Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

スーパーアイドル、カエデちゃん・その1

[ Morioka Zoological Park is closed during winter every year. So they hold only two days special open program in the season. Despite little snow remains, visitors enjoyed animals' winter behavior this year too. Among other things, many otter fans gathered for this program. Because Morioka is the one of only two zoos where keep NARO in Japan. ]

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カナダカワウソ、カエデちゃん。
盛岡市動物公園の冬季臨時開園に行ってきました。冬は実に4年ぶりです。


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今年の盛岡は雪が少ないらしい。


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でも、白くなる動物たちは、しっかり白くなっています。


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こちらも顔だけ白くなってますよ。


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冬毛でもっふもふ♪


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放飼場に残る雪も、何かどろんどろんですね。


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はい、お待たせしましたカエデちゃんです。久しぶりです。


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ほりほりほりほり・・・


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つくづく冬の動物ですなあ。


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ところでカエデちゃんは今や、すっかり人気者です。うしろにはカメラの放列ができています。盛岡の冬季開園は、全国からカワウソファンが集結するイベントになっていました。すごいです!


参考まで、単なるアイドルだった頃のカエデちゃん(2012年)をどうぞ。
Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | 盛岡カワウソ・カエデはアイドル



というわけでスーパーアイドルのところが満員御礼状態なので、先に園内を一回りしてきます。

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にこにこマオちゃん。


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アフリカ動物のくせに見るからに冬毛になっているシタツンガ軍団。


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リンゴとユズ母ちゃん。


2年半も来ないと、いろいろ変化があります。いろいろ。



・・・



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さて、スーパーアイドルはごはんタイムです。冬は園の公式イベントでないところが残念ですが。


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こっちこっち〜


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はいどうぞ!


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ここで画面の後ろから、大量のシャッター連写音が降り注ぐと思ってください。記者会見とか、アイドル撮影会を思い浮かべていただければ、かなり近いです。


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秘技!スノースライディング!
別に秘技でも何でもなくて、カナダカワウソの習性ですが、ファンの皆さんから歓声が上がります。


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いきま〜す♪


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ずずず〜っ


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ずざ〜っ


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このように、ちょっとした距離でもおなかで滑るわけです。雪上や氷上を歩くのがめんどくさいからというのもあるんでしょうけど、半分は遊びなのではないかと考えられます。


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スーパーアイドルはすべてのカメラに目線が行くように気を使います(たぶん)。


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カエデちゃん、すっかり貫禄が出てきましたね!



エメン動物園の途中ですが、もう1回、つづきます。

ブライドープ動物園・その4

[ The final article of Diergaarde Blijdorp. Enjoy giraffe's dinner and their elaborate house! And finally, met Eurasian otter which is not appeared on the zoo's map. ]

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ブライドープ動物園、最終回です。


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夕方になって、爆発タマネギ型のキリン舎にキリンたちが戻ってきました。いや、正しく言うと、戻っていました、だな。


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でも扉はまだ開放されているので、とうぶん出入り自由です。


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さてこのキリン舎ですが、ある方から木造では?というご指摘がありましたが、たしかに木造のように見えます。


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しかも外壁が凝っていて、このように茅葺き屋根が壁になっているような処理がされています。万一、キリンが激突しても(するのか?)ケガしにくい!っていうのを狙ったわけではないと思いますが。


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お食事中。すでにオランダのお客さんがいっぱい貼り付いています。


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オランダのお客さんは滞留時間が長くて(それ自体はいいことですが、必ずしもみんなずっと動物を見ているわけじゃなくて、単にダベってるだけの人も多い)、なかなか撮影ができませんでした。ゾウ舎と同じく、ここももっと観覧スペースを広く取った方がよかった気がします。


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おーい!


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左から2番目のカゴはお子様用なのに、何だか大きいのもまじって食べてますね。

そういえば、「その1」で書き忘れてましたが、2015年生まれのお子が3頭もいます。うひょー!
http://www.diergaardeblijdorp.nl/dossiers/dieren/giraffe/


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床に枝が散乱してますが、このえさはどこに付けてたんだろう?


