Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

とべカワウソ・お菓子兄弟とオッターカー

[ Young male ASCOs at Tobe Zoological Park of Ehime Prefecture. They are exhibited separately from their parents and younger siblings. ]

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ラスク、2013年生まれ。愛媛県立とべ動物園のコツメカワウソがつづきます。


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タルト、チョコ丸、ラスクの3兄弟は、レッサーパンダ側のサブ放飼場にいます。はじめから仕切られるように作られているので、設計思想どおりの展示になりました。


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ラスク。


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その左がタルト。


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で、チョコ丸。


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楽しく語らいながら食べているように見えますが、写真がそんなふうに撮れてしまうだけで、実際はただひたすら食べてるだけです。


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オラン様が綱渡りすると、


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もうすぐお昼になります。


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そわそわそわ。
左からチョコ丸、タルト、ラスク。


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ラスクはまだちょっと小さめか。


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すっかりおっさんになったチョコ兄タル兄。


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ほっといて。


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お、ごはんかな?



ふたたびメインのマサピ展示と子どもたちの方に戻ります。

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あ、ごはんだー!


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いや、こっちだー!


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子どもたちを押さえて、マサピがセンターw


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こっちこっち〜!


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マサピは真剣に催促顔。


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きたあ〜。


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なんだカリカリかぁ(←文句を言ってはいけません)。


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いい感じにふやけてきました。


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食べながら営業、と。



・・・



ところで、こども動物センター入口にこんなものが!

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オッターカーの屋根上にいた、ニホンカワウソのハリボテちゃんです。

現役時代、というか車についてた時代はこんな↓でしたが、
夏とべ、その2・ベビうそ寝たのでベビゾウさんへ

ついに廃車になっちゃたのでしょうかオッターカー(正しくは移動動物園車)。


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第二の人生はここで。


  • Posted by jsato
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釧路シロクマ・釧路キリン、あとオランとか

[ One more report of Kushiro Zoo. At present, they have three Polar bears. The mating season is coming but this pair doesn't seem to success. And the young bear named Milk has just moved here from Oga Aquarium. She is in sub enclosure to be trained to new environment now. And this giraffe is also a newcomer. ]

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釧路市動物園、1か月ほど前の撮影です。エゾジカどアップ。


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ユキオとツヨシ。ちょうど前日ぐらいから発情に入ったところ、らしいんだけど・・・


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ちょっとその前に、隣のサブ展示場に来ているミルクの様子を見てみましょう。


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クルミの娘で、1月に男鹿水族館から移動してきたばかりのミルクですが、予想より大きくなってました。


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移動直後の個体はあえて公開給餌(パクパクタイム)をやって、遊びと馴らしをするのだそうです。


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前足が出てますね。


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もう空っぽ。


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ちょいちょい。


そういえば昨年夏の、ミルクの男鹿時代の写真をまだアップしていませんでした。そのうち上げます。今さらだけど。




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で、ユキオとツヨシですが、


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どうもツヨシちゃんがまったくその気になってないようでした。こりゃダメかー。





さて、長らくキリンがいなかった釧路ズーですが、チャイルズエンジェルという「60〜70代を中心とした女性」のみなさまが募金活動(すんごい金額になった)を行い、それがきっかけとなって、お隣のおびひろ動物園からスカイが移動して、去年の10月から公開されているのはみなさんご存知と思います。

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おー、いるねえ!
フェンスの上が曲線なのは、キリン仕様?


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放飼場はちゃんと除雪されているので安心ですね。


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リボンの息子なのでツノ毛がぼわ〜、かと思ったらそうでもないな。


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バックが透けて見える扉も、キリン仕様でいいですね。


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キリンもよく雪を、


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食べるんだよねー。


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トナカイってなかなか撮りにくいような気がします。あまり顔を上げないからだろうか。


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エゾジカは飼育でも野生でも結構、カメラ目線。


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白いおしりのでっかいシカ。


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やっぱりワピチはかっこいいなあ。


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類人猿舎の室内展示を覗きましょうか。

中途半端に雪が解けてて歩きやすいように見えるかもしれませんが、基本的に雪のないところの半分ぐらいは凍結しております。


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ひなちゃん。さすがに2年ぶりだと大きくなったことがわかる、って当たり前だけど。


