Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

カワウソ探索2@シンガポール

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フンとか巣とか、痕跡が見れたのでまあいいか、と思って、その翌日はJurong Bird Parkで鳥などを撮影しておりました。

実はシンガポールにはOtterWatchというカワウソファンのひとたちの集まりがあってですね、みなさんど迫力なカワウソ写真を撮っておられるのですが、その中でもすてきなカワウソ写真をいっぱい発表されているYagizaneoさんとは、以前からFlickrでつながっておりました。そしたらこの日、NUS(シンガポール国立大)のMaxさん経由で連絡が行き、急遽Yagizaneoさんが本日のカワウソ出現ポイントまで案内してくれることに。ありがとうございます。

OtterWatchの人たちは、入れ替わり立ち替わりカワウソをスポットしているので、「今どこにいるか情報」が日々共有されているらしい。そんなことができるのも都会カワウソならではですね。

この日、Yagizaneoさんとだんなさまに連れてきてもらったポイントは、カラン川の河口付近、もうマリーナ・ベイまですぐ、というような場所です。基本的にカワウソたちは市街地を流れるカラン川を伝って、前回のBishan-AMK Parkと、マリーナ・ベイを行ったり来たりしているらしい。


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いました!

「Bishan10」という名前が付いているファミリーです。現在、シンガポールには6〜7ファミリー、計50頭ほどが生息しているそうです。その中でも市街地に出現して有名になっているのが「Bishan10」と「Marina9」のふたつで、たまに抗争があったりするらしい。

OtterWatchと都会カワウソの概要については、現地紙Straits Timesの最近のこの記事 ↓ がわかりやすいです。

Mad about otters: Enthusiasts look out for charming animals, Lifestyle News & Top Stories - The Straits Times


ちょうど会議の期間中に出たBBCの記事 ↓ も貼っときます。

Singapore's celebrity urban otter family - BBC News



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おーい!


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おや、夕ご飯かい?


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見せびらかすやつ。

Bishan10はマリーナ・ベイ方向へ川を下りつつ、好き放題に魚を捕まえ、食べながら移動します。


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若ウソはときどき勢い余って上陸したりなんかする。


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こんな感じです。

OtterWatchの人とか、カワウソ会議参加の人とか、たぶん通りすがりのカメラおじさんとか。


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ぎゃうぎゃうぴーぴーぷはー(というように聞こえます)


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深いんだか浅いんだかよくわからない川です。


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はい、獲れました!


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大きなナマズですが、後ろからガブガブ行きます。


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また見せびらかすう。


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こんな大ナマズが苦もなく(ひょいっと捕まえています)獲れるってことは、この川は魚だらけなんだろうなあ。釣り禁止はたぶんものすごく効果的かと。


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うまそうなような、そうでもないような。


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こういう人々が、カワウソを追っていっしょに川を下っていきます。ほとんど障害物のない河岸は素晴らしい。放っておくとこうはならないわけで、しっかりと親水の構想に基づいて整備された公共空間なんですね。特に水辺が草地、ってところなどもう見事としか言いようがありません。今さらながらシンガポール、すごいな。


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おや今度はナマズじゃないやつですか。どんだけでかいんだw

だいたい、おとなウソが捕まえて、若ウソがねだって、でももらえない、という感じです。自分で獲りましょう。


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観光用の水陸両用船の通るスロープにさしかかります。ここでちょっと滞留します。OtterWatchの人がかなり接近してカメラを向けています。すごい!


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ぜんぜん気にしません。カワウソとキスできますよ、という話はあながち誇張ではなかったようです。キスしていいかどうかは別として。


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アヒルボートが通るよ!あぶないよ!


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いちおう警戒しているような? でも危険はそっちじゃないでしょ!


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このアヒルボート、ちょくちょく出入りがあります。カワウソも慣れてるんでしょうね。


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巨大アヒルがあっち行ったので、ナマズの解体ショー、再開。


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ん?

たまに目が合ったりするのもご愛嬌。本当に野生動物なのか君たちは!


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おお、いよいよファミリーで上陸か?


つづきます!
次回は陸上でゴロゴロ編。

Trackback

マキ | 評価 5 | 2016年08月03日 12:52
こんなに近くでも全然警戒しないんですね。
良いなぁ。私も通りすがりたいです!
続きも楽しみにしています(^-^)/
jsato@otterhaus | 2016年08月05日 00:23
ありがとうございます。
そうなんです^^;
あの「警戒しなさ」は何なんでしょう?

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

[動物園・水族館・生息地ごとの記事アーカイブ。カワウソ中心ですが、たまにほかの動物も出ます]

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
わたしの本も、ついでにいかがでしょう?


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おそらく日本初の、カワウソだけ写真集


ドボク・サミット
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みんなで作ったドボク本



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一家に一冊!世界初の水門写真集


Das Otterhaus 【カワウソ舎】