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ところで、さっきは外壁を見ていただきましたが、今度は内壁です。これも普通の材料ではありません。


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拡大してもわかりにくいのですが、おそらく竹だと思います。割ってフシの部分を削って平らにしたものを、何本もはぎ合わせて板材にしてあるものと思われます。この場合、竹にどんな効用があるのかは、わかりません。

ところで天井部分をちゃんと撮ってなくて申し訳ないのですが、「その1」で出てきたキリン舎の入口の写真をよーく見ると、全面採光になっている天井の構造は鋼材のようです。ひょっとすると木造に見えるのは壁だけで、中の構造は鉄骨なのかもしれません。


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爆発タマネギの両脇は、広いウッドデッキになっています。


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夕食後の散歩に出ましょうかね。


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ズグロウロコハタオリ。キリンのウッドデッキを下ったあたりに小さい展示がありました。


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その下にはジリスが。ケープアラゲジリス。ジリス多いなw


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ギニアエボシドリ。美し!


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というわけで、アフリカの小動物展示でした。




さて、もう閉園時間も近いのですが、最後に残ったアジアゾーンを可能な限り回ってみます。

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あれ、何かとんでもないところで、知り合いに会ったような気がします。


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あら、この池は!


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しっぽが!


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何だあ、いたんだ!
黒ムギュのユーラシアです。


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なにしろ、カワウソはいただいた園内マップに載ってないのですよ。そりゃないよね〜。


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ごめんねー。
また来いってことかいw



次回からは、アントワープ動物園。お楽しみに!

ブライドープ動物園・その1

[ Diergaarde Blijdorp is a zoo with a long and distinguished history in Rotterdam. Managed to visit there on last month. ]

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オランダ、ロッテルダムのブライドープ動物園のケープハイラックスベビー。撮影は先月。


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ここのハイラックス展示(室内)は、かなり広いです。


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ところどころに黒っぽいのが落ちてるのが見えますか?


よく見りゃハイラックスです。

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子育て中だ。

Rock hylaxとあったので見たことないやつかと思ったら、Procavia capensis、カペンシスって付いたらケープなんですね。カワウソと同じだ。


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同じエリアの小展示には、こんなのも。Black and rufous elephant shrew (Rhynchocyon petersi)。シュリューといってもトガリネズミではなく、ハネジネズミ科なのだそうです。和名はなさそう。



初手からなかなか攻めてきますねー、ブライドープ。



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さて、これが動物園の入口。立体マークのキリンに注目。

園の規模の割にゲートが小さいようですが、こちらはロッテルダム中央駅側に残された旧入口のような扱いになってます。現在のメインの入口は、敷地の反対側に駐車場完備のでっかいやつが作られています。


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芝生のきれいなオグロワラビー展示。


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ん?


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あら寄ってきたw




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オカピ展示は、まず室内放飼場から入ります。


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建物は割と低予算な感じ(失礼!)ですが、広さは結構あります。


屋外放飼場に回ります。

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おーい、出てきなよ!


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出ようかな?


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やっぱりやめとこか。


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えいっ!


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ふふふ。

オカピの展示パートナーはホオジロカンムリヅル。




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キリン舎入口。


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まだ日中なのでみんな外に出ています。


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キリンの亜種表示はありませんが、見るからにアミメ。クーズーとチャップマンズゼブラが一緒に出されています。


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お子様キリンズもいますね。


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引いて見たキリン舎。爆発したタマネギみたいな不思議な形をしています。




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こちらがリビエラホール。いかにも由緒ありげな建物。


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中はこんな感じ。BIOTOPIAという展示になってます。


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ここのゴリラ展示は室内の出店みたいなもので、外に広大なゴリラ放飼場があります。



その2へつづく。

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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カワウソ本とカワウソグッズの密林セレクトショップ♪

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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ぼく、およげないの
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ニホンカワウソ―絶滅に学ぶ保全生物学
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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・・・
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ドボク・サミット
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Das Otterhaus 【カワウソ舎】