Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

帯広どうぶつ・がんばるシャンディさん

[ Continuing report of Obihiro Zoo. Some animals are suitable for this cold weather, and some are otherwise. ]

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おびひろ動物園のチャップマンシマウマ、シャンディさん。


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前回と前々回にご覧いただいた通り、


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お子様メープルくんがいるためにキリンは早く収容されてましたが、


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寒冷地超ベテランのシャンディさんは閉園まで営業です。


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「キリンいな〜い」というお客さんの身勝手な声をはねのけ、ひとりでキリン放飼場を守ります。


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寒い風景が似合うみなさん。


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こっちの方々はもっと似合います、というかこのぐらいが適温か。いや、0度前後だとむしろ暑いぐらいかも。

アザラシプール、昨年まで冬季は凍結対策で水を抜いてましたが、今年は循環ポンプを入れてもらったそうです。冬も泳げるようになってよかったね。


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誰か来たぞ!


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去年、釧路から来たヤマト。


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多摩出身のマオさん。


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いい感じで雪に埋もれています。

実はわたし、おびひろ動物園に何度か寄らせてもらってますが、冬季開園のときにしか来たことがありません。さすがに一度は雪のない状態を撮らせてもらわんといかんですなあ。


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そんなわけで、2日目。

前回ご覧いただいた通り、風が吹くと地表の雪が盛大に巻き上がります。



こういう天気だと、こちらのみなさんはむしろ盛り上がります。

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イコロ兄さん。


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アイラさん。


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も〜、何とも気持ちよさそう!


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54歳のナナさんも元気そうにしてました。


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営業時間は短いですけど。


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そして、今日のシャンディさん。


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キリン収容後、またひとりでがんばりなさい状態に。


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なんのなんの


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ひしょ〜っ!


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もうすぐ午後2時、閉園のお時間です。


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またね〜!


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そして最後は例の牛舎みたいなゾウ舎で、ナナさんと語る楽しいひととき。


帯広キリン・雪の中のメープルくん、その2

[ Second day at Obihiro Zoo. It was sunny day and not too low temperature. But sometimes strong wind occured and the powder snow on the ground was blown up. The giraffe mother and her son were accomodated immediately after cleaning of their room. So this is the thirty minuites heartwarming scene in the snow. ]

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おびひろ動物園の4月齢キリン、メープルくんのつづきです。翌日は基本的に晴天だったのですが・・・。


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おはようございまーす。


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今日の営業メンバーはリボンお母さん、メープル、シャンディの3頭だけらしいです。ムサシ父ちゃん、さぼりだな。


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なんか、粉がとんでくるよー


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だいじょうぶよ


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天気はいいのですが、そうです、たまに強い風が吹くんです。


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写真では寒そうに見えますが、実はそれほど気温は低くないです。


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ほんとに寒いときの帯広は、こんなもんじゃありません。


ほんとに寒いときはこう↓なります。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 帯広どうぶつ・キリンシロクマアジアゾウ



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ひゃあ!


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すぐ止みます。降った雪が風で巻き上げられるだけです。


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でも風に当たりたくないので、何となくここにいます。


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でもつまんないので、風の中、飛び出したり。


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すぐ止みますけどね。


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メープル、行くよっ!


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あー、走んなくていいの走んなくて!


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あぶないあぶない!


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キリンの通るところの地面はしっかり管理されていますが、やっぱり見ててはらはらしますねー。


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はい、ストーップ!


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とっとこ


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何やってんの? う○こ?


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はっぱほった〜!


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また風がびゅーびゅー


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目も開けてられません。


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すぐ止みますけど。


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ふぃ〜、はないきがしろいよ〜


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あれ? もうおわり?


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まだ11時半だけど、今日はもう入りなさい。


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リボン母さんは躊躇なく入ります。


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またね〜!


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シャンディは閉園まで営業でしょ?



この後、シマウマのシャンディはしっかり2時までがんばってました。えらいぞ!

帯広キリン・雪の中のメープルくん、その1

[ Reticulated giraffe calf named Maple plays in the snow at Obihiro Zoo. He was born in September last year and growing healthily. For keeping his health and safety, giraffe's outside exhibit was limited only for an hour. ]

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おびひろ動物園のメープルくん。2014年9月21日うまれ。撮影は2015年1月末です。


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メープルくん、生まれたらあっという間に冬になってしまったので、


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彼にとってはこんな雪景色が日常なのかもしれない。


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リボン母さんとムサシ父ちゃんも出てきました。

おびひろ動物園の冬季開園は土日の11時から午後2時までですが、メープルくんのいる今期、キリンを外に出すのはお昼までに制限しています。したがって撮影のチャンスは1時間しかありません。


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あ、メープルが駆け出した!


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あぶないあぶない!


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とまれ〜っ!


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駆け回りたい年頃なのでしょうけど、見ている方がひやひやします。


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とっとこ


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当然のことではありますが、まったく落ち着きがありません。


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カメラが気になりますが、他にお客さんいないのでこっちも目立ってるんだろな。


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すでに鉄なめ ↑



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で、やっぱり気になる。


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子キリンは毛が長いものですが、メープルも背中のあたりがそれはもう、もっふもふで。


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とてとて


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ふふふふふ


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あ!


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母ちゃん何食べてんの?


んなことやっていると、あっという間に1時間。


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ムサシ父ちゃん、すたすたとドアへ向かいます。


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開 け と く れ 〜



そんなすぐ開けてくれるか?


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あら、すぐ開きましたw


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またね〜!(明日も来るけどね)


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ん? ん?



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リボンにつづいてシマウマも獣舎に入ろうとしています。


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つまってます。


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追い越すよ


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お先に〜


シマウマは閉園まで営業なので、まだ入れません。がんばれシャンディ。


つづきます。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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Das Otterhaus 【カワウソ舎】