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で、ロリー母さんはふたたび子育て中でした。


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1月15日うまれ、おんなのこ。元気そうですね。名前はまだないのかな。


  • Posted by jsato
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キリンとホッキョクグマ@シンガポール動物園

[ Continuing report of Singapore Zoo. I wondered that Angolan giraffe and Rothschild giraffe lived together. And let's check their new exhibit called Frozen Tundra out. ]

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シンガポール動物園のつづきです。今回はカワウソ以外の動物たちを見てみましょう。


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シンガポール動物園のキリンは、アミメではなくてアンゴラキリンです。アンゴラキリンは、以前ドルトムントでお会いしました。

Das Otterhaus 【カワウソ舎】 | アンゴラキリン・ドルトムント動物園

そうだ、地が茶色っぽくて模様のコントラストが低いキリンだった。


ところが、

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何と! おんなじところにロスチャイルドキリンもいます。ロスチャイルドは足が白くて模様もはっきりしてます。


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メス2頭がアンゴラで、オス1頭がロスチャイルドなんだけど。


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うーん、なかよしです。


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つまり、このままでは混ざっちゃうってことなんですけど、ほんとにいいのかな?


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シロサイ親子。


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左がクーズー、右がニアラ。


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いいクーズーっぷりです。


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もちろんチーターです。


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そりゃあシンガポールですから、オランはいっぱいいます。


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練習中。


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よっしゃあ、つぎ行くでえ!


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気が付くとそこいらじゅうの木の上にオランがいた。


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かと思うと、こんな展示ができていました。フローズンツンドラ、ホッキョクグマにクズリにタヌキ!

8年前にはじめて来たとき、熱帯の植物の中にホッキョクグマが普通にいて驚いたのですが、その展示がぐっとアップグレードした模様。


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うわ!広いプール!


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イヌーカくん登場。


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元気ですね。


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でもやっぱり熱帯にいると毛が薄くなるんだろうか。


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♪〜


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あいかわらずの人気者です。

ところで、8年前に見たその旧ホッキョクグマ展示場ですが、やはり問題視(ホッキョクグマには暑すぎで、シンガポール生まれのイヌーカにとってすらも過酷だろう的な)されていたようで、寒冷地の動物園に移動させるのさせないのという議論があったりしたのち、2010年から寒冷地動物展示施設であるフローズンツンドラを建設することになって、それがこの2013年6月にオープンしたのだという。

Inuka - Wikipedia, the free encyclopedia

上の記述によると、当初はリバーサファリ内の展示と発表されていたようです。そうか、だからリバーサファリの側(イヌーカのプールは動物園とリバーサファリの境界に面している)からもちょっとだけプールが覗けるようになっていたのか。


で、そのフローズンツンドラの他の展示動物であるタヌキですが、

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涼しい室内展示場でお昼寝中Zzz。


で、実はこのタヌキも一筋縄では行きませんようで。


このタヌキ、旭山動物園から贈られたことになっています。しかし、旭山のエゾタヌキではシンガポールでは暑くて飼育しにくいだろう的な判断があったらしく、なぜか久留米市鳥類センターで保護されていたホンドタヌキが代わりに送られたのだそうです。

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久留米市鳥類センターに掲示されていた新聞記事。


でも、シンガポール側ではタヌキとクズリに冷え冷え〜の室内展示場を用意していたのでした。だったら、そのまま旭山のエゾタヌキでもよかったのでは?


で、上の新聞記事では、タヌキは熱帯では珍獣扱い、とありますが、たしかに今まで空調完備のタヌキ室内展示場なんて見たこともないので、パンダ並みとはいかなくても、かなりの貴重動物扱いになってることはたしか。


ところでわたしの大好きなクズリは、奥でずっと寝てたため撮れてません。残念でした。


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シンガポール動物園、あと1回分あります。コツメのフィーディングタイムとか!



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おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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・・・
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