にならない。確証はないけど、ドイツの場合はそう簡単に撤去されないんじゃないか、という感じがする。
ベルリンのこのベンチは、もうすでに何度かペンキを塗り重ねられているように見えるんだけど、東京のそれはペンキを塗って長持ちさせる作りにはなっていないのである。これはもう文化の違いというより、まず根本的な気候の違い(温度変化と高湿度)によるものが大きいので仕方がない。日本の気候では、定期的にペンキを塗っても木材が朽ち果てるスピードがとっても早いからね。
で、この思い出ベンチに座って目の前に広がる景色は、こうだ。

わー!ゾウさんがいっぱいいるなあ、という段階でもうこの景色に負けているわけだが、ちびゾウが2頭もいる、ってところでもう完全に惨敗である。

ドイツの動物園ではどこでも誇らしげに繁殖しました!っていうプレートが掲げられているのだけど、ベルリン動物公園のアジアゾウ、今年(2012年撮影です)だけで5月に2頭も、生まれてるじゃない。おいおい。

お母さんも毛深いなw

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んもう、言葉が出ませんっ。

真正面ちびゾウ!
・・・
さて、必要以上に広大なベルリン動物公園ですが(ベルリン動物園とベルリン動物公園の違いなど、その手の話はいずれ書きます)、ゾウさんはアジアゾウだけではありません。

ここからアフリカゾウの部になりますけど、いいですね?

これは、若ゾウ?

のようですね。

プレートには2006年と2007年に生まれてるとあるんだけど、もうちょっと若いような。

ちゃんと調べとかないといかんなあ。もう完全に気合い負けしてるから、こっちも頭がぼーっとしてたんだよなあ。

こっちは明らかにちびゾウ。

ちびゾウ給油中。

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ぼーっと見てるだけです。

さて、ゾウの隣にはお仲間のハイラックスの展示があるのが定番ですが、ここのハイラックスはキボシイワハイラックス(Yellow-spotted rock hyrax)。

おなじみのケープハイラックスとあまり変わりのない顔。毛の色は違うかも。以上、適当な観察で申し訳ない。

ドイツの街角でよく見るポスター貼り用の柱に、素朴なポスター。このポスター、おみやげに売ってくれればいいのに。
凶悪なほどに広いベルリン動物公園、カワウソがいないので一番最後になりました。これから何回かに分けてアップします。