Das Otterhaus 【カワウソ舎】

生きることは、見ること。写真作家・佐藤淳一が動物園水族館と生息地を訪ねます。カワウソがいてもいなくてもひたすら訪ねます。

神戸アトアカワウソ

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神戸に昨年できた劇場型アクアリウム atoa(アトア)、カワウソがいるというので見に行って来ました。

カワウソがいるところならどこでも必ず見に行く、というのはもう若い皆さんにお任せするようになってしまって久しいです。おそらく普通だったらパスするところですが、神戸といえばあの王国さんのカワウソ新展示が今年の7月に国内最大規模で爆誕。今回それを見に来たついでのアトアさんですごめんなさい。


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神戸新港町の神戸ポートミュージアムというところにあります。入り口周辺にはいわゆる水族館を感じさせるものは一切ありません。


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こっちが正面ゲートかな。建築はかなりかっちょいい系。


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「カワウソ、カピバラ、ペンギンは4階で暮らしています」おおお!


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日本最大規模の球体水槽だそうです。積極的に見たいかどうかは別として、エンタテインメントとしてはクオリティ高いです。


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あらゆる展示に手数とお金が掛かってます。


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和で攻めた展示。プロジェクションマッピングだと思ったら本物だった、という認識の転倒が起こる場所。


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4階(屋上)に出たらちょっとほっとしました。ま、天気もよかったしね。

自分の中では人工的な演出と生物という組み合わせはどうもピンと来なかった。でもそれを求めている人があるのであれば、やってみる価値はあるのかも。


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ということで、ここがカワウソ展示のようです。ここ4階には映像系の演出はないので安心してくださいw

右のプールは・・・カピバラ用です。

カワウソがいるのは、左のガラスで仕切られた喫煙ブースみたいな場所です。うーん、もうちょっと広くしてもいいんじゃないかと思うよ。今やグッズの売り上げは圧倒的にカワウソの方が多いでしょ。


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で、いい時間なんで当然のように寝てますわな。


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この個体はオスの「げんげん」とメスの「お浜」とのことです。桂浜の出身。

桂浜水族館(高知県)よりコツメカワウソとフンボルトペンギンを迎え入れます|アトア News|【公式】アトア atoa(神戸)



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カワウソの顔を説明するのに「カワウソ顔」って書いてあるw
こういう表現をリカーシヴ(再帰的)って言いますね。


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寝てますよー


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立派なひじの触毛。


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あれ、起こしちゃってごめんね。


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もぞもぞ


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この子はどっちかな?

オチがなくてごめんね〜


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アトア名物のアバター(アトアチャッター)。ニホンカワウソのお景(きょう)さん。

  • Posted by jsato
  • 16:51 | Edit

しな水カワウソ・その2

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しながわ水族館のコツメカワウソ、ニコ(左)とシュラ(右)。つづきです。


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なんだなんだ〜


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ときどき天から神の手が伸びてきて、食べ物をくれたり、


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ターゲットトレーニングをしてくれます。

で、このコツメワールドが緑色なのは、もちろん照明によるものです。

一般に水族館の水槽の照明ってクセのある光源が多いですよね。主に明るさの効率と、水槽内の動植物への影響を考慮してセレクトされているわけです。肉眼ではそれほどクセを感じないのは人間の目のフレキシビリティのたまものですが、写真装置はそのあたりのフレキシビリティが足らないので、写真に写すと色が変、ということがしばしばあります。

中でもメタルハライドというランプは独特の色合いになってしまうので悩まされたもんですが、最近ではこれが高出力のLEDに置き換わりつつあるようです。こちらのコツメ水槽も最新のLEDだそうです。

ではそのLEDの光が緑色に写っちゃうのか、というと必ずしもそうではないようです。最新のフルスペクトルLEDという光源は可能な限り可視光線のすべての波長の光を含むように作ってあります。蛍光灯のように特定の波長が強く出ているために緑色に写る、ということは基本的にはないはず。

ということは、天井を覆うプラスチックの葉っぱを通った光が緑なんでしょうかね。フルスペクトルLEDは演色性が高いので、緑色がより鮮やかに写ってしまうのかも?


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で、とにかくこういう場合は写真を補正する必要があるわけですが、ここでちょっと注意が必要です。緑色を消すためにはその補色であるマゼンタ(赤紫)を足していくという補正をするんですが、緑を完全に消すまで補正すると、カワウソの毛皮がありえない色(紫色)になっちゃいます。

つまり毛皮の色を自然な状態にするところで補正を止めると、どうしてもこの緑色は残ってしまうのです。

さらに、上の写真のように水槽の外(別の白熱系の光源?)も写っていると、完璧な補正はかなりの手間になります。部分的にホワイトバランスを変える、という処理はできればやりたくないものです。こういうのはAIがやってくれるなら任せたい。


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ドアが開きました。


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出たり入ったり。奥行きはあまりないみたいですね。


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ぷかぷかニコちゃん。


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奥のくつろぎスペースには、


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しな水トレーナーみたいなのが落ちてまして、


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主にシュラがもぐって遊んでました。


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出たり、


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入ったり。


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ふがふが・・・


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ん?


・・・



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「カワウソえさやり体験」の時間になりました。もちろん大人気です。


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ここで水槽の側面の上部にある、謎の小型ドア(右のやつ)が活躍します。時間になるとここへ写真のように、アクリルパイプがセットされます。ちなみに左のアクリルの丸いやつはカワウソ出窓。カワウソの気が向いた時に階段で上がってくるそうです。


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で、そのままだとえさ(小さい切り身?)が下に落ちないので、その中に水が流れるように工夫されています。これはすごい!


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こうやって祈っていると・・・


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・・・出ませんね。まだ信心が足りない。


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まだか〜っ


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えさ入れるのにもコツがいるみたいですね。


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出た出た〜♡


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いただき〜

コツメカワウソの習性を見せるためのいろいろと細かい工夫のある、水族館ならではの展示と思いました。まだ見に行ってないみなさんもぜひ!


  • Posted by jsato
  • 22:28 | Edit

しな水カワウソ・その1

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しながわ水族館のコツメカワウソ、シュラ(左)とニコ(右)。今年(2021年)7月にサンシャイン水族館から引っ越してきたとのことで、様子を見に出かけました。


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すいません、こちらお初でございます。日本は水族館がいっぱいあるので、近くでも行ったことのないところがまだまだありますね。


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おおお、いきなりコツメ推しで来ましたよ!
開館30周年でコツメ展示開始、ということのようです。何はともあれ、おめでとうございます。


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コツメ展示は地下にあります。以前は魚が住んでいた立派な水槽です。


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というわけなので、とにかくアクリルの厚さが半端じゃないっすね。コツメ用にはオーバースペックですが転用なのでこれはまあ仕方がない。


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お〜い、って寝てるよね普通w


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あ、起きた。


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ふああああああああ


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ん〜


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あんただれ

これはシュラの方です。


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こっちがニコ。


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まあ最初は警戒される、と。


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シュラが橋を渡ってきましたが、


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途中で座り込んだのでニコが先に行けない、の図。


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橋の上が渋滞すると、なしくずし的にコツメ撮影会になるのであった。


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ここ、場所がむちゃくちゃいいので(地下に降りてきたお客さんがまず最初に通りかかる場所にあります)、カワウソがこんな状態だと大人気スポットになります。そういえばこのちょい密な感覚って久々だわ〜。


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ええっとですね、水槽が立派なのは強度の点から悪くないのですが、実はアクリルの分厚さには副作用がありましてですね。場所によっては写真が歪んだりピントが合わなかったりします。いい場所を選んで撮ってください。


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シュラの肩にはハゲ(失礼!)があるんです。


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この2頭の見分け方ですが、書く必要もないほど違う顔(あと年齢も)なので、みなさんもうわかりますよね?


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では練習問題です。


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これはわかりにくいかな。


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これも真横なのでわかりにくですが、肩のハゲでシュラと判別してください。


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なんだかコツメワールドが緑色だな〜ということに気づかれた方もいらっしゃると思いますが、それについては次回書こうかと。

その2につづく。


  • Posted by jsato
  • 00:15 | Edit

おやすみ前にこの一冊・・・
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東京書籍刊『カワウソ』をお買い上げくださいましてありがとうございます。おかげさまで何と4刷!

「カワウソなび」の最新情報はこちらをどうぞ↓


Where captive otters live in Japan.

 Otter holding facilities in Japan

動物園・水族館・生息地

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Junichi SATO

self portrait

[佐藤淳一]1963年生まれ。土木構造物と動物という、かけ離れた領域を行き来するあまり類を見ない写真作家。上の写真はベルリン地下鉄の駅の壁に貼ってあった「ハンケンスビュッテルかわうそセンター」のポスターを撮ったもの(2005年)。意図せず自分も写り込んでしまったので、公式セルフポートレートに認定。光学的にカワウソと一体化しています。

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かわうそ3きょうだいのふゆのあさ (えほんひろば)
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Otters: Ecology, Behaviour And Conservation (Oxford Biology)
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カワウソと暮らす (富山房百科文庫 (34))
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The Ring of Bright Water Trilogy: Ring of Bright Water, The Rocks Remain, Raven Seek Thy Brother
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椋鳩十全集〈20〉カワウソの海
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ガンバとカワウソの冒険 (岩波少年文庫)
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河合雅雄の動物記〈2〉カワウソ流氷の旅
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