Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

追悼・ズーラシアのハチベエじいさん

[ ZOORASIA Yokohama Zoological Gardens announced that their Eurasian otter named Hachibe died at 20 years old on July 19. He was the mate of Yui who died last month. May his soul be at peace. ]

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ズーラシアのユーラシアカワウソ、ハチベエが7月19日に亡くなったそうです。

プレスリリース(PDFです)
【記者発表】アカカワイノシシ「ダイチ」とユーラシアカワウソ「ハチベエ」死亡


つい先日、パートナーのユイを亡くして、じいさんも後を追うように・・・という感じで行ってしまいました。20歳でした。生年月日がいかにも推定なので、実年齢はもうちょっと行っていたのでは。いずれにせよ、安佐ズーのユウ老師に次ぐご長寿個体なので、大往生と言っていいのでしょう。


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プカプカ夏のハチベエ。2012年9月。


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冬のカワウソ。今年の冬は、下の池はハチベエひとりでがんばってました。


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2013年2月。はっきり言って寒い。


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水に入ろかな


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寒いからやめとくか


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う〜ん


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でもやっぱり入ったろかいっ!


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ちゃぽん



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うう〜さぶっ


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ひょ〜っ


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くねくね


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ゴロゴロ


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ん?


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おおお!


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わすれとった!


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じゃぼじゃぼ


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ズーラシア名物のカワウソ渓流を遡上し、上の池へ向かうじいさま


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おーい!ジュウベエ!

向こうにいるせがれのジュウベエに、何か用があったらしい。




・・・というように、老いても真冬にちゃんと泳ぐ、立派なカワウソでした。まあユーラシアカワウソだから当然といえば当然なんだけど。ここまで、2013年2月の撮影です。



もう少し以前の写真も。

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ユイ(左)と。2011年4月。


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なにーっ?


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たまたま若く写りました。


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ぽわんぽわん


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何じゃこりゃ?


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実は羽虫に夕陽が当たってるのですが、怪しい輪っかに見えるのはレンズのせいです。



オチはありません。



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というわけで、じいさん長いことお疲れさま。あの世でユイが待っとるよ!


Trackback

松原ω | URL | 2013年07月25日 09:13
いい爺さんでした。さみしくなります。
西森 | 2013年07月26日 23:41
こんにちは。
海遊館の講演会でお話させて頂きました、ユーラシアカワウソの研究をしている者です。あの時はサインありがとうございました‼

ユイちゃんとハチベエ、どちらも私の研究対象個体で糞サンプルを貰ってたのですが、もう来ないと思うと本当に寂しいです…。天国で二頭仲良く暮らしていることを祈るばかりです。
jsato@otterhaus | 2013年07月27日 11:18
>松原さん
コメントありがとうございます。そうですねえ。ハチベエじいさんのヨタヨタ歩きが見れなくなってしまって、ほんとさみしいです。
jsato@otterhaus | 2013年07月27日 11:20

>西森さん
あ、実はその糞サンプル、見せてもらったことがあります!

先日は声をかけていただいてありがとうございました。何だかバタバタですいませんでした。ユイもハチベエも、西森さんの研究データに残ることができて、カワウソ研究の発展に寄与することができたんですね。

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Where captive otters live in Japan.

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Junichi SATO

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[